翌日は九州最強最凶の国道として名高い国道265号線をドライブしてみました。
国道マニアのうち、酷道と呼ばれるいわゆる酷い国道を好んで走る人には有名なこの国道、今まで何度も南九州へ行くことがあったにもかかわらず、なかなか走行する機会がなかったのですが、やっと行くことができました。でも、時間の関係上、全線制覇はできなかったのですが、それでも椎葉村から西米良村への道のりを存分に楽しむことができたので十分楽しかったですよ。
まずは拠点として使っている日向市から国道327号線を使い、椎葉村へと向かいます。
ってさらっと書いていますが、日向市から椎葉村へは70km以上も離れているのでこれだけでも大仕事です。
この日向市から椎葉村へ向かう国道327号線は数年前にも走行しているのです。でも、そのときは椎葉村内が通行止めになっていることに途中で気づいて折り返してしまったので、今回はしっかり最後まで走りきりました(まあ、重複区間の椎葉村より先の熊本方面は走っていませんが)。
今回は時間にも余裕があったので、旧西郷村にあった「おせりの滝」にお立寄り。
最初滝が見え始めたときは、「なんだたいした滝じゃないな・・・」と一瞬思ったのですが、滝壺まで行ってみるとこれがすごい。落差70メートルはある大きな滝で水量も豊富ということもあり、なかなか見事でした!
写真や動画だとイマイチうまく迫力が伝わらないのが残念です。この滝は一見の価値ありなので、よほど時間が無いとき以外は立ち寄ってみてはどうでしょうか。国道からも比較的すぐ立ち寄ることが可能です。
では先へ進みましょう。
日向市を出発してから50kmぐらい走ったところでやっと椎葉村の領域に突入。そして突入と同時にこの道の悪さ。
上椎葉という椎葉村の中心地を抜け、まずお立ち寄りしたのが、椎葉村の中心地にある大きなアーチ式ダムの上椎葉ダム。
上椎葉ダムは高さ110メートルはある大きなダムであるにもかかわらず、完成してから60年以上も経っているだけあって、他のダムにはない独特の雰囲気がありましたね。戦後すぐに建設が始まった古いダムなので、殉職者もかなり出たようですが・・・
では今回のメインイベントである国道265号ドライブを始めましょう!
酷道ではお約束のご案内。
さすが国道265号線、林道レベルの道路が延々と続きます。前から車が来たら厄介なことになりそうなですが、ほとんど車は来ないのでそこまで気になりません。一応ゴールデンウイークなんですけど。
いい加減、上り勾配のくねくね道に嫌気が差してきたところで視界が開けました。
ずいぶん高いところまできたものだ・・・!
と思ったらここ、飯干峠という峠でした。
峠を越えたら今度は下りで、相変わらず酷い道が続きます。とにかく狭いし曲がりくねっているという酷い有様。ミラーのないカーブもあるので、注意して進みましょう。
大河内集落に入ると酷道仲間の国道388号線と合流し、仲良く重複区間となります。
合体したから4車線の道路になるとか、そんなことはないのですが。
さらに進むと何でもないところで突然西米良村に入り、飯干峠付近に比べれば快適な道を快走すると村所交差点に到達します。
ここで右に曲がればさらなる国道265号線の神髄を味わえるものの、この時点ですでに午後3時を回っていたので、断腸の想いでエスケープしました。
村所の道の駅付近に車を止めて一休み。
この先は国道219号線を通って宮崎市の方に行きました。あとはもう普通のドライブなので詳細は省略します!
まだ続きます!