NISHISAITAMA PROJECT

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路面電車と路線バスで湯来温泉へ

広大な面積を誇る広島市には温泉街を形成している湯来温泉があります。ちょっと温泉に行ってみたい気分になったので、ふらっと行ってみる事にしました。

1週間前に雪も降った広島の山間部。市内から30km程度で行ける温泉にスタッドレスを装着したレンタカーで向かうとオプション代で割高になってしまうし、温泉後にはすぐビールを頂きたいよな!っと思ったので、今回は公共交通機関を活用してみることに。

 

まずは広島市内から湯来温泉行きのバスが出ている五日市駅に向かいます。



広島駅から五日市へ行くならJRの方がずっと速く(JRが15分、広電が50分)、運賃は同じ240円なので通常ならば迷わずJRを選択するところを、あえて広電で行ってみました。

けち臭い話をすると、PASPYを使うと1割引になり、乗り継ぎ先のバスで20円引きになるってのもあったのですが、そもそも広島に住んでいる人だと、場所によってはJRが不便だというのもあったりなかったり。



五日市駅から広電バスに乗り換えです。平日と休日でダイヤが異なるので要注意ですよ! というのも、平日ダイヤを見ていたため、危ういところだったという。

・・・



五日市市街地を抜け、魚切ダムの横を通るとそこはもう長閑な山村風景が広がっています。このままこの風景が続くと思いきや・・・



!?



山の中に登場する、突然のニュータウン



これは杉並台団地と呼ばれるニュータウンで、市街地からそこそこ離れた山の中に作られた大きな造成地です。どうみても限界ニュータウン・・・



とはいえ五日市駅からバスで40分、広島駅からも乗り継ぎさえよければ1時間ちょっとで行けるし、マイカーでも1時間かからずに広島の都心部に行けると考えれば、まだマシなのかもしれません。

ここで途中下車して限界ニュータウン巡りをしてみたくなりつつも、このバスを逃すと次は1時間半後なので、引き続きバスに乗って終点を目指します。

杉並台のニュータウンを抜けると、以前の山村風景に逆戻りし、ちょっとした峠を越えて太田川支流の水内(みのち)川が見えてくれば、湯来温泉はすぐそこです。



広島の奥座敷 湯来温泉

ちなみにバスはここからもう少し奥にある湯来ロッジまで向かいますが、湯来温泉の温泉街は、ロッジの手前から形成されています。

このまま、目当ての湯来ロッジにある温泉に入浴しても、帰りのバスが出るまで2時間以上もあったので、温泉街を少し散歩してみました。



猿だ!



かつては温泉旅館が建ち並び、その旅館の宿泊客のための飲食店や遊技場などがあったようにも見える温泉街。そのほとんどは廃墟となっていて、歩道の脇にある足湯も干上がってました。実際に湯来温泉として経営している一般向けの宿泊施設は、この一番奥にある河鹿荘と、これから向かう湯来ロッジぐらいかと思われます。

身体も冷え切ってきたので、湯来ロッジの温泉に向かいましょう。

 

yuki-lodge.jp


外観も内装も綺麗で、お風呂もそこそこ広く、露天風呂やサウナもあったので申し分ありません。1回の入浴料は570円という値段もお手頃価格です(880円ほどだせば、1日に何度も入り直せる)。

温泉の泉質は単純弱放射能泉で、少しつるっとした感じでした。お湯のぬるすぎず、熱すぎずといった具合で長湯するにはちょうど良かったですね。願わくば、露天風呂から雪景色が眺められれば最高でしたが、これは今年は暖冬なのでそこまで期待したら罰が当たります。

・・・

そして風呂上がりといえばこれ!



この1本のために、電車とバスでやってきたのですよ!

と、熱くなった身体をビールでクールダウンさせつつ、広島の自宅へと戻ったのでした。

ところで、湯来温泉滞在中に時間があったので、路線バスについて調べてみたら、五日市から向かう路線バスや送迎バスの他、湯来温泉と旧・可部線の水内駅を結ぶ路線バスがあるようです。これと可部線代替バスを使えば、行きと帰りで異なるルートで湯来温泉を訪問する事ができそうなので、次回はこれを使ってみるのも面白そうです・・・ただ、この旧湯来町内を走行するささき観光の路線バス、情報が全くないので(Wikipediaの情報も古くてあてにならない)、これを使いこなすには至難の業の予感!

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