NISHISAITAMA PROJECT

傘 傘傘⊂⊃/ ̄\ ⊂⊃ 傘傘傘傘

せっかくの能登半島だし、鉄道で行けるところまで行こうぜ?

関東地方から金沢方面へは、鉄道を使った場合、上越新幹線で越後湯沢まで行き、そこからほくほく線北陸本線経由で金沢に行くのが最も早く、安いルートとなっております...が、土曜日は週末初日ということもあり、指定席という指定席はほとんど満席、寝台特急の特急北陸も全部満席で、急行能登もグリーン席が一部空いている程度(急行能登は自由席もあるけど、激混み夜行の座席は死ねる)。

じゃあもう始発で行って、一番乗りで自由席を確保した方がよくない? ということになったので...土曜日は3時半頃起床し、始発の八高線川越線を乗り継ぎ大宮駅へ。ねむいー。

始発の新潟行き新幹線に乗車しようとすると・・・始発だというのになんという人の量(^o^)。これは間違いなく乗車率150%。

新幹線は、大宮から越後湯沢の1時間ちょっとぐらいなら立ちっぱでもいいけど、越後湯沢から金沢までの2時間以上の特急はくたかでは、何が何でも座っていきたいと思ったので、越後湯沢の出口間近のドアの前を陣取り、越後湯沢に到着後ダッシュで在来線1番ホームへ移動。そしてはくたかの進行方向右側の窓側の座席をゲットー。

そこまであわてなくても良かったのかもしれないけれど、後続の新幹線が来てからは、はくたかの車内もやっぱりものすごい乗車率となったので、気合いを入れて始発できて良かったと思った瞬間でした(越後湯沢から富山ぐらいまで立ちっぱなしはきつい)。

 




その特急はくたか。北陸急行バージョン・・・らしい。



Snow Rabbit Express。ゆきうさぎ特急。

ほくほく線内を、在来線最高速度の最高速度160km/hでぶっ飛ばしつつ、北陸本線内をそれなりの速さで飛ばしつつやってきたのは、今年三度目の金沢です。



プログラミング合宿は、ここでレンタカーを借りて、原発で有名な志賀町まで移動することになっていたけど、せっかくなので俺は、ここで七尾線を走る特急サンダーバードに乗り換え、能登半島を行けるところまで北上してみました。

でも、能登半島を走るのと鉄道は、3年ぐらい前にほとんど廃止されてしまったのが残念でならないな。過疎地域である上、冬の経営なんかは大変だろうけれど、残して欲しかったね。

それはともかく、七尾線を乗り継ぎ七尾へ。ここで、のと鉄道に乗り換え、現在の終点である穴水まで移動です。



途中の風景は、なかなか感じがいいね。



こんな景色が、かつては珠洲まで続いていたかと思うと、廃線前にこれなかったのが本当に残念だ(チャンスは何度かあったんだけど、当時はそれほどあちこち旅行する人間じゃなかった)。



で、あっという間に穴水に到着。



ここから先は代行バスに乗っていくんだけど、今回の目的はのと鉄道廃線散策ではなく、プログラミング合宿なので、穴水周辺で時間をつぶすことに。



なにかリーズナブルな移動手段はないかと調べてみると、無料レンタサイクルがあったので、さっそく利用。やっぱ、手頃なレンタサイクルがいいね。



駅前にあった案内板を見ると、現在はもうなくなっているのと鉄道が残ってるじゃあないですか。というわけで、これを参考にしつつ、いくらか廃線調査をしてきました!

まず穴水駅より北側。ある程度はレールが残っているみたいです。JRの管轄の部分だけは残されているのかな?



レール沿いを自転車で走っていくと・・・



レール終了のお知らせ。



レールが剥がされてしまったガータ橋。ちょっと危なっかしいので、上を歩くのはやめて、横の国道を迂回しつつさらに北上すると・・・



うお、鉄橋が残ってるし。こんなにも新しそうなのに、現在は無用の長物と化しているのがいろいろと勿体ない。鉄道を復活させるつもりがないなら、さっさとサイクリングロードに転用して欲しいところ。

ここで、能登方面に向かっていた能登線と、珠洲方面に向かっていた七尾線に分かれているので、とりあえず海沿いを走っていた珠洲方面を見に行くことに・・・



珠洲まで55km。自転車だと遠いな、やっぱり隣駅までにしよう。

途中、いくつかのトンネルを越え、峠を2つほど超えたところで「中居北口」という代行バスのバス停を発見。おそらく駅だろうということで、近くを調べてみると・・・



おお、駅らしいもの発見!



中居駅ですね。基本的に、廃線になってしまった路線の駅の建物は、いろいろな大人の事情でさっさと破壊される場合が多いんだけど、ここの待合室は健在でしたよ。

せっかくなので中へ・・・



中居駅の花壇を表彰した賞状と、現在も動き続ける時計が・・・ちょっと心にググっと来る眺めだね。ほんと、待合室のベンチに座っていれば、今にも列車が音を立ててやってきそうな感じだったし。

と、しんみりした感を漂わせつつ、もう一つ隣の駅まで行ってみました。



中居駅からちょっと行ったところにあった小学校の近くにあった跨線橋。中央のバラスト(砂利)が、のと鉄道跡。

この辺の眺めは大変良かったので、ぜひとも鉄道に乗って眺めたかったね。



さらに海沿いを走る俺。すると・・・



俺も頑張ってます。

3kmぐらい頑張ったところで、隣の駅の比良駅に到着。



ここもプラットホームは残っているみたい。



枕木は全部取り除かれた模様。枕木を集めて何にするんだ? 別にそのままにしておけっばいいじゃんって思うんだけど。

っと、そろそろ戻る列車の時間が迫ってきたので、もっと先に行ってみたい気持ちを抑え、穴水駅に戻ることに。今度来るときは、レンタカーでも借りてこよう。

・・・

次回は、記事内容を75°ぐらい方向転換し、「酒飲みながらのプログラミングはやっぱりおもしろい!」をお伝えしましょう。

続く。

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