NISHISAITAMA PROJECT

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毎晩開催の椿まつり夜祭りと、伊豆大島一周ドライブ

伊豆大島では、2/22~3/23まで毎晩「椿まつり夜祭り」を開催しております。1ヶ月にもわたって、元町港の船客待合所で、毎晩のようにお祭りが開かれているとはなかなかパワフル。

でも、宿からちょっと遠いんだよなぁと思っていたら、宿の人がありがたいことに連れて行ってくれました。ありがとうございます。これぞ島の人情って奴ですか!?

 

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やってきました元町船客待合所。



1週間のうちで最もにぎわうであろう土曜日の夜であるのにもかかわらず、強風のためほとんどの船が接岸できなかったため、観光客らしきお客はちょっと少なめ。でも地元の人もけっこう集まっていたらしく、予想以上ににぎわっておりました。



19:30~21:00の1時間半の間に、ステージでいろいろと催し物が行われます。この日は、大島民謡というか「あんこの手踊り」を中心に女子小中学生(ぐらいだと思う)の現代風スーパーあんこ踊り(?)と、あんこおばさんによる「普通のあんこ手踊り」をやってました。てか、大島ってほんとこればっかなんですね! いや、良いと思うよ。

あと、都はるみが「あんこ~」と歌っているあれ。大島だったとは知らなかった。おばさん達の踊りで初めて知ったし。

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夜の8時半をまわったあたりで「会場の皆さんも参加できる大抽選大会~!」のスタート。会場にいる参加希望者全員が抽選会に参加でき、運が良ければ豪華賞品がいただけるというイベント。参加費無料なのにここまでやるなんて、スポンサーの東海汽船には太っ腹すぎて泣けてくる。今度は船で来るぜ!



おそらく手作りのスクラッチ開発したVBプログラムじゃないのかなと思われる、お手製のスロットを回し、絵柄がそろえば、その絵のランクに応じた賞品がもらえるというもの。でもまあ、こういうイベントはことごとくついていない俺・・・でもないな、最近何かしらこの手のイベントでは頂いてきているので、今回ももしかしたら当選するかも? と、淡い期待を抱いてスロットのボタンを連打したところ・・・



伊豆大島産の天然の塩が当たったヽ(゚Д゚)ノ ワーイ

400円出せば1kgの塩が買えてしまうこのご時世で、わずか100gで450円もする高級な塩をいただきました。ありがとうございます。

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酒を飲んだり(飲んでばっか)、お土産を買っていたりしたら終了の時間がやってきたので、宿の人と一緒に宿に戻り。そして就寝。

しかし、こんなのを毎晩やっている伊豆大島。元気ありすぎ。



翌日。

8時頃に、大島の海の幸満載の朝食を食べ終え、飛行機の出る13時まで何をしていようかなといろいろ計画を練っていたところ、宿の女将さんに「今日なら軽のレンタカーが借りられるはずだから、3時間だけ借りてみればいいんじゃない?」と勧められた俺。軽自動車なら安いし、それに昨日は歩きっぱなしだったからドライブもいいだろう・・・というわけで、レンタカーを借りて島を一周することにしました。

2月24日は本州では春一番が吹き荒れ、交通網が麻痺するほど凄まじい天候だったらしいけれど、ここ伊豆大島では低気圧と低気圧の狭間にうまく入っていたおかげか、とっても穏やか。しかも天気も涙が出るほど良く、これはもう、ついこないだ行った伊勢神宮の御利益としか思えないぐらい恵まれてましたwww

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さっそく出発しましょう。まずは近くの海岸線へ・・・おおっ、昨日は全く見えなかった伊豆半島が!



遠く富士山もかすかに見えたけど、写真だとわかりにくいので割愛。

そのまま海岸線をひたすら南下していくと、突然、道路の脇に激しい断層の登場。



間伏地層断面と呼ばれる地層断面だそうです。断層マニア垂涎の一品<なんだそりゃ

そのまま道なりに進んでいくと、伊豆大島の南の集落、波浮に到着。



波浮港は、伊豆大島の天然の漁港として知られ・・・は他に解説を譲るとして、この港、なかなか眺めがよろしく、わざわざ車を借りてまで来て良かったと思える港です。ちなみにバスでも来れるけど、バスと飛行機のダイヤがうまくリンクしていないので来れなかったんですよ。そう考えるとやっぱレンタカーを借りて正解だったかな?

それはともかく、港に降りてみましょう。



古き良き漁村の風景といったところか。さりげなく道路が綺麗に整備されていたりするけど、良くある「やったらまぶしいぐらいに綺麗に整備された古い街並み」とは違い、うまく昔の雰囲気を残しているのが好感が持てます。



佐渡島の時も思ったけど、やっぱり離島は海が綺麗。がっちり護岸整備された漁港なのにこんなにも綺麗。

っと、もっとゆっくり建物を見学したり(踊り子の里資料館とか)、海辺でぐてーっと寝っ転がりたい気持ちを抑え、先を急ぐことに・・・13時の飛行機とか中途半端すぎるよ!

