愛知県の知多半島には、知多娘という知多半島をPRする娘さんがいるのですが、その知多娘のイベントが27日の土曜日に開催されていたので、ちょいと参加してきました。その名も「萌える日本酒講座」
どういうイベントかというと、知多娘の一人で半田市をPRする半田酔子と一緒に日本酒の飲み方講座を受けようというもの。いったいどんなイベントになるんだろうと思っていたのですが、意外なところでなかなか楽しいイベントでございました。
会場はここ、国盛酒造。
こうしてみると、きわめて普通の酒蔵ですね。いや、本当に普通の酒蔵で、酒の文化館として公開している内部も、おおかた想定通りの感じなのですが、何を血迷ったのか、ここで知多娘のイベントを開催したのですよ。なにがあったのwww
時間となりイベント開始。
いきなり知多娘の中の人が勢揃いし、イベント概要の説明と自己紹介。もともと知多娘など、ホームページで紹介されていた内容程度しかしらなかったので、このノリについていけるかどうか不安になりつつも、今回のメインの内容である、日本酒の飲み方講座になってからは、この酒蔵の代表のおじさんが出てきて、そもそも日本酒とは何かという歴史や、明治初期まで日本にあった華道、書道、に次ぐ「酒道」についての解説が続き、日本酒好きな俺にとってはなんという俺得講座!
持参したノートに6ページにもわたり、貴重なお話をメモってきました。これは、日本酒を飲む上で知っておくべきお話でしょう。ここでのお話の内容は、知多娘関係なしに、普段も聞くことができるようなので、興味があればぜひどうぞ。
一通り講義が終わったところで、酒蔵に来たらこれ、日本酒飲み比べコーナー。
ここで提供されたお酒は、今回の講座のためだけに用意された、搾りたての生酒のようなお酒(なので、酒税法に関わる最低限の情報しかなく、そもそも酒に名前がない)、普通にお店で購入したら1本万単位するであろう純米大吟醸酒、そして、一般的に飲まれているお酒の3種類の日本酒、さらに、梅酒を2つと、甘酒を3種類も用意して頂きました。
日本酒の方は、こんな良い酒をこんなイベントに提供しちゃって良いの!? ってなぐらい良いお酒でしたが、ここで俺があえて推したいのはこれ、甘酒。
昔から俺、甘酒ってのはどうも苦手で、いつも鼻をつまんで飲んでいたのですが、ここの甘酒は全然違うんですね。これは普通に美味しい。なんでだろう。
だからまあ、今までの俺は間違った甘酒を飲んでいたんでしょうねぇ。うーむ、これでまた、みんなが飲んでる甘酒が飲めなくなったようなww
・・・
お酒が回ったところで最後のコーナー。何をやるのかというと、グループに分かれてグループワーク・・・って、なにその就活ww
お題は「若者にもっと日本酒を知って貰うためには」だったかな。ようは、最近の若者に対して、どうすれば日本酒を売り込むことができるかという、わりと社会的なコーナー。ブレインストーミング形式のような感じで意見を出しあって、まとめた話をそのグループに一人付いた知多娘の一人が発表するという物。
俺はかねてから、若者の日本酒離れ(酒蔵の叔父さん曰く、「若者の日本酒離れではなく、そもそも若者が日本酒をしらない」)については思うことがあったので、いろいろ語ることができたけど、これは難しい問題だねぇ。
個人的には学生が飲むようなお酒って安物が多いから、最初の段階で安酒のまずさを覚えてしまって日本酒を敬遠してしまうからだと思っているんだけど、それ以外に出た意見としては、CMやラベルが若い人向きじゃないとか、飲み方の問題とか出てきたのは面白かったかなぁ。
実際に、スパークリング系にしてみたとか、カクテルのようにしてみたって話は聞くから、そういうところから新たな顧客を導き出すのは良いかもね。
とまあ、そんな感じで終わったのでした。
最初はどんなイベントになるかと思ったのに、ふたを開けてみればなんという真面目なイベントだったんでしょうか。萌える日本酒講座とかいいつつ、解説は基本的に酒蔵のおじさんだったし、俺の中では普通に日本酒講座でしたww
翌日は知多娘のライブがあったのですが、さすがにわからなかったのでそちらは不参加です。でもまあ、それはそれで興味あるかもしれない。