NISHISAITAMA PROJECT

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社会実験に参加! 深名線の跡をたどる朱鞠内の旅!

今回、北海道の祖父母宅に向かったのは、ちょいと込み入った事情があって、その手伝いをするためだったのですが、用事が済んでしまえば俺のフリーダムな時間のはじまりです!

 

さっそく、祖父愛用のパジェロを借りて、北海道の大地をドライブしてきました!

 

いつものごとく、一人で車を運転しているときはあまり写真を撮らない(というか撮れない)ので、ご了承を。

 

 

 

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祖父母宅がある富良野市といえば、もういわゆる絵に描いたような北海道の風景が広がっているのですが、この日はあいにく富良野地方の天気がいまいちで、せっかくの富良野や美瑛の美しい風景を写真に納めようとしても・・・

 

 

いまいちすぎる。いや、地形的美しさはあるんだけど、天候というか何というか。それに、中国人観光客ばっかで、なんというこのアウェー感!

 

よっしゃ。富良野とか美瑛とか、両手両足の指を使っても数え切れないほど来ているんだから、ここらで一発、俺による俺のための北海道観光をしようじゃあないですか! 目指すは観光客がほとんどいない観光地だぜ!

 

というわけで向かったのは旭川鷹栖IC。

 

 

ただ今、地方の高速道路は社会実験と題して、高速道路が無料で乗り放題なのですね。普段、首都圏に住む人間から見れば「百害あって一利なし!」なクソ法案なのですが、食わず嫌いはだめでしょう。というわけで、俺もちょいとその無料の高速道路を走ってみることにしました。

 

・・・

 

いやー、どこまで走っても無料というのは確かに良いけれども、これ、どう考えても、得する人よりも損する人の方が圧倒的に多いような気が・・・やっぱ、高速道路を初めとした有料道路というのは、お金を支払うことによって、その対価を得るべきであって、誰もが乗り放題というのは良くないと思うなぁ(と、クソのろい軽自動車に張り付きながら思ったのでした)。

 

俺が思うに、地方に高速道路をガンガン作るならば、その金で、都心部の交通事情を何とかしろよと思うね。地方も、こういう公共事業で潤おうとか思わないことだな。

 

っと、このまま行くとエンドレスにどうでもいい話が続きそうなので打ち切りましょう。

 

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日本最北端のインターチェンジ、士別剣淵ICで高速を降りてさらに北上して士別市内へ。

 

で、この辺から日本海方面へ方向を変えて、ほぼ無人状態の山の中に進んでいきましょう。すると・・・

 

 

朱鞠内湖キター!!

 

 

しかもすっげー良い天気! そして中国人観光客はおろか、日本人の観光客すらほとんどいない! これぞ俺の求めていた観光地!!

 

 

おや、近くには鉄道が走っているのですか。そうですか・・・ってこれ、15年ぐらい前に廃止になった深名線じゃねーか!

 

よし、どーせやること無いし、せっかくだからここから先は深名線廃線跡でも追いかけてみようか!

 

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朱鞠内の町の方へ車を走らせると、さっそく不自然な空き地を発見。

 

 

どうやら湖畔駅の跡地みたいですね・・・ここから朱鞠内湖まで結構あるぞ?

 

最初は名寄に向かうつもりで蕗の台駅方面へ進んだのですが、残念ながらゲートで通行止めになっていたので、幌加内方面へ進むことにしました。

 

誰もいない国道をガンガン進んでいくと・・・

 

 

初瀬尾跨線橋。何でこんなところに跨線橋が・・・って、それはかつてこの下を深名線が走っていた証拠ですね。いまじゃ意味のない橋ですけど。

 

ちなみに跨線橋の下に潜り込んでみたところ、藪がひどくて徒歩でも近づけませんでした。それに、すぐ近くにミツバチの養殖場みたいな物があって、いろんな意味で近づきがたい場所でした。

 

・・・

 

車を転がしていくと政和という集落に到着。記憶が正しければ、ここには政和駅があったはず・・・!

 

 

駅前健在! でも、駅舎はすでに閉鎖され、線路はおろかホームすら残っていない有様。しかも、駅舎を食堂に改変したような痕跡があるのに「冬期休業中」の看板が8月末になっても掲げてある始末。すぐ近くの小学校には「ありがとう政和小学校!」と書いてあったし、もう、この街には誰もいないのか・・・

 

あ、蕎麦屋発見。そういえば、この深名線沿線のある幌加内町はそばの産地。そばでも食っていきますか!

 

 

1時半ぐらいに押しかけたら「そばはもう無いんですよー。でも、今から打てばありますよ?」とのこと。つまり、30分ぐらい待てば打ち立てが食える! これはもう食べるしか!

 

 

打ち立ての新そば。これは美味すぎる。打ち立て+新そばという条件に加え、良質の水も影響しているのでしょう。そばの味もしっかりしていて、さらに香りも良い。最高に美味しいそばでした。

 

・・・

 

政和でそばを頂いた後は、深名線跡探しの続行です。

 

政和温泉駅があったと思われる付近で鉄橋を発見。

 

 

おおっ、これはすごいな。ここまで完璧な形で残っているとは!

 

安全のために鉄橋には入れませんが、しっかり残っている姿を確認できただけでも満足ですよ。

 

その後も、沿線に残る廃線跡を可能な限りチェックして深川へ。あ、そういえば深名線記念館みたいなのがなかったなー。と、市内の公園にあった地図で確認すると・・・なにー、途中にあったのかー、全然気がつかなかったよ! やっぱ、下調べしてから来るべきだったなー。まあいいか、また来よう。

 

・・・

 

ってな感じで、士別市内から朱鞠内湖畔を抜け、幌加内をぐるっと回って深川に戻り、その後は芦別周りで富良野に戻ったのでした。しめて450kmの気軽なドライブ! って、北海道じゃこれが普通とかどうなのwwww

 

次回は、秘湯トムラウシ温泉に行ってきた! をお伝えします!

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