ゴールデンウィークの翌週、埼玉在住の両親が広島へやってきて何日かにわたって観光していたのですが、そのうち1日だけ一緒に行動できたので、以前一度だけ行ったことのある隣県岩国市にある錦帯橋へと行ってみることにしました。
広島から岩国へ公共交通機関を使って行くにはJRか高速バスのいずれかになります。今回は両親が広島駅ではなくバスセンター近辺に宿泊していたのに加え、錦帯橋は岩国駅やその他鉄道駅からアクセスするには微妙に距離が離れていたので高速バスを使って行ってみました。高速バスなら錦帯橋の目の前までダイレクトにアクセスすることが可能で、しかも料金も割安(往復ならさらに割り引き)なので、JRは太刀打ちできません。
バスセンターの一番端っこから乗車します。ちなみに全席自由席で往復乗車券はバスセンター内でも発券できる他、乗ってから買うこともできます。
高速バスに乗り込んで1時間弱で錦帯橋に到着です。
前回はゴールデンウィーク後半の観光客絶頂期に訪問したため、あんまりじっくり眺めることができなかった錦帯橋。今回はゴールデンウィーク翌週の土曜日ということもあり、落ち着いて観光できそうです。天気も良いですし。
橋のたもとで錦帯橋往復券と、ついでに岩国城へのロープウェイ乗車券がまとめて割安になるセット券を購入して反対岸へ移動です。
錦帯橋が架かる錦川の水はとても綺麗なので、こういう天気が良いときだと川を眺めているだけでも十分楽しめます。実に美しい・・・(それだけ人も住んでいないってことなんでしょう)。
反対岸にたどり着くと、いわゆる昭和の観光地的なお土産屋や飲食店が軒を連ねている商店街っぽいところがあり、そこを突き進むとロープウェイ乗り場へ・・・の前に、その横にあった吉香神社へ訪問。
岩国城の麓にあるからなのか、かなり立派な門構え。
では改めてロープウェイ乗り場へ。
一番乗り!
ロープウェイからは錦帯橋や岩国市内が一望できます。この日は靄がかかっていたため、海の方まで見えなかったのが非常に残念でしたが、おそらく天気が良ければ柱島群島まで見えるのではないでしょう。たぶん。
わずか5分ほどの乗車で山頂に到着です。ここから山道を少し歩くと岩国城にたどり着けます。
近くにいたボランティアガイドの解説を盗み聞きしたところ、元々の岩国城はここではなくてもっと奥にあったらしく、時間があればそっちまで行ってみてはどうだとの事でした。でも、今回は一人ではなかったので素直に新築された方の岩国城のみ訪問してみました。
天守閣からの眺めはロープウェイからの眺めとだいたい同じといえば同じです。ただし、こちらの方がより高いところから眺めているので、晴れていればここまで来る価値はあります。そういえば岩国城、城内は全国の他の城と同様に資料館になっており、特に岩国城は日本刀の展示がやたら多かったのが印象的でした。お国柄、銘刀が集まる地域だったのかもしれません(その辺は全然詳しくないから不明)。
この後は来た道を戻り錦帯橋を渡って帰りのバス乗り場へ戻ったところ、広島方面へ向かう帰りの高速バスの時間まで余裕があったので、錦帯橋のすぐ近くにある椎尾八幡宮へ行ってみました。上の写真でちょうど中心の山の緑と街の境目になっているあたりです。
急な階段を上ると、椎尾八幡宮の本殿が見えてきます。
ここもかなり立派な神社。
狛犬とは別に犬がいて、これがとてもかわいい。
神社に参拝した後、昼食がまだだったことに気づいたので、バス乗り場の上ににある売店兼食堂で昼食を頂きました。
錦帯橋を眺めながら食べる蕎麦。岩国はレンコンの産地でもあるので、レンコンの揚げ物が載っていいて、これがなかなか美味い。
そして、帰りの高速バスに乗って帰ったのでした。
錦帯橋は前回訪問したときは、九州からの帰りに軽くお立ち寄りしただけで、あんまり印象には残っていなかったのですが、観光客の少ない時期に改めてじっくり見て回ってみると、なかなか良い観光地だと思いましたので、皆様も岩国周辺に行くことがあればぜひ。