3月下旬、お仕事がクソ忙しい時期に無理矢理休暇を入れて、ちょいと九州の方まで行ってきたので、まとめておきますね。
最近は給料をがっつり減らされて財政難、でも旅には出たい! じゃあどうしようかと考えたところ、良い感じに18切符シーズンだったので貧乏旅行の強力な味方、青春18切符を使って九州は宮崎県を目指すことにしました。でも、ただまっすぐ九州へ行くのは面白くないよな! ってことで、いろいろと寄り道しつつ、2泊3日でローカル線の旅を楽しんできました。
出発は品川、始発電車で出てきたのでまだ乗客もまばらかと思いきや、18切符の時期ってこともあって、それなりに混雑している東海道線。これに乗って目指すは、東田子の浦駅。
なんでこんな駅で降りたのかというと、どうやら地図を見る限り、岳南鉄道線の岳南江尾駅の最寄り駅(駅の最寄り駅って変な表現だけど)なのです。つまり、この東田子の浦駅で降りて、少し歩けば岳南江尾駅に行けるというわけです。
静岡の郊外というか田舎風景を歩くこと30分ぐらいだったかな。岳南江尾駅に到着です。
ってか、新幹線の真下にこんな駅あったんですか・・・ぜんぜん気づかなかったわ。
では、岳南鉄道線の短い旅を楽しみましょうか。
岳南鉄道は、かつては貨物列車を中心に賑やかな鉄道だったのですが、貨物の運行が終了してからというもの、今では廃線の危機すらささやかれているローカル私鉄で、一度は乗っておきたかったのですね。
・・・
確かに沿線には大きな観光地もないし、人口が密集している住宅街もないので、将来が不安にはなるけれども、末永く生き延びて頂きたいところです。
途中、静岡鉄道や大井川鐵道、天竜浜名湖鉄道、遠州鉄道などの魅惑の私鉄群をスルーしつつ向かったのが、愛知県の豊橋駅。
唐揚げラーメン。
軽く腹ごしらえをして、岡崎駅へ。
岡崎駅から乗ってみたい路線があったのですここで下車しました。その路線名とは愛知環状鉄道。
愛知環状線は転回式クロスシート所有という情報をあらかじめ得ていたので、これは快適な旅行ができるかと思いきや、思いっきりロングシート。しかも、他の電車をよく見るとみんなクロスシートで、ぶっちゃけるとロングシートはこの電車だけ、基本的にはみんなクロスシートなのかよ! うーむ、ついてないな。
小雨降る中、愛知環状線のロングシートに揺られること1時間ぐらいだったかで、終点の高蔵寺駅に到着。
道中はこれといって見所らしいところはなかったけれども、比較的新しい路線だったということもあって、明るい感じが良かったかな。雨降っていたけど。
あとはやっぱ、トヨタ自動車のお膝元を貫通する路線なので、トヨタに関連するものが多かったのが特徴的でした。
高蔵寺からは中央線で少しだけ名古屋方面に移動し、そして勝川駅で下車します。勝川駅からは、城北線というこれまた三セク(だったかな)鉄道に乗り換えたのですが・・・
名古屋近郊を走るってこともあって、これも愛知環状鉄道のような電車だろうと思ったら大間違い。いや、線路の感じは高架複線で10両編成ぐらいの電車がひっきりなしに来ても良さそうなんですけど、実際にとまっていたのは気動車が1両のみ! もう、廃線間際の地方ローカル私鉄並のクオリティ・・・!
たまたま乗れることが判明したので乗ったんですけど、日中は1時間に1本しかこないし、この城北線に乗ろうと考えている方は、いろんな意味でご注意くださいマジで。
目をつむればド田舎を1両編成で走るレールバスに乗っているような気分にすらさせてくれる城北線。実際には高速道路に並行して作られた高架橋の上を走るため、武蔵野線のような線路を走るのですが、肝心の車両がレールバスなので、かなりアンバランスな鉄道でした。
勝川駅から城北線に乗って30分ほどで終点の枇杷島駅に到着。これは楽しかった、また乗りたい。
枇杷島駅では5分程度の接続で岐阜方面の東海道線に接続していたのでこちらをチョイス。いや、乗りつぶし的にはもうさんざん乗っている東海道線ではなく、名鉄あたりをセレクトするべき何でしょうが、接続がここまで良いとこちらを使いたくなってしまうのです。
その後は、岐阜→大垣→米原→京都と、新快速電車を乗り継いで京都まで移動し1泊と相成りました。