NISHISAITAMA PROJECT

傘 傘傘⊂⊃/ ̄\ ⊂⊃ 傘傘傘傘

四国から海を渡って大分へ、山を越えて宮崎へ

そもそも宿毛になんで宿泊したかというと、翌朝の佐伯行フェリーに乗るためでした。

前回も書いた通り、このフェリーがくせ者で、朝の8時を逃すと夕方ぐらいまでなくて、さらにそれを逃すと深夜までないというダイヤ。つまり、朝の便を逃すともう後がなくて、そうなったら仕方がないので絶望しながら鉄道で高知まで戻るか、気合いを入れてバスで宇和島に行くか、諦めて宿毛でもう一泊するかってなぐらい旅行の計画を大幅に変更せざる得なくなる重大なクリティカルパスだったのです。

 

なので、宿から港までの3㎞の道程はリッチにタクシーを利用しました。思えば俺がプライベートでタクシーを利用するのは、フェリーに乗る時ぐらいだな・・・(八幡浜のフェリーや下田港佐渡島渡航の時もタクシー使った記憶がある)

 

 

 

 

宿毛港到着。

ゴールデンウィークが始まったということで、切符売り場は長蛇の列でしたが、無事に切符を購入していざ佐伯へ。

 

 

混雑しているとはいえ、シーズン中の東海汽船のような混雑ではないので実に快適。このまま宮崎市ぐらいまで運んでほしいぐらいです。むしろ運んで欲しい。

 

遠くに沖の島が見えたりと、天気もそれなりに良かったので基本的にはデッキに滞在。

 

 

3時間ぐらいの航海で九州側の港、佐伯港に到着です。

 

ここから先は鉄道・・・ではなくレンタカーで移動しましょう。鉄道でもいいのですが、日豊本線は何度も乗っているし、しかもこの辺は酷道と呼ばれている国道が充実しているので、車の方が楽しめるのです。

 

レンタカーに乗り込み、まずは腹ごしらえということで・・・弁当屋で買った鶏から弁当。大分の鶏のから揚げは絶品ですね! しかもこの量と味で500円しないってのはすさまじい破壊力!!

 

 

では、宮崎に向けて出発しましょう・・・っと、それだけならあっという間に到着してしまうので、いつものように寄り道しましょうか。大分県に点在する近場の離島に渡るってのも考えたのですが、せっかくレンタカーを手配してしまった手前、島に渡ってはもったいないと思ったので、鉄道では絶対にいけないようなところに行ってみることに。

 

そこはどこかというと、九州最東端の鶴御崎。たぶん、あんまり知られてないと思われる最○端シリーズのうちの一つです。

 

佐伯から海岸線を30㎞ほど走ると到達します。途中はこれといった観光地がないためか、連休中だというのにほとんど混雑しておらず快適な海岸ドライブが楽しめました。ゴールデンウィークだとどこへ行っても無駄に混んでばかりなので、そういう時のためにマイナー観光地を押さえておくとこういう時に役立ちますね! まあ、普段からマイナー観光地ばかり行ってますけど!

 

 

法定速度ですっ飛ばすこと佐伯市内から1時間ぐらいだったかで、岬の先端付近まで到達。

 

あとは歩道を少し歩くと、九州最東端の鶴御崎に到着です。

 

 

最東端なので眺めも良いです。

 

 

昔はもう少しにぎわっていたようで、その頃に建てられた資料館のような建物があるのですが、これがすでに廃墟と化しててすごいのです。太陽光をうまく取り込んだ建物で壁も基本的には真っ白なので、昼間に来ると電気が全くついていなくても室内は明るいのでおどろおどろしい雰囲気はないとはいえ、とある小部屋には祠が置いてあったり、ぼろぼろになった大きな箱状のものが放置してあったりと、夕方や深夜に来たらこれはきっと良い肝試しスポットになりそうです(入っていいのかどうかしらないけど。あと行くなら自己責任で・・・)。

 

 

九州最東端の地を踏んだ後は戻りましょう。

 

まだ時間があったので、近くにある大分県マリンカルチャーセンターに行ってみました。海の文化について勉強したかったわけではないのですが、ここにたくさんいるというマンボウを見てみたかったのですよ。マンボウ

 

 

ささ、入ってみましょう。

 

 

マンボウだ!!

 

水槽で飼われているマンボウを横から眺めるものだと思っていたら、人間用のプールのような巨大な水槽に飼われているたくさんのマンボウを上から眺めるという、なかなか不思議な展示。100円出せば餌も入手できるので、マンボウ好きにはぜひとも訪れていただきたいところですな(シーズンによってはマンボウがいないかもしれません?)。

 

・・・

 

では、本来の目的地の太陽の国、宮崎へ向かいましょうか。

 

この大分と宮崎の県境は、18きっぷ愛好家もといローカル線が好きな人には有名な宗太郎越えという恐ろしい鉄道区間(1日に3本しか普通列車が来ない)がある一方で、車のドライバーにとっても恐ろしい酷道区間があるのです。それが昨年もお世話になり、今日も佐伯市内からお世話になり続けた国道388号線の大分・宮崎県境区間

 

いやまあ、普通の人なら最近開通した東九州自動車道か、風光明媚な海岸線を走る県道122号線(それでも宮崎県側は地図を見る限りではヤバそう)を利用しますが、やはりここは国道388でしょうということで国道をチョイス。

 

 

この案内見て右折するやつはどう考えてもおかしい。だいたい、国道よりも県道がおすすめされるってどういうことなの。

 

 

実際に走ってみると、県道と別れた瞬間からいきなり下手な林道よりもたちの悪い急カーブや急坂が続き、たいへん見事な酷道が続いていました。椎葉村の方に比べるとそんなに長い時間走らされることもないので、椎葉村酷道めぐりする前の小手調べにここにきてウォーミングアップするとよいかもしれません。

 

 

宮崎県突入!

 

その後は北川ICから東九州自動車道にログインして目的地へと向かったのでした。

 

次回は南九州ドライブからの帰宅をお伝えしましょう。

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