NISHISAITAMA PROJECT

傘 傘傘⊂⊃/ ̄\ ⊂⊃ 傘傘傘傘

海も山も美しい福江島を、時速30kmで激しくドライブしようぜ!

昨日は福江港に着いた時点で真っ暗だったうえ、速攻で酔っぱらいになっていたので、ほんと現実感が全くなかったんだけど、一晩たって、やっと自分の置かれている状況が把握できましたよ<けっこう危険

 



朝起きて、浴衣姿でケツをかきながら眺めていた外の風景です。いやー、離島の港町っていう感じがしてて良いねぇ。

前日、予約しておいた朝食を味わいつつも速攻で食べて、早々にチェックアウト。そして福江港に併設されている日産レンタカーを訪ねて、軽自動車を一台拝借(島内は一周100kmぐらい余裕であるので、レンタサイクルなんかじゃ太刀打ちできない)。借りた車は、日産のMOCO。人生初の日産車、ついで言うと人生初の一人で借りたレンタカー

受付のお姉さんに(というか俺より若いだろ)、福江島の観光スポットを適当に聞き出し、それを元に旧福江市をスタート地点として、反時計回りで島内を一周することに。

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まず向かったのが、福江島を代表する教会の一つ、堂崎天主堂



一応、普通の教会だけど、この中にはいろいろと五島列島隠れキリシタンの歴史にまつわる様々な展示物などが置かれいるので、基礎知識無しでこれから島を巡ろうとしている俺のような人間にとっては、軽くお勉強もできて一石二鳥。というか煉瓦造りの立派な教会は間違いなく一見の価値ありなので、福江島に行ったならば外すことのできないスポットの一つです。



ろざりおのさんたまりや。

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そのまま北上し、森の中の狭い道を走り抜け、林道のような脇道に入っていき、しばらく進むと・・・



ここからは徒歩です。

山の中を歩くこと5分ぐらいで、次の目的地、ドンドン淵に到着です。



福江島最大の滝! 落差低すぎ! もしかしたらもっと先に本物があったのかもしれない。

ドンドン淵という名前がついているけど、これはおそらく、滝壺に向かって大量の水が流れていく際に「ドンドン・・・・」という音が聞こえるからじゃないかと。違ってたら申し訳ない(というか、そもそもここがドンドン淵じゃない可能性もあるな)。

元来た道に戻ってさらに福江島を反時計回りで進むと、島内唯一の国道384号に出ます。やっと広い道に出たぜー、飛ばすぜー・・・って、なんで法定速度50kmの国道で、30kmで走ってる車が多いんだよwwwwしかも、微妙に道の真ん中を走っているから追い越せないしwwww

たまたま俺が走っていた時間帯がそういう時で、みんながみんなというわけじゃないけど、皆さん、大変のんびりしていてよろしいのではないでしょうか! 俺も郷に従えということで、ゆっくり安全運転走行しましたよ。ええ、それに東京から遠く離れた西の果てで、研修期間中に事故など起こしたら、もう大変ですから。

途中の教会に立ち寄ったり、道の駅に寄り道したりとあちこち適当観光をしつつ、向かったのが、旧・三井楽町の柏という集落にある、柏崎灯台



向こうに見える島は姫島だそうです。穏やかに見えるけど、メチャクチャ風が強く、立っているのがやっとなぐらい・・・

あと、灯台に併設されて柏崎公園なるものがあります。



空海銅像が建ってます。

そうそう、この「三井楽(みいらく)」という地名を最初、パンフで見たとき「どっかで聞いたことあるんだよなー、なんかのエロゲのヒロインの名字か?」などと思ってたんだけど(<頭腐ってるのか)、ここに来て納得したね。前に読んだ、柳田國男海上の道で出てきた「根の国の話」で「肥前下五島、昔の世の大値賀島(現在の福江島)の北部海岸に、三井楽という岬の村がある・・・」と紹介されていた場所でした。なるほどね、俺もやっとエロゲじゃなくて、歴史の文献を追いかけるような、知的な旅ができるようになったか。

まじめな話、日本から遣唐使が大陸に渡るとき、ここが日本最後の寄港だったそうで、それにまつわる様々な遺跡やらお話が点在しております。



たとえば近くにある、この「ふぜん河」は、遣唐使船が最後、ここで水をくんで大陸に向けて出発していったとか・・・

しかし、どう見ても井戸なのに、なんで「河?」 あと、汚くね?



もっと海でも眺め、ゆっくりしていきたかったけど、時間もないので先に行きましょう。

ひたすら国道を走り抜け、魚籃観音に到着。



この裏には、ちょっとした展望台があるらしいので、さっそく行ってみました・・・



さっきの三井楽町方面の眺め・・・うお、なにこの沖縄の離島のような素晴らしい風景はwwww

島の東~北側は、東北の海のような感じすらしていたのに、西側はまるで沖縄ですか。しかも、この反対側は・・・



高浜海水浴場。って、この海の色はどう見ても沖縄です。しかも、誰もいないし、これはもう行くしかないね!

つーことで、ダッシュで砂浜へ直行。



真っ白な砂浜。時期もシーズンを外しており、また場所が場所なだけ、ほんと誰もいない静かな砂浜。うむ、沖縄っぽい体験もできて、ちょいと得した気分だ(さすがにシーズン中は人が多そうだけど)。

さて、どんどん先に行きましょう。次の目的地は、福江島の南西部に位置する、井持浦教会ルルドです。



フランスのルルドという街にある霊水を持ってきて、教会裏の洞窟に注いだのが始まりだとか。



ただ、昼飯時だったためか営業しておらず(?)、霊水らしき物が見あたらなかったのが残念。

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せっかくなので、さらにこの教会の裏の山にある、大瀬崎の展望台に行ってみることに。



おお、これはすごいