NISHISAITAMA PROJECT

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クリスマスは吹雪の北東北へ

新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い申し上げます。

 

ということで、昨年末の旅行日記がまだ2本残っていたので、そのうちの一つをかるく書いておきますね。

 

昨年末の12/24というかクリスマスイブ、世間一般では3連休だったので、クリスマス気分など無視して、ちょいと(現地の人には申し訳ないですが)クリスマスとは無関係そうな、東北の北の方へ行ってきました。

 

しかも、ちょうど同時期に大学時代の友人もとい、温泉友達の友人が似たようなことを考えていたので、一緒に行くことにしましたよ、ええ、男二人旅です。渋すぎだろ。

 

今回の旅のスタートは上野駅。ここから夜行列車に乗って青森を目指します。

 

 

寝台特急あけぼの号。人生で2度目の乗車ですよ。

 

実はこの3連休は、クリスマス寒波なるすさまじい寒波が大手を振って日本列島にやってきていたため日本海側は大荒れの天候で、この寝台特急も走るかどうかわからなかったのですが(前日発は運休だった)、とりあえず動いてくれたようで一安心。大幅な遅れを覚悟しつつ、出発です。

 

寝台ベッドに腰掛けつつ軽く酒を飲んでこの日は就寝。

 

・・・

 

24日の朝。普段ならあけぼの号は秋田の駅で長時間停車するので、秋田駅で駅弁を買うことができるのです。しかし、この日は予想通りの強風の影響でダイヤが大幅に乱れており、秋田駅の停車時間はほとんど無し・・・なので、駅弁を入手することもできずにそのまま出発。

 

・・・

 

実を言うと、一番最初に考えていた予定では、秋田で降りて男鹿半島へ向かい、イブの夜をなまはげと過ごすなる素敵イベントを考えていたところ、日本海側が大荒れという情報をえていたので男鹿半島はあきらめ、さらに北の青森を目指すことにしました。

 

ただ、その青森もどこへ行くかよく考えていなかったので寝台ベッドで寝っ転がりながらあれこれ考えているうちに、気がつけば終点の青森駅に1時間半弱の遅れで到着。この遅れが、あとあとの悲劇を生むわけですけども、そんなことに気づくわけもなく(伏線)

 

 

青森寒すぎクソワロタ。

 

駅に併設されていたお食事処で、朝・昼飯を頂きました。

 

 

ほっけがうまい! うますぎる!

 

ここまでやってきたなら、3月に廃止になってしまう十和田観光電鉄に乗るしかないね! と俺が思ったので、鉄道には全く無関心の友人を無視して、むりやり三沢駅へ。

 

 

青い森鉄道

 

新幹線が開通する前は、野辺地や三沢へ特急で行けたから便利だったのに、いまでは在来線、しかも各停の三セクの私鉄でないとアクセスできないとか不便だなぁ。せめて、以前の特急レベルの車種もいくらか走らせて欲しいところ。現実問題、需要はあるとは思うんだけどなぁ。

 

・・・

 

浅虫温泉付近で減速したものの、5分遅れほどで目的の三沢に到着。

 

さっそく十鉄・・・の前に、ここに来たら立ち寄っておきたい温泉、古牧温泉にお立ち寄り。1年半ぶり。

 

 

駅から近いし、湯質も良いのでまた来たい。とはいえもう、ピンポイントで三沢に来るような用事はないよな・・・

 

ではでは、温泉で暖まったところで十和田観光電鉄に乗りましょう。これに乗るのも古牧温泉同様1年半ぶり。

 

 

この渋さ、なくしてしまうのは惜しいよな。

 

 

鉄道自体はわりと普通。

 

では出発!

