NISHISAITAMA PROJECT

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房総横断鉄道-いすみ鉄道&小湊鐵道の旅

地方のローカル線がどんどん廃止となっているこのご時世、なくなってしまってはもう乗ることができないと言うことで、できる限り乗っておこうと思っているi++ですこんばんは。本当にもう、地方のローカル私鉄各線や三セク鉄道は、明るい話が全くないですね。今年は、島原鉄道半分に三木鉄道が廃止ですか。

そんな今回紹介する鉄道も、早ければ今月末にでも廃止宣告が下されてしまうかもしれない、千葉県南西部を走るいすみ鉄道です。いすみ鉄道は、千葉県の外房線、大原駅から房総半島を横断し、上総中野駅まで走る26kmぐらいの三セク鉄道です。相当経営は厳しいらしく、いつ廃止になってもおかしくないとか。

で、俺にできることと言えば、直接その鉄道に乗って現金を落としてくることしかありませんね!? てなわけで、行ってきました。

 

朝7時半の飯能発の西武線に乗り、池袋で丸ノ内線に乗り換えてやってきたのが東京駅。ここからJR総武線に乗り換え、さあ千葉県へ!



千葉県の首都、千葉駅到着。けっこうデカイ駅ですね。

大原に向かうために外房線に乗り換え、電車に揺られること1時間半ぐらい。大原到着です。



さっそく、本日のメインイベントであるいすみ鉄道に乗り換えましょう。いすみ鉄道乗り場はすぐお隣です。



コスト削減に徹底しているらしく、おそらくもっとも利用客が多いと思われる大原駅ですら駅員がいません。ここには一人ぐらい設置しておいた方が何かと便利そうなんだけど、そういうことをしないと言うことは、かなり経営は苦しいことが読み取れます...ちなみに、お得な一日乗車券や房総横断切符などは、運転手にあらかじめ申告しておかないと入手できません。ご注意を・・・(俺は寄付の意味も込めて通常料金払ったけど、寄付の意味も込めるなら、フリー切符を買った上で、普通料金を支払うのがいいんだよな。まあ、給料がもっとがっぽり入るようになったらそうします)



あ、半年前に行った千葉城に引き続き、房総の魅力500選発見。これで2個目なので、あと498個も探さないと(笑)



では、いすみ鉄道に乗って出発しましょう。

車内はローカル線にしては珍しくロングシートであるため、ちょっと雰囲気はよくないかな。景色はそんなに悪くないので、こういう景色を堪能してもらうため、車内の半分ぐらいはボックスシートにしていただきたかったかも。ただこれは、たまたま俺が乗った車両がロングシート仕様だったのかもしれないし、細かいことはよくわかりません。

ま、仮にいすみ鉄道側がそう思っていたとしても、車内を改造する力が残っていないのかもしれないな・・・

・・・

この、いすみ鉄道。東京から特急で1時間ちょっとの場所とは思えないほど、ローカル線があふれる風景が広がっております。



基本的に駅はこんな感じ。渋い駅の連続ですね。



途中の大多喜駅で、大原方面に行く列車と交換。唯一、いすみ鉄道が盛り上がっていた場所だったかな。

・・・今回は特に予定を組んでいなかったので、そのまま終点まで行ってしまったけど、もっといすみ鉄道沿線を満喫したいならば、この大多喜駅で途中下車してみるといいかも。というのも、大多喜は山の中の城下町だけあって、それなりに街も大きく見所もあって、おもしろそうなんだけど、いすみ鉄道の終点の上総中野駅ははっきり言って何もない!



これがその終点の上総中野駅

ここから小湊鐵道に乗って五井方面に移動するわけだけど、接続時間が1時間近くあるので、街に出て昼飯でもと思ったのに・・・



店がない!

時間帯が悪かったのか、時期が悪かったのか、軽くそばでも啜れそうなお店がなかったのが残念。あとで調べてみると、そういうのは大多喜まで行かないとないとか・・・大多喜か、大多喜がすべてなんだな!

空腹の腹をミンティアで膨らましつつ、駅で待つこと1時間弱。小湊鐵道がやってきました。昭和40年代の国鉄っぽい車両ですねって、その時代には生まれてすらなかったとか言わない。



房総半島の東側を担当しているのがこの小湊鐵道いすみ鉄道の1/3ぐらいの本数しかないので、本当に不便で仕方ないけど、でもこんな山奥までわざわざやってきてくれていることに感謝しないとダメなんだろう(ちなみに五井~上総牛久間は、それなりに本数はあります)。

...

小湊鐵道でも、養老渓谷駅あたりで途中下車でもしようかなとも思ったんだけど、とにかく本数が少ないということで断念。しかも、前日の祭り&飲み会のおかげで、軽く睡眠不足状態だったので、乗車後、しばらくすると爆睡モード突入・・・

気がついたら



終点の五井駅

小湊鐵道は、いすみ鉄道と沿線風景はほとんど同じなのに、こっちは千葉市内への通勤圏に一部区間が含まれているおかげで、それなりに乗客数は確保できているみたい(経営が苦しいことは同じっぽい)。それに車掌も乗車のツーマン運転で比較的元気はあったように見えます。

ま、寝ていたから詳しいことはわからないんだけどな( ´_ゝ`)

無事、房総半島横断に成功した俺は、内房線で千葉駅まで移動し、そこから総武線錦糸町秋葉原へ。

それと、今回、大いに参考になった文献に、「吉田電車」という吉田戦車の書いた本があるんだけど、これについても近いうちに紹介しましょう。これでいすみ鉄道を紹介していなかったら、たぶん今回はいすみ鉄道には乗っていなかったかもしれないし。

それではみなさん、ごきげんよう

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