DAHON Dove Plus片手に乗車できる広島近辺のお手頃な近場のローカル線を探していたら、お隣の岩国にある錦川鉄道が見つかったので、数年ぶりに錦川鉄道に乗ってみることにしました。
前回は2011年5月だから、8年前か・・・あの頃は広島に引っ越すとか夢にも思っていなかったわ。
錦川鉄道はすでに完乗済みなので、終点までは行かずに適当に風情ある駅で下車して、そこから適当に20kmぐらい移動してから鉄道で帰るというざっくりとした計画を考えつつ、乗車します。
連休後の土曜日ということもあり、乗客もまばらな錦川鉄道に乗って錦町方面へと出発です!
岩徳線との分岐である川西駅で半分ぐらいの乗客を降ろしたあとは、かつての国鉄岩日線である錦川鉄道の路線へと入っていきます。
現在は清流新岩国駅に改名した御庄駅。新幹線乗り換え駅ですが、そんな乗り換え駅な感じは微塵も感じられないぐらいのローカル駅。ここで新幹線に乗り換える乗客は1日に何人ぐらいいるのだろうか・・・
比較的新しい路線であるためか、ローカル線にしては高規格な線路設計となっています。そういえば踏切りもほとんど無かったような。
また、近辺を走る山口線や芸備線などとは違い車両自体も新しいので、国鉄時代のキハ40が唸りを上げながらゆっくり山峡を行くような国鉄時代を彷彿させる路線ではなく、軽快に終点の錦町へと進んでいきます。
でも、錦川に沿って走る錦川鉄道は、ついこの前廃止となってしまった三江線の三次~口羽の車窓風景とよく似てて、ちょっと懐かしさが感じられます。錦川も江の川も同じ中国山地の川で、雰囲気も近いってところもあるのでしょう。
途中の眺めの良いところなどでは、観光徐行という名の徐行運転でしっかり景色を堪能できます。まあ、JR西日本でお得意の保守工事を節約するための徐行運転だとは気づいても突っ込んであげておかないのが大人の対応ですね。
さて、ここいらで途中下車しますか・・・ということで
特に理由もなく、南桑駅で下車してみました。
この何にもない感じ、全く観光地化されていないありのままの姿が実に素晴らしい。
・・・
では、さっそくDove Plusを取り出し(って、上の写真ですでに出てますが)、ここから先は自転車での移動です!
南桑駅と対岸の集落や国道187号線との間には立派な斜張橋が架けられています。駅の規模から言えば吊り橋レベルでも良いのでは?とも思いつつも、これだけの橋が架けられているぐらいには鉄道も大切に取り扱われていると言うことなのでしょう。たぶん。
錦川に沿って下流へと進みます。川沿いの国道なのでアップダウンもなく走りやすい道ですが、前回の伊予長浜周辺の道路のように道幅が広く取られているわけではなく、それでいて交通量もそこそこあったので、折りたたみ式自転車には厳しい感じでした。ロードバイクのような安定して高速走行ができる自転車ならば問題なさそうですけども。
しばらく進んでいくと椋野駅の少し先に、観音茶屋という自販機がたくさんある無人のドライブインみたいなところがあったのでお立寄りです。
ここには、知る人ぞ知る「ラーメン・うどんの自販機」があるので、それ目当てに立ち寄ったところ・・・
なんと故障中!! 残念!!
よく見ると「修理依頼中」とのことなので、近いうちに再訪しますか・・・しかし残念。というか、この辺は道の駅はおろか、コンビニすらなさそうな地域なので、ここで食事が取れないとなるとこの先が思いやられます。一応、普通のカップヌードルの自販機は生きているのでそれを使うという手もあるんですけど。
猫もいました。
続きます。