(前回からの続きです)
東広島駅は在来線との接続のない新幹線単独駅で、しかも路線バスもそんなに充実していないという事前情報もあったので、今回は折りたたみ式自転車のDove Plusを持参し、ここから先はチャリで移動することにしました。
東広島駅から最寄りの在来線の駅は山陽本線西条駅で、距離にして6.3km程度。自転車ならあっという間の距離なので西条駅方面には行かず、もうひとつのJR路線である呉線方面へ向かい、飽きたら電車に乗って帰るという計画で進むことにしました。この日はかなり暑かったので、海沿いの道を走行してみたかったってのもあります。
東広島駅を出て少し南下すると、さっそく千足池という大きなため池が現れます。
さらに道なりに進んでいくと山越えの峠道になります。ほぼ無人地帯であり、交通量がそこまでないので、道幅の割には快適。
賀茂台地の端っこまで行くと、あとは海に向かって一気に下ります。あまりに高速に下りすぎたために、写真など一切撮らないまま風早の街へ・・・
この先は呉線に沿う国道185号線を使って西進します。
大芝大橋が見えてきました。せっかくなので大芝島(↑の写真左側の陸地)へ立ち寄りましょうか。大芝島といえば、Dove Plusを持って初めて遠出したときの目標地点だったりする、このチャリにとっては思い出の島でもあります。
ic-yas.hatenablog.com
前回は島一周した大芝島。今回は渡りきったところで引き返します。暑いし。
大芝大橋から眺める瀬戸内海。海が穏やかで良いですね。
・・・
大芝島を後にし、さらに呉方面へと進んで行くと、安浦から国道185号線やJR呉線は海岸線を避けて山の中をショートカットするようになります。そんな山の中に安登駅というJR呉線の駅があるのですが、この駅は「日本一」のものがあることで、ごく一部の道路マニアには有名です。鉄道マニアではなく道路ってところがミソです。
それは何かというと・・・
県道204号安登停車場線。
この道は総延長10.5メートルの日本で一番短い県道なのです(細かい話しをすると、実延長では長野にもっと短いのがある)。
県道の全景。向かいの商店の幅とほぼ同じぐらいで、その大半は横断歩道になっている県道。これは県道というより、駅前ロータリーの一部という感じです。
さらに西へと進み、仁方の街の外れにあるトンネルをくぐれば広です。広まで行けば、広島駅へ直通する呉線の快速電車があるので、それに乗って帰りましょう。
無事に広駅に到着。
ここから先は快速電車で真っ直ぐ帰宅しました。
今回は風早から安浦を抜けて呉の少し手前の広まで行きましたが、実際に走行した感じだと安浦~川尻~仁方間は道路が狭い割に交通量が多いので、街乗りのミニベロの場合は、素直に安浦あたりで電車に乗り換えた方が良いかもしれませんね。とはいえ、安登駅の日本一短い県道や、川尻と仁方の間にある安芸灘大橋など、細かい見所もあるので、元気と余力があったら是非とも自転車で走り抜けて頂きたい区間でもありました。
次回は、そんな安芸灘大橋を使って、とびしま海道を走行してみたいところ・・・