急遽九州に月曜日から出張することになったので、気合い入れて土曜日から前乗りして九州の鉄道を乗りつぶしてきました。って、もう先月の話ですが。
今回の目的は、まだ乗ったことのないJR路線、大村線、唐津線、筑豊本線の両末端部分、香椎線の長者原以南、日田彦山線の山の中と、JR九州ではないのですが、博多南線がターゲットでした。ついでに、九州からかなり近い山口県の美祢線＆仙崎支線も行ければ
で、鉄道乗りつぶしと来れば、長距離切符を買って安く行くべきですよね！ ということで、東京から博多、鳥栖、諫早、早来経由で有田まで購入し・・・そうです、新幹線で行ってきたのですが、いやー、新幹線も東京から岡山あたりが限界かな。あれはかなりの苦行すぎる。九州新幹線が東京まで何で来ないのとか、ろくに新幹線にも乗らず、ドヤ顔で持論を述べているひとがいますが、そういう人は一度新幹線とはどういう乗り物か知るために是非ともまずは、東京から博多まで乗っていただきたいね（とか言いつつ、去年のゴールデンウィークに鹿児島から東京まで新幹線で帰った実績があるんですけどね！）。
と、そういう文句の一つもたれたくなること5時間かけ、博多まで行ってきたのですが、今回、なんと米原付近（しかも関ヶ原ではなく彦根すぎたあたり）で猛吹雪に遭いまさかの遅延20分！ 博多では13分の接続で14:55発の特急かもめにのることになっていたので、この遅延は痛い！
その後、京都で20分遅れ、岡山で18分遅れ、広島で15分遅れと、徐々に回復していったものの、車内アナウンスで「博多より、特急かもめにご乗車のお客様にご連絡いたします・・・（中略）・・・乗り継ぎができないことがわかりました・・・」
あああ、オワタ。いや、30分後毎に特急が出るんで、次のに乗ればいいだけなんだけど、俺には諫早から大村線に乗るという重要な使命があるんで、30分の遅れ＝大村線に乗れない→その後のスケジュールに大いに影響が出てしまうというわけなのです。
時計を見ながら何とかならぬものかと眺めていたところ、14:53に博多に到着！！ 2分あれば猛ダッシュで乗り換え可能かもしれない！！ と、博多駅到着後からエクストリーム乗り換えを開催し、まさかの乗り換えに成功！！ ギリギリだったゆえに座席の確保までは行かなかったけど、5時間椅子に座っていたのでむしろ問題なし！
っと、さい先の良いスタートを切ることができました。
かもめ。白いゴミみたいなのは雪です。
佐賀をすぎたあたりで着席でき、有明湾を眺めながら・・・
諫早到着。
諫早には5年ほど前に、当時は加津佐まで延びていた島原鉄道に乗るためにやってきましたが、今回はそれとは逆方向へ伸びる大村線に乗り換えて佐世保方面にいくことにしました。
土曜の午後なら空いているだろうと思いきや、このシーサイドライナーはローカル線にしてはそこそこよい乗車率で立ち客もちらほら。
大村湾はまるで湖のような静けさでした。
彼杵(sonogi)やら南風崎(haeno-saki)などという読みづらい駅や、ハウステンボス(huistenbosch)といったオランダのような駅を通り過ぎ、早岐駅に到着。
佐世保方面はすでに乗車済みなので、このあたりでまだ乗ったことのない松浦鉄道の有田〜伊万里間に乗るため、佐世保線の佐賀方面の電車に乗り換え。
・・・
で、2駅ほど進んで有田到着。ここで松浦鉄道に乗り換えです。
これに乗って伊万里へ行きましょう。
松浦鉄道と言えば、日本のモノレールを除く鉄道としては最西端を走る路線として有名で、佐世保からたびら平戸口を経由し伊万里へ向かう路線では海岸線を走る景色の良い路線ですが、有田〜伊万里間は特に特徴も無い内陸部を走る路線となります。なので海沿いの風光明媚な区間と比べると車窓は単調ではあります。ただ、話によれば比較的乗客も多く、こういう区間があるからこそ、人口希薄地帯を走らせることができるんですよね。いや、実際のところはどこが稼ぎ頭になっているか知らないけど。
とかなんとか思っているうちに終点の伊万里到着。
今日はここに1泊です。
宿に荷物を投げ、伊万里と言えば伊万里牛！ ということで、近場のお食事処で伊万里牛を頂き、この日は終わったのでした。
伊万里牛いいな。破格の値段ですごい良い肉が食えた！
出張で佐賀に行ったときも思ったけど、この辺は本当に良質の和牛を安く食えるのでマジでオススメです！