 

・・・

 

ゆっくり青森の大地を走ること25分ほどの乗車で終点の十和田市駅に到着。惜しいけど、もう十鉄に乗ることはないだろうなぁ・・・

 

 

気を取り直して・・・ここで俺の脳内マップによると、バスで十和田市から十和田湖に抜けることができ、さらに十和田湖から秋田県鹿角市にある十和田南駅へと行くことができるとのことなのでバスを探しますか。

 

というのも今回の宿が十和田南駅の近くにある大湯温泉に取ってあるので、そこへ向かわないといけないのです。で、最寄り駅が十和田南駅で、ここが十和田市駅、途中に十和田湖があるならすぐじゃね? なんて軽い気持ちで十鉄バス(だったかな)の営業所に行って、十和田湖方面へのバスについて調べたところ・・・

 

営業所のおばさん「もう、バスないですよ」

 

マジかwwwwwwww やっぱ素直に秋田で降りておくべきだったwwwwwww

 

営業所のおばさんと俺が必死になって調べたところ、午後3時の時点で十和田南へ行く手段としては、こんなルートになることが判明しました。

 

1.バスor電車で八戸まで行って新幹線で新青森まで行き、JRで大きくまわって十和田南

2.八戸から好摩経由で十和田南

3.十鉄バス十和田湖温泉郷へ行き、JRバスで休屋まで行く、あとはタクシーか何かで移動

4.最初からタクシーで直行!!

 

強風&大雪の影響を考えると2は無理だろう。1は現実味があるけど到着予定が9時をまわってしまう・・・3は地図上では最短ルートではあるけれど、休屋というところから先がどうなるかわからんww

 

うーむ・・・あ、そういえば今回は2人旅行だし、「4.タクシー」ってありじゃね? 地図上ではそこまで離れていないから、試しにタクシーでどれだけかかるか試算してみようじゃあないですか!

 

さっそく地元の十鉄タクシーに電話して、十和田市駅から十和田南駅までタクシーを使うといくらかかるか聞いてみたところ・・・5分ぐらい待たされたあげく

 

「2万2千円ぐらいですかねー」

 

さすがに高いwwww でも、一人頭1万円なら背に腹は替えられない、それにタクシーを使うことで、鉄道やバスの旅では味わうことのできない景色や、運転手さんからの地元ならではの面白い話も聞けるんじゃないか! と思ったので、思い切って・・・

 

 

タクシー!

 

運転手さん曰く「休屋(十和田市寄りの十和田湖畔の集落)から先は行ったことないからわからんなー」と、バリバリの南部弁訛り(?)で語られましたが、タクシー会社と無線のやりとりをしてなんとか先へ。

 

 

奥入瀬渓谷沿いはもう雪が積もりまくりで大変。

 

 

初めての十和田湖! でも、外は吹雪で湖と言うよりまるで日本海wwww

実際、運転手さんも「こんなの、年に何回もないよ」と言っていたので、普段はもっと穏やかなんだろうなぁ。

 

・・・

 

途中で道に迷いつつも、無事に発荷峠を越えて大湯温泉に予定時刻に到着。料金は2万円弱だったところ、ちょいと交渉して18000円となり交渉成立。というか、このブリザードの中、青森の人を秋田の山の中まで連れてきたんだからもっと上乗せしても良かったと思いつつも、こちらも想定外の出費だったのでこの辺で許してくださいww

 

・・・

 

そんでもって、宿泊したのが大湯温泉の千葉旅館という旅館なんですが、予想以上の高級旅館的な対応されまくりで、普段は安いビジネスホテルにしか泊まっていない俺には難易度高すぎだったぜ!

 

部屋から見た庭園。

 

 

雪がすごくてなんだかわからんwww

 

でも、温泉の露天風呂から見える雪の庭園は良かったですね。時間帯なのかシーズン外だからなのか、温泉もほぼ貸し切り状態だったし、これはいいな。

 

ちと問題点を挙げるとすると、夕食の料理。

 

 

料理は美味いんだけど、量が多すぎるwww

一通り食べた後に、きりたんぽ鍋とケーキが2つにフルーツとか、おいおい、3人前ぐらいあるだろwwww ってな感じでした。なんとか完食できたけど、この半分ぐらいの量で、よりいっそう高級食材使ってくれた方が良かったかもしれない。いや、これでも十分大満足なので特に不満は無いですよ!

 

と、そんな感じでイブの夜は大量の夕食と共に終わったのでした。

 

続け。

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