翌日、以前からやってみたかった計画を実行することにしました。それは何かというと、国道299号を使って、長野から埼玉まで戻るという計画!
説明しよう。国道299号とは、長野県茅野市から埼玉県入間市までを結んでいる国道で、そのほとんどが山間部を抜けるルートを取る魅惑のルートなのである!! 代表的な峠を列挙すると、日本の国道では二番目に高い麦草峠(2127M)や、関東屈指の酷道と呼ばれている十石峠、走り屋が夜な夜な集う志賀坂峠や正丸峠など、とにかく実用性よりも走ること、それ自体を楽しみながら走破する国道なのです。
俺のマイカーことくじら号は、非力なスイーツが乗るような軽自動車なので、麦草峠のような2000メートル越えの峠や、酷道と呼ばれるような十石峠を軽々と走破できるような車では無いのでどうなるかと思ったのですが、なかなか楽しかったですよ。
早朝の松本より出発ー。
まずは299の出発点である茅野市に向かいましょうか。カーナビが高速道路をオススメしまくるのですが、朝も速いので下道で行きましょう・・・って、この塩尻と諏訪を結ぶ国道の峠道が走りやすいんですけど、なにげにハードでした! なるほど、時間的余裕がなければ塩嶺トンネルを抜けるべきだわ。
塩尻峠を越え、中央自動車道のICをくぐり、見覚えのある道を進んでいくと「諏訪神社→」という看板を発見。そうか、諏訪といえば諏訪神社。すでにここ4年で2回ほど訪れてはいるけれども、これから始まる過酷なドライブの安全と、明日から始まる過酷な労働を無事にやり過ごせるよう、祈願していこう。
工事中かよ!
でも、神様はこの中にいるはず! というわけで、25円ほど賽銭箱に投入して、旅の安全とお仕事が無事に終わるように祈願してきました。
さて、諏訪といえば・・・諏訪湖ですね。一昨年ぐらいにも立ち寄ってはいるのですが、せっかくなのでちょいと寄り道。
天気が良くなかったのが残念。ま、2回目だから良いんだけどさ。
では、国道299号を探しましょうか・・・お、気がつけば299にコースイン! この道、前にも一回、レンタカーで走ったことあったな・・・いや、会社の研修でも来た気がするぞここ。
あ、重複区間でしたか。299はおまけみたいですね・・・一応目的地は佐久穂ですが。
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蓼科の別荘地をぐいぐい登っていき、ちょっとエンジンがやばいんですが!!!っと思ったところで、299最初の目的地、麦草峠に到着。
麦草峠とか、中1の遠足以来だな。昔すぎて全然懐かしさとかないけど、俺の車でこんな標高の高いところまで来れたことに感動だぜ。だって、2127Mですよ? 東京都の最高地点よりも高いんですよ!?
さすがにここまで来ると、空気が違うね。いやー、こういう高いところの雰囲気いいわぁ・・・よし、ちょいとお昼寝しよう。というわけで、ちょっと横道の静かな林道に入って30分ほど寝てました。
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翌日は朝から労働がある日曜日ゆえ、もたもたできません。先を急ぎましょう。
標高2000Mの高原から八千穂の街まで転がるように下っていくと・・・おおっ、ついに埼玉の地名が!!
秩父まで86km!! てか遠い!!
十石峠までの登り道を進んでいくと、一つのダムを発見。自称ダムマニアとしては立ち寄っておくべきポイント。
古谷ダム。特にこれといった特徴はないダムだったかなぁ。展望台がちょいと離れたところにあってそこまで行く時間が無かったのが残念。
そして、このダムのすぐ上には滝があるとの情報を得たので、そこにも行ってみることに。なんでも、乙女滝という乙女な滝があるとのこと!!
お、これは見事な・・・でも、乙女(おとめ)というよりは夫婦(めおと)じゃないかこれは?
でも、さすが長野県。こういう滝があるだけでもすごい。関東近辺、特に埼玉県だとなかなか見てる物をうならせる滝ってないからなぁ。
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この乙女滝を越えると、そろそろ国道299号は酷道と呼ばれる道に変わります。というか、国道なのですが・・・
これ、国道じゃなくて林道だろwwwwww
とはいえ、関東近辺の林道レベルで考えれば、そこまで悪路って訳じゃないので、意外とノーマルの軽自動車でも走れます。道には小石や枝が散乱しているので、なめてかかると怪我するかもしれませんが、そこまで酷くはないかな。
そんなこんなでサミットというか十石峠到着。
群馬側は長野側よりも過酷を極めていましたが、普段から奥武蔵グリーンロードとかを走っている人間から見れば、至って普通の林道。これぐらいなら問題ありません。
スピードの出し過ぎやカーブでの対向車などに注意しつつ、上野村の中心地を抜け、旧中里村から志賀坂峠へ向かいましょう。
ついに念願の埼玉県!!! 松本を7時過ぎに出てから4時間近くが経過。しかも、そのほとんどが山道とか、これはハード。特にダイハツミラのような軽自動車には過酷すぎだろう(まあ、小さい車なのである意味楽と言えば楽なのかもしれない)
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そしてここからひたすら見慣れた秩父の大地を走り続けると・・・
秩父!
我らが飯能市から40kmぐらい離れているんだけど、ここに来ると帰って来た感があるなぁ。それでも自分の街という気がしない時点で、隣の街なのですが
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そして、正丸峠をトンネルで通り抜け、午後1時半過ぎ、6時間弱の運転を終え、埼玉県の飯能市市内にある実家にたどり着いたのでした。
いやいや、国道299号ですか。俺のような山道が好きな人間から見ると、とても面白いルートでしたよ。今度は逆ルートで走り抜けたいですね!