小佐木島を一通り見た後は佐木島へと渡りましょう。先ほど上陸した小佐木港から瀬戸田方面へと向かいます。小佐木港は切符販売所など一切無い無人の船着き場ですが、時間になればフェリーが来るでしょう。と思って時刻表を確認したら・・・
よく見ると「瀬戸田方面ご利用のお客様は連絡してください」と書かれています。連絡しないと接岸してくれないとは、危うく連絡し忘れるところだった! (※注:現在は小佐木島から瀬戸田方面へは乗船不可なのでご注意を・・・)
実際には小佐木島の住人らしき人が下船したため、連絡しなくても接岸してくれたとはいえ、危うくフェリーに乗り損ねるところでした。
では、レンタサイクルと共に次の島へ。
ちょっと天気が悪くなってきてしまったのが残念・・・雨が降らないだけでも良かったと思うべきか?
小佐木港から20分ほどで、佐木島の向田(むこうた)港に接岸します。
商店はおろか、自販機すらなかった小佐木島に比べ、佐木島には自販機や商店などもあり、とても都会な島に来たと実感できます。まあ、それでも橋で本土と繋がっている島に比べれば十分のどかな島である事には変わりません。
では先へ進みましょう。1時間半後に、ちょうど向田の真逆にある鷺港から出ている三原行きのフェリーに乗りたいのです。距離にして約7kmなので、自転車を使えば余裕見ても40分あれば余裕で到着できそうですね。
地図で確認すると時計回りルートよりも反時計回りルートの方が遠回りであることが判明。時間的には余裕があるので反時計回りルートにしましょうか。
ママチャリでサイクリングするにはちょうど良い勾配の坂道を登り降りしていくと、ちょっとした高台から島々を眺めるところが出来そうなポイントを発見したのでちょいとお立寄り。
瀬戸内海の中でもとりわけ島が密集している地域なので、海と島というより、湖と対岸の山のようにも見えます。晴れていればもっと眺めが良かったんだろうなぁと思いながら、そそくさと離脱。
肌寒い海沿いの綺麗な道路を北上していくと鷺港に到着。まだフェリー出発まで40分ほど時間があったので、もう少し先へ行ってみる事にしました。
佐木島の最北端から小佐木島を眺めてみました。佐木島に比べると小佐木島は本当に小さい。
っと、フェリー出発時間が迫っていたので戻りましょう。
フェリー出航15分前に到着。
大変わかりにくい時刻表。漢数字とカタカナがごっちゃになってるので、日本人でもぱっと見で判断するのは至難の業。
三原までの乗船券と自転車券を購入してフェリーに乗り込みましょう。
小佐木島へ行くフェリーとは違い、こちらはトラックも乗船出来るぐらいのフェリーです。自転車は自動車と同じところに適当に止めておきます。
出港!
・・・
無事に三原港到着し、レンタサイクルを返却!
というわけで自転車を本土側で借りて、自転車と共に島巡りするのはかなり楽しかったので、またこういうスタイルで離島巡りしてみたいですね。
ちなみに今回は三原港で自転車を借りて佐木島・小佐木島巡りしましたが、この2島以外にも、因島などしまなみ海道で有名な島々へ三原港からフェリーでアクセスする事が出来るので、三原で自転車を借りてそれらの島へ行くという楽しみ方もあります。これはこれで、まとまった休暇が取れたら泊まりがけでやってみても面白そうですね(泊まりがけで自転車借りられればですけど)