奥尻島から江差に戻り、江差線の最終列車に乗り込みました。最終とは言え、19:00発なんですけどね・・・終電早すぎだろ。電じゃないけど。
函館に向かう江差線の中で、時刻表片手に今後の予定を考える俺。
せっかくの青森函館フリー切符なので、これを有効活用する方法は何かないかなーと、ここで思ったのが・・・
「木古内まで行って、いったん青森まで引き返した後、青森発の急行はまなすに乗る」
確かにこれは面白いけれど、ずっと鉄道乗りっぱなしなのは気が引けるな・・・このまま函館まで行くかー。函館到着は夜の9時過ぎだけど、夜の函館というのもいいかもしれないな!
函館! 実は去年の5月にも来ているので、そんなに懐かしい感じがしないというwww
さてと、どうしましょうか。
うーむ。そうですね・・・
2.函館山の夜景を見に行く
3.ライトアップされたレンガ倉庫群を見に行く
4.駅で寝る
1は時間的にもグッドアイデアですが、実はもう市電が終電間際ということを知ったのでちょいと厳しいですね。2と3は、彼女でもいればOKですが、まあ俺には縁のないこと。ラブプラスでもあればまた違っt(略
4の駅で寝るは、時間的にまだ早いよな・・・うーむ。何か良いアイデアはないかと、何気なく駅前を散策していたらラーメン屋を発見。あ、ラーメンいいな。そういや4年前の学会で来た時、駅の近くでうまいラーメン屋があったよな。よっしゃ、ちょいと行ってみるか!!
そのとき行った、龍鳳というラーメン屋にまた行ってみました!
↑学生時代に函館でウェイウェイしていた旅行記です。
あ、4年前の写真もせっかくなのであげておきますか。
↑4年前の写真
そして今回頼んだラーメンも同じ、黄金塩ラーメン!
↑今回の写真
この変わらない感じがいいね。当時と同じ座席座り、同じものを頼むというこの感覚。なんつーか、昔を思い出してちょいとセンチメンタルな気分になってしまうのは、もうおっさんになってしまった証拠なんでしょうか。
期待通りの大変美味しい塩ラーメンを頂き、函館駅に戻って、駅のベンチで酎ハイを飲みながら寝転ぶ俺。どこの人生に疲れたおっさんだよ。
えーと、このまんま函館の駅でずっと寝てても良かったのですが、実は深夜1:00に、函館から札幌へ向かう夜行列車、急行はまなすが来るので、それに乗り込むことにしました。
いわゆる定期運行して座席のある客車列車は、もうこの急行はまなすしか日本には現存していないそうですね(私鉄の観光列車は除く)。大変貴重な列車なのですよ。
さっそくその貴重な自由席車両に乗り込んで、爆睡する俺。おやすみなさい!
・・・
翌日。目を覚ますとそこは札幌駅! 函館から札幌まで5時間近くかかるとか、やっぱり北海道はデカイ!
まさかの寝坊で乗る事が出来なかった札沼線です!
さあ、去年のリベンジをかねて! 行くぜ新十津川駅!
札沼線というか学園都市線は途中の石狩当別駅までは、地方交通線とは思えないほどの本数の多さとど派手な複線高架が続きます。が、この駅を境に、一気にローカル色が強くなります。なんせ、石狩当別駅までは20分に1本ぐらいのペースで列車がくるのに、石狩当別駅から先(正確には隣の北海道医療大学前駅)は、1日7本。さらに浦臼から先は、なんと1日3本しか来ないとか!(どうでもいい蘊蓄を垂れると、実は30年ぐらい前までは、石狩当別駅までも本数がほとんど無かったとか)
てなわけで、北海道医療大学前駅までは満員列車だったのですが、そっから先は乗客もほとんど乗っていないローカル線。誰もいない今こそ、優雅に駅弁を食べるときですね!
「鮭めし」という札幌駅の駅弁。北海道らしい鮭といくら満載の駅弁です。ちょいとお高めだけど、なかなか美味い!
駅弁を片手に車窓を眺めていたら、聞き覚えのある駅名が聞こえてきました。その名は「豊ヶ岡駅」
豊ヶ岡駅と言えば、秘境駅フリークには有名な駅ですね。時刻表を見る限り、この駅に降りても今後の日程に影響を与えることはなさそう! じゃあ降りようか! というわけで・・・
降りました。え、これ現役で使われている駅なのwwww
駅待合室も良い味出しております。
よし、この秘境駅の感動を、いますぐネット上に紹介するのだ! というわけで、携帯をとりだし・・・あれ、携帯がない。
うお、携帯をさっきの車内に忘れてきてしまったwwwwwwwwなんということだwwwwwww
むむむ、俺の旅はこれからも続くというのに携帯を無くしてしまっては、twitterに実況も出来ないというか、携帯電話がないと今後も何かと不便だろ・・・あー、やばいなぁ。札沼線なら、忘れ物は札幌駅周辺に届けられるのかな? うーん、滞在予定の富良野からだと札幌は遠いから困るなぁ。どうしようかなー・・・
っと、時刻表を見ると、どうやら今の列車は、浦臼駅まで行った後、そのまま折り返してくるようだ。あ、これアレじゃね? 折り返しの列車に乗って、運転手さんに聞いてみればいいんじゃね? と思ったので、ホームで待機!
キター!!
さっそく乗車し、運転手さんに向かって「携帯さっき忘れたのですが」と言おうとしたら、それよりも先に運転手さんの方から
「さっき、携帯忘れましたよね!」
なんというローカル路線wwwwそうです! 携帯忘れました! なんと、俺のことを覚えていてくれたなんて大変光栄ですwwww
ってな感じで、車内に忘れた携帯電話、30分後に無事に再開することが出来ました。こんな奇跡的な出来事、他の路線じゃまず起きない。
・・・
さらに待つこと30分弱で、新十津川行きの列車がやってきたので、それに乗り込みました。乗客はもう、乗る事が目的の人ばかりワラタ。
こんな感じの水田地帯を駆け抜けること1時間弱で終点の新十津川に到着です。
意外と住宅地だったのですが・・・うーん、なんか面白味に欠けるなぁ。まあいいか。
さてと、新十津川駅。もう知っている人には有名なのですけど、すぐ近く(といっても3kmぐらい離れてるけど)に函館本線の滝川駅があるのですね。向かいましょう・・・
ちなみに路線バスで新十津川駅と滝川駅が繋がっているので、そっちを利用するのもありかもしれません。ただ今回はちょうど良い感じのバスがなかったので、炎天下の中、歩くことにしました。まあ、たいした距離じゃないさ。
・・・
道なりに歩くこと30分弱で、滝川駅到着!
滝川駅!
3時間半ほど駅近くのデパートで時間をつぶし、根室本線に乗り込んで向かうは富良野!
・・・
そして到着したのは、富良野駅の二つ隣の山部駅。富良野市内ですよ。
この駅のすぐ近くに祖父母宅があるので、しばらくお邪魔することにしました!
といったところで続きます。
次回は、「社会実験に参加! 深名線の跡をたどる朱鞠内の旅!」をお伝えしましょうか。