NISHISAITAMA PROJECT

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阪神・Osaka Metro乗りつぶし弾丸ツアー 前編

毎年、18きっぷは基本的に夏以外は期間が短いということもあり購入を控えているのですが、なんとなく「今回の冬は使い切れるのでは?」と考えて購入し、そのまま遠出してみることにしました。

今回の最終目的地は大阪となります。

ちなみに今回は帰りに高速バスを使いたかったこともあり、doveplusなしの身軽な移動となります。どれぐらい身軽かといえば、今回は財布とiPhone&iPad、あとはハンカチとモバイルバッテリーぐらいしか持ち出しておらず、それこそ近所に買い物に行くようなスタイルでのお出かけです。物を持たなすぎて、電車降りるときに何度も「なにか忘れ物したかも!」と思ってしまったぐらいには軽装備でのお出かけです笑

広島市内の自宅を朝5時に出発し、JR最寄り駅の始発に乗ること約5時間。姫路駅で下車します。



姫路駅では10分間の接続待ちで新快速に乗り換えとなります。そんな乗り換えのスキマ時間を使って、その手の人には有名な姫路の駅そばを頂きましょう。



独特の真っ白いそば麺、それにとり天を載せた逸品。うまい!

入店から完食まで、わずか8分でこなし、姫路からものすごい速度で飛ばしまくる新快速に乗って大阪方面へと急ぎます。山陽本線(JR神戸線)も、網干あたりから東側は本数も多いので、何もこんなに急がず、次の新快速を待っても全然問題ないし、何ならゆっくり姫路城でも眺めてきても全く問題ないんですけどね。



姫路から40分弱で三ノ宮駅に到着。

新幹線2駅分を40分で移動してしまう新快速に改めて驚かされつつも、このまま乗り続けてしまうと目的の阪神電車に乗れなくなってしまうので、いったんここで外に出ましょうか。



三ノ宮到着が11:36なので、午前5時台の始発電車に乗れば広島バスセンターから出ている神戸行きの高速バスに乗るよりも30分ぐらい早く到着することができますね。ただ、18きっぷを使用しないと高速バスとの価格差はほぼなく、高速バスなら電車よりも1時間以上後の午前7時ぐらいの出発になるので、特に理由がない限りは高速バスを使うべきですが。

それに、さらに少しお金を出して新幹線でもバリ得こだまを利用すれば広島から2時間半で神戸まで行けてしまうことを考えれば、新幹線の格安切符を使うか、あるいは何も考えずにEX-ICのほぼ正規料金の新幹線を使うのが結局のところ、お金はあるけど時間のない社会人にとっては最適解かと思います(広島発着で中国地方の外に出るとなると、安く移動できる手段が限られているのが残念)。

まあ、この話はこれぐらいにして、本日の第一の目的である阪神武庫川線に乗りに行きましょう。



地下に潜り込んで、眼の前に停車していた阪神の特急に乗ります。とりあえず飛び乗った特急の停車駅を確認すると、武庫川線の接続駅である武庫川駅は通過するようだったので、手前の甲子園駅で急行にお乗り換え。



どうでもいいですけど、広島にいると「通過駅で降りるため、特急から急行に乗り換え」みたいなことができないので、この感覚、久々味わいましたね・・・

甲子園球場を眺めつつ、後続の急行に乗って2駅移動し、武庫川駅で下車。



武庫川の川の真上にあるのが武庫川駅。そのまんまなネーミングすぎて、大変わかりやすい・・・夏場は涼しそうだけど冬場は寒そうな予感。

阪神武庫川線阪神本線に対して直角に交わっていて、まるで別会社の鉄道のような路線になっています。武庫川線に限らず、大阪〜神戸間にある私鉄の短い支線は、こういう本線に対して直角に敷設されている同一会社の短い支線路線が他にもいくつかありますが、逆にそれ以外の地域だとほとんど見かけない気がします。

というのも鉄道の場合、線路が直角で交差すると支線で走らせている車両を本線側に持っていきたいときとかに苦労することになるので、支線のホームも本線と横並びにするのが基本的な設計思想になるのだと思います。

じゃあ、直角に交差している武庫川線の車両を本線に持っていく場合、どうやっているのかというと・・・



いったん北側まで車両を移動してからスイッチバックして本線へと入っていくようです。詳しいことはWikipediaに細かく書いてあるのでご参考までに。

 

ja.wikipedia.org

1970年頃までは、この先にも路線があったようですが、いろいろあって廃止となり、今ではこんな感じのすごく効率の悪そうなスイッチバックの線路だけが残されてしまったとのこと。

そんな線路をしげしげと眺めつつ、中間改札を抜けて武庫川線のホームに降り立つと、2両編成の短い電車が止まっていました。

 

武庫川線は、武庫川駅から武庫川団地前駅まで結ぶ1.7kmの短い路線で、途中駅を含めても全部で4駅しかありません。雰囲気的にも、これが同じ阪神電車なのかと感じてしまうぐらいには地方のローカル線私鉄のような路線になっています。

そんな武庫川線の車両に乗り込み、終点まで向かいます。

見た目はローカル線のような路線であっても、乗り心地はさすが大手私鉄だけあって、特に大揺れすることもなく、静かに、そして穏やかに線路の上を走っていきました。



あっという間に終点の武庫川団地前駅に到着。これで阪神の路線は100%完乗です!



さて、武庫川団地前駅ですが、ネーミングの通り目の前には武庫川団地が広がっているだけで、特にこれといった見どころはなさそうですので、そのまま引き返します(団地巡りは、それはそれで好きなんですけどね)。ただ、同じ電車に乗って戻るのもアレだし、そもそも2kmに満たない路線ですから、線路沿いに歩いて戻ることにしましょう。

てなわけで、武庫川の河川敷の堤防を武庫川駅方面へと歩いていきます。いつもならここで折りたたみ自転車のdoveplusを取り出し、目的地までひとっ飛びってところですが、今回は手ぶらなので徒歩で移動するしかありません。

 

チャリがないとはいえ、今回は極限の極限まで荷物を減らしているので、足取りも軽やか。まるで自宅近所をあてもなく散歩しているような、そんな感覚で西宮市の端っこを歩いてます。


・・・

 

しばらく歩いていると、途中駅の東鳴尾駅にて、後続の武庫川線の車両とすれ違いました。



日中はこのTORACO号の1編成だけで往復しているようで、他の車輌は見えないのですが、聞くところによれば、他にも甲子園号やタイガース号などといった野球に関連する車両があるようです(さっきの武庫川駅での写真にちらっとタイガース号が写ってる)。



武庫川団地前駅から歩いて20分程度。武庫川駅に戻ってきたところで、続きは次回へ。

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