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北海道へは新幹線で行こう! 木古内と江差観光

今日からしばらくは、夏休みに行ってきた北海道と青森の旅行記でも書いていこうかなとか思っております。よろしくお願いします。

 

今回の旅行は、JR東日本が提供している、青森・函館フリーきっぷなる切符を使って行ってきました(現在は販売終了)。

 

この切符なのですが、東京と青森・函館往復が、なんと29,100円で出来てしまう上、フリー区間内ならば、JR線はもちろんのこと、特急乗り放題という太っ腹すぎる切符なんですね。普通に東京と八戸の往復だけでも30,700円するので、その往復に使うだけでも元が取れてしまうこの切符。つまり、その先まで行けば行くほどお得になっていくという、素晴らしい切符なのです! まあ、函館まで鉄道だけで行くとけっこう大変なんですけど(注:当時はまだ八戸までしか新幹線が開通していなかった)。

 

では早速出発しましょうか。

 

 

 

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8月28日の土曜日、始発に近い西武線に乗り込んで、東京6:57発の東北新幹線で向かうは八戸。八戸からは、接続している特急のスーパー白鳥に乗り換え、青森県内を華麗にスルーし、青函トンネルをくぐり、やってきたのはここ、鉄道的には北海道の玄関口の木古内駅

 

 

自宅を5:30に出て、到着したのが12:30なので、ゆうに7時間もかかる長旅でした。飛行機なら羽田から函館まで1時間ちょっとなので、やっぱり東京から北海道へは飛行機が良いですね。俺も次回は飛行機にしよう・・・

 

そういえば21世紀になってから北海道へは6回ぐらい行ってるんだけど、飛行機で北海道入りしたのって、もう5年前の冬と、4年前の学会の時ぐらいだよな。それ以外は基本的に電車だったので、つまり4回は青函トンネルを使っている計算wwwww

 

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まずはお昼ご飯を頂きましょう。駅前に、良い感じに風情のある食堂を発見したので突撃!

 

 

急行食堂。ネーミングがよくわかりませんが、やきそば弁当が売りらしいので、私も頼んでみました。

 

ちなみに北海道(主に道南方面)で言うやきそば弁当というのは、いわゆる弁当ではなく、普通の焼きそばなのですね。だから、食堂で弁当を頼んでも、出てくるのは弁当ではなくこんな感じ。

 

 

普通の焼きそばなんだけど、太めの麺に加え具だくさんで、これは美味しい。ファーストインプレッションとしては、長崎のチャンポン麺で皿うどんを作ったような感じか。これは素晴らしい! 店主のおばあさんの愛想の無さも良い味出してるwww

 

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うまい昼食に満足した俺が向かったのは、木古内駅から歩いて20分程度離れたところにある、ビュウ温泉のとや。

 

 

早速素っ裸になって中へ・・・・おおっ、誰もいない貸し切り状態!

 

湯船は4つぐらいあって、どれも源泉かけ流し状態。湯質は函館の温泉と同じようなとろっとしたお湯でとても気持ちがよい。しかも、前面には津軽海峡の大パノラマが! 露天風呂がないのが唯一残念なところだけど、街の中と言うことを考えれば致し方ないか。ここはマジオススメ。

 

鉄道旅行で木古内に途中下車したならば、例のやきそば弁当と、ここの温泉。どちらもぜひ訪れてみてください!

 

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風呂上がりのビールを飲みながら木古内駅へ戻り、いま道内で最も廃線の危機が迫っている、江差線に乗り込み、江差へ向かいましょう。

 

 

最短だと、2015年には廃線になりそうな感じ・・・なんとしてでも残して欲しいけれども、地域住民はみんな車や高速バスを使っているし、鉄道も全然儲けようと思っていないダイヤ設定だから、2020年には消滅していそうだなぁ。それこそ「乗れる物なら乗って見やがれ!」なダイヤでしたよ。

 

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鉄道に乗ることが目的である乗客ばかりを乗せた江差線木古内を出発し、のろのろ檜山地方の山間部を走ること1時間半ほどで、終点の江差に到着です。

 

 

江差駅! 江差市街地から離れたところにあるため、地域住民もあんまり使っていない様子。もう1kmぐらい北上し、さらに路面状態が改良されれば、鉄道を使うユーザも増えそうだけど、今更感があるよなー。

 

とりあえず江差の街へ歩きましょうか。

 

15分ほど歩くと中心街へたどり着けますが、今回の目的は中心街ではなく、港。

 

 

そうです、今回の北海道旅行の最大の目的の一つがこれ、江差から行く奥尻島

 

さあ、奥尻島へ渡るぜ! ...の前に、島での宿を確保せねば。

 

フェリー乗り場で貰ってきた、奥尻島の観光パンフを片手に、旅館や民宿に電話してみると・・・

 

宿1「今日は満室ですー」

宿2「ごめんなさい、満室です」

宿3「すみません、満室です!」

 

・・・

 

宿7「満室です!」

 

うおっ、なんだこの満室のオンパレード! これはやばいぞ、とりあえず奥尻島観光協会へ連絡してみようか。

 

観光協会「今日はお祭りの後なんですよね。えーと、1週間前のデータなんですけど、奥尻島奥尻地区(フェリーの接岸地点)周辺の宿は満室ですが、青苗の方ならあいている見たいですよ?」

 

青苗か! そっちにかけてみよう!

 

青苗宿1「あいてますよ。えーと、夜9時着のフェリーですか・・・移動手段がないですねー」

 

あ、そういうオチ? 確かにパンフ見てみると、青苗はけっこう遠い。歩ける距離じゃないし、路線バスはすでに終了、だからといってタクシーはバカらしい以前に、そもそもこんな時間に来るのか!? じゃあ宿の送迎を・・・と思ったけど、夜遅くて無理っぽい! マジで! ハイヤー

 

でも粘り強くいろんなところに電話をしてみたところ・・・

 

青苗宿3「そういえば奥尻の方の、○○という民宿なら、確か空室があるはずです」

 

これは有益な情報を手に入れたぜ! よっしゃ、さっそくそこへかけてみると・・・

 

宿「あいてますよ。いまからだと夕食はないんですが、朝食付で1泊5千円です」

 

よっしゃー、宿取れたイヤッホーゥ!!

 

いやいや、危ないところだった。実に危ないところだった・・・でも、こういうトラブルが発生し、それを克服していくのもするのも一人旅の醍醐味。これだからやめられないぜ!

 

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夕食だけは自分で何とかしろって事だったので、フェリーが出るまでの間、江差の市内で何か食べておくことにしました。江差といえば港町ゆえ、海産物が豊富なのですが、今から島に渡ることを考えると今から海産物はよろしくないな。となると江差名物のアレ、行っておきますか。

 

 

にしんそば! にしんが入っているそばで、江差の名物だったりします。

 

・・・

 

そばを食い終わった後、「今の時間なら、裏手の山から見える夕焼けがきれいだから見てみると良いよ!」と、店のおばさんからグッドな情報を提供していただけたので、ちょいと見てきました。

 

 

なるほどこれは夕日がきれいだ。条件が良いと、奥尻島も見えるとか!

 

おっと、夕日が沈む時間まで滞在していたかったけれども、フェリーの就航時間が迫っている・・・!

 

 

久々の離島! さあ、大海原に飛び出すぜ!

 

ちなみにですが、そこそこ大きめの船なのに、乗客はせいぜい20名かそこら。乗客も俺以外は全員、島民or島へ仕事へ行く江差の人ばかりでした。これぞ、俺の求める離島航路ってところですね!

 

・・・

 

夜の9時ちょっと前に奥尻島に接岸。

 

その後はさっきの電話で予約してあった宿の人の車で、予約した民宿まで移動してこの日は無事に終わったのでした。

 

次回は「奥尻島をとにかく大観光!」をお伝えします!

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