前回のナイタイ高原牧場を出発した後、少しだけ時間があったので、十勝平野の反対側にある池田ワイン城に初めて行ってみました。この辺もよく訪問している地域なのですが、元々ワインが苦手ということもあって、ワイン城に近づいたことすらなかったのです。
根室本線の池田駅から徒歩圏内なので、ブドウジュースではなく本物のワインを楽しみたいなら鉄道で訪問するのも良さそうです。というか、ワイン抜きにしても中のレストランが美味しそうだったので、今度来るときは帯広あたりから列車で来てみたいですね・・・
その池田ワイン城、中はワイン工場や前述のレストランの他、屋上の展望台やワインの貯蔵庫なども公開されているので、意外に幅広く楽しめます。
埃をかぶった何十年も前のワインなどもあるので、自分が生まれた年のワインを探してみるのも面白いです。
ワイン城を後にして次に向かったのが柳月。十勝を代表するスイーツ屋さんです。
ここはとにかくケーキが安くて美味い! それ以外にも多種多様なお菓子が売られているので、ついつい買ってしまいます。というわけで、親戚への手土産品をいくつかチョイスして離脱。
そして帯広といえばここ。
六花亭帯広本店。俺の中の三村かな子さんがどんどん肥えてますけど、せっかくですので閉店間際の六花亭に突撃してみました。
六花亭はどの店舗もよく考えられてデザインされているので、内装や外観を眺めるだけでも楽しめますね。もちろんお菓子の方も一級品で、しかも柳月と同様、値段設定が割安になっているので思わず買いすぎてしまいます。
そんな感じでこの日はお菓子を食べ過ぎてしまったので、夜の街に繰り出すことなく、駅前のスーパーで軽く食材を買いそろえて、ビジネスホテルの室内で簡単に夕食を済ませ、就寝となりました。
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翌日はまたもや大雨。この日は富良野の祖父母宅や親戚に久しぶりにご挨拶巡りをする予定だったので、天候はどうでも良かったとはいうものの、それでも雨が降るとテンションも下がります。しかも、国道38号線を使い帯広から狩勝峠を越えて最初に目に付いたJR根室本線の駅が落合駅、この駅がまた酷い有様でした。
2016年の台風の影響で運休してから2年、名目上は運転休止であっても、廃止がほぼ確定されてしまったので、ここに鉄道がやってくることは奇跡でも起きない限りないでしょう。日本全国で廃線になってしまった路線は多々ありますが、根室本線の富良野~新得は昔から良く使っていた区間だったので、個人的にはかなり残念です。
とはいえこれも時代の流れだし、その良く鉄道を使っていた本人ですら、当たり前のようにレンタカーを乗り回しているこのご時世なので、仕方ないといえば仕方ないですね。
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富良野に到着したところでお昼時になっていたので、富良野に行ったらだいたいいつも訪問している六花亭富良野店に併設されているジンギスカン屋の白樺に行きました。
年を重ねる毎に、外国人観光客(特に中国人)が増えているような気がするこのお店、でも、お昼時を少しずらして訪問したおかげで、比較的落ち着いた雰囲気でジンギスカンを楽しめました。
もう少し駅から近ければ、いや、もう少し交通の便が良ければ肉と一緒にビールなどを注文するのですけど、今回もレンタカーなので肉だけ楽しみましょう。
そしてこの日は富良野プリンスで1泊しました。
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最終日、奇跡的に晴天(とはいえ、ほぼ曇り)に恵まれたので、昨日は車の中から眺めるだけにしておいたラベンダー畑へ行ってみました。
ちょうど北海道に訪問した6月下旬は、富良野を代表する花である、ラベンダーが咲き始める頃。特にお花畑に興味がないような人でも、ラベンダーで構成された紫色の絨毯に圧倒されるとのことだったので、行ってみたかったのですね。6月下旬なんて時期は、社会人はおろか学生ですら本州から北海道へ行くには敷居の高く、自分自身も記憶の限りでは行ったことがなかったのです。
富田ファームのラベンダー畑、満開にはほど遠く三分咲き程度といったところでしょうか。でも、8月下旬頃の丸ハゲになったラベンダーの株ぐらいしか見る機会がなかったので、これはこれでありです。
この富田ファームの近くにある、中富良野町営のラベンダー畑にも行ってみました。
実にのどかなリフト。
全然咲いてないじゃないかと思いつつも、リフトで山の上まで登ってみたら・・・
綺麗に咲いてました! こちらもつぼみが大きく膨らんでいる感じで、満開はまだ先のようでしたが、十分でしょう! 写真で見ると地味ですけど!
その後は、国道38号線→道央道→新千歳空港というルートで、途中ハイウェイスタンプを回収しつつ帰ったのでした。
というところで、かなり早めの夏休み旅行は終わったのですが、ちょっとだけ話しに続きがあるので、残りは次回。