と、ANKに文句を言ってもしょうがないので、次の目的地、鉄砲場と龍王灯台へ

の途中でリスと鉢合わせ。リス多いなこの島は



リス好きにはオススメ伊豆大島。でも、かつてauLISMOがインストールできなかった俺は、リスには目もくれずそのまま龍王崎の方へ歩くと、防空壕発見。



日本陸軍防空壕があったところらしいです・・・なんで島なのに陸軍? ああ、上陸したら海軍の管轄じゃなくなるのか?

それはともかく、



わりと普通の灯台です...お、なんか後ろに道が続いているぞ?

っと、草に埋もれた道無き道を進んでいくと・・・



うお、いきなり崖の上に出たし!
すごいなこの眺めは。



反対側には伊豆諸島の島々が。俺の知識が正しければ、左から新島、神津島(?)、利島かな。あと、写真には写ってないけど、火山の噴火が記憶に新しい三宅島や、反対側には千葉の房総半島まで見えました。

観光向けに整備された道じゃないので、注意していないとそのまま崖から落ちてしまいそうな場所もあるけど、この隠しステージ的なスポットからの眺めはかなりオススメなので、灯台に来たら、ここまで来てみましょう。崖から落ちても責任取れないけど。

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太平洋の素晴らしい眺めを堪能した俺は、島一周のミッションを果たすため、島の東側を大島公園の方に抜けることに。

島の東側は集落が一切無いので、西側とは全く違った風景が広がってましたよ。なんというか、大自然がいっぱいの超絶ドライブ!



人は誰もいないのに東京都の都道なので、路面のクオリティは国道レベル。メチャクチャ走りやすい! 北海道の国道を飛ばしているような気分! っとそのとき、突然目の前に砂漠が少しだけ登場!



帰宅後調べてみたら、「月と砂漠ライン」という観光ルートを車である程度入れたらしいね。激しく残念でならない。

20分ぐらい走ったところで、昨日も来た椿満開の大島公園の入り口に到着。でも、時間がないので公園の横に飛び出ていた椿だけを見て「椿まつり気分」を少しだけ堪能。



ぜひとも椿園の中で咲き乱れる椿を見てみたかったけど、しょうがない。まあ、楽しみは取っておこうということにしよう。伊豆大島なら東京からいつでも行けるし。



空港到着。


満タンにするためにガソリンを入れたところ、1リットル180円ぐらいしてて俺涙目。島一周で900円。50kmぐらいしか走ってないし・・・離島はガス代が高くて困る。

っと、レンタカーを返すために、レンタカー屋に電話をすると

「レンタカーは鍵は差したまま、ドアをロックせずにそのまま駐車場に放置しておいてください!」

なにこの平和な島。品川ナンバーのレンタカーなのに、キーを差しっぱでOKとか、のどかすぎるぜwww

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空港でお土産を適当に買いあさり、飛行機を待つこと40分弱。すると・・・

「本日、八丈島からの飛行機は、大島上空での強風の影響で、大島空港に着陸できないおそれがあります。着陸できないときは大島を経由せず、羽田まで行きますので、あらかじめご了承ください」

っておい、飛行機が通過する空港なんてはじめて聞いたぞ! てか、飛行機来なかったらどうやって帰るんだよ! ああ船か。

船で帰るのも悪くはないかなと思いながら待ち続けること20分。少し遅れて八丈島からの飛行機が到着。



あ、ちょっとわかりにくいけど、飛行機の後ろにうっすらと白く見える山が富士山です。

というか、飛行機が無事に来てくれて良かった!
これで無事に帰れる!

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飛行機は大島からしばらくは安定していたんだけど、本州にさしかかったと同時に凄まじい揺れの連続。さすが春一番が吹き荒れている本州だぜ! と思っていたら、あっという間に羽田に到着。わずか25分のフライト(笑)

とまあ、こんな感じの一泊二日の伊豆大島旅行でした。

1日目は山登りで大島の火山と砂漠の雄大さに感動し、二日目は逆に海岸線を車で爆走して太平洋のすばらしさを堪能しまくりの2日間でしたよ。「椿」と「温泉」の、メインディッシュを味わっていない気がしないでもないけど、俺としては十二分に満足したので良しとしよう。

ただ、山は天気があまり良くなかったおかげでお鉢巡りはできなかったし、二日目はただ車で走っただけだったので、細かいところまでじっくりと見学できなかったのは残念。でもまあ、伊豆大島は飛行機を使えば1時間かからずに行ける島なので、また近いうちに気軽に行ってみよう。

あとは、伊豆諸島の他の島々や、遠く足を伸ばして小笠原の方もいずれはいってみたいねぇ...小笠原なんて今の会社にいる限り、絶対に行けない気がしないでもないけど、いずれは・・・!

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