ギリギリ到着できた荒砥駅から山形鉄道フラワー長井線に乗って、やってきたのは今泉駅です。当初の予定では、赤湯まで戻ってそこから奥羽本線で米沢に行く予定だったけど、いい感じに普通列車が接続しておらず、逆に今泉では米坂線に接続していたので、このルート取りをすることにしました(って、文章で書いて路線図を頭の中に描ける人はそうそういないか・・・)。
まあ、米坂線を使ったんです!
今泉駅! 乗換駅なので、もっと大きな駅を想像していたのに、シンプルな乗り換え駅でした。
そして米坂線に乗り換えるのですが、この米坂線は、旧式の気動車がよく走っている路線として、一部の人には有名・・・だと思います。今回乗った列車も
俺が小学生の低学年の頃に、北海道で良くお世話になっていた車両ですね。まさか、また乗ることができるとは・・・って、メチャクチャ混んでるんですけど! この混み方も、20年前の国鉄時代を彷彿させてくれるぜ<俺はいったい何歳だ
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しばらく進むと、終点の米沢駅に到着。
さて、米沢に到着しました。米沢といえば? ですよね、米沢牛でしょう!
ではさっそく、途中下車して米沢牛ステーキでも頂き・・・って、何だこの人の数は!!
どうやら、米沢上杉まつりの開催日にぶつかってしまったようです。おかげで人多すぎで、こんなお昼の時間帯にとてもじゃないけどお店でゆったりと優雅に肉を食すことなどムリムリ。
まあ、次の福島行き各駅停車がやってくるまで1時間半ぐらいあるんで、祭りでも眺めていましょうか。
いきなり火縄銃を持った集団がこっちへ!
なんだなんだと、追っかけてみると、どうやらこれから、火縄銃を発砲するというイベントが始まるらしい。いままで火縄銃なんて見たことなく、まして発砲の瞬間などテレビでしかお目にかかったことがないので、是非とも見ておきたい!
と思ったので、見てきました。
実弾でやると法に触れるらしいので、空砲だそうです(当たり前だ)。
火縄銃に関する蘊蓄話をいろいろとしているうちに準備完了。
撃てーっ!
ものすごい爆音と共に発射!
いやいや、これはすごい。
で、隊長らしき人の蘊蓄話で出てきたんだけど、なぜ火縄銃を撃つ瞬間に大声を出しているのかというと、それは気合いを入れるという意味の他、大声を出してデカイ音になれておかないと、爆発音で耳がやられるからだとか。
それに、気合いをしれてしっかりつかんでおかないと、反動で後ろに飛んでしまうこともあるとか無いとか・・・いやいや、奥が深いな。
米沢牛は食えなかったけど、代わりにおもしろいものを見ることができた米沢に満足した俺は、再び駅に戻って目指すは福島!
おっと、駅弁を売ってるじゃあないですか・・・って、そういえば米沢って、日本国内の駅弁の中では最も人気があるうちの一つ、牛肉弁当の売っている駅じゃないですか! これは買わなくては!
・・・と思ったら、祭りのおかげであっさり売り切れ。残念すぎる。
代わりに買ってきたのはこれ
名前忘れたけど、牛肉の入っている弁当。万が一米沢牛じゃなくても、米沢で牛が食えればOK。雰囲気が大切なんだよ!
そうこうしているうちに電車は出発。
奥羽本線の米沢~福島間といえば、かなり山深いところを走るためか、山形新幹線ができる前はスイッチバックのオンパレードで、何度乗っても感動する路線だと、昔の偉い人は言っておりましたが、現在はわりと普通の峠越えだったりします・・・が、やはり景色が素晴らしい。
こんな車窓を眺めながら食べる駅弁はやはり最高ですね。駅弁は高いわりに云々とか言っている人は、たぶん本当の駅弁の美味しい食べ方を知らないんだろう。
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しばらく進むと、山越えの峠近辺にある、その名も峠駅というド・ストレートなネーミングの駅に到着。以前は、峠の力餅が駅で立ち売りをしていたという話を聞いていたけど、未だにやっているとは・・・それに気づいたときにはすでに電車が発車したあとだったので、買えなかったのは残念。また今度来よう。
さらに進むと県境の駅、板谷駅を越えて福島県へ突入。
そして、いきなり大きな街が登場してきたかなと思ったところで福島駅に到着。
このまま新幹線に乗り換えて帰ってしまっても良いかなとも一瞬思ったけど、まだ時間的に余裕があったので、ちょいと寄り道を・・・
どこへ向かったかと言えば、奥州三名湯のうちの一つ、飯坂温泉。
なんせ昨日は、奥州三名湯のうちの一つの鳴子温泉の駅まで行ったのにもかかわらず、温泉には浸かってこなかったからね。東北に行ったら、やっぱ温泉でしょ! というか、ただ単にさっき(昨日の日記参照)の猛烈ダッシュでかいた汗を流しておきたかったというのが強いかも。
福島から飯坂温泉へは、福島駅から出ている福島交通飯坂線を使いましょう。
4月中旬頃、福島交通経営破綻! というニュースをちらっと見ていたので、ちょっと心配だったけど、全く問題なく運行しているようでした。
これに乗って25分。あっという間に終点の飯坂温泉に到着。
共同浴場があることを知ったので、さっそくそこへ・・・の前に、もう一汗かこうということで、すぐ近くにあった山っぽいところ、愛宕山公園へ向かうことに。
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飯坂温泉の街の中は、絵に描いたような日本の温泉街といった感じ。
そうこうしているうちに・・・
ここまで来たら登りましょう。
そんなに高い山でもないので、眺めもそこそこ。まあこんなものでしょう。
では、一汗かいたところで温泉へ行きましょう。向かった先は鯖湖湯。
入浴料200円だったかな。別料金で石けんやタオルなどもあるので、特に何も用意していなくても安心。
で、最近改築したらしく、内装もなかなか綺麗だったんだけど・・・この風呂には、シャワーはないのか!? 身体洗うときは、湯船にお湯を取りに行く必要があるとか、かなり新感覚だったぜ・・・
えーと、お湯の方は無色透明、普通のお湯っぽくて「これ本当に温泉なのか!?」と思ってしまったけど、風呂から出てみればお肌スベスベ。あとからじわじわ効いてくる温泉でした。というわけで、旅行で福島に来たときは、ちょいと寄り道してみてはどうでしょうか。
・・・
その後は福島駅に戻り、新幹線で埼玉へ。
各駅に止まる遅めの新幹線だったので、駅という駅で抜かされまくりだったけど、そのおかげで車内はガラガラ。のんびりできました<新幹線でのんびりとか、ちょっと表現がおかしいな
で、無事にサイタマー
無事に帰って来れました。良かった良かった。
とまあ、こんな感じの寄り道しまくりというか、鉄道乗車しまくり宮城松島・山形・福島観光でした。うむ、なかなか楽しかったぞ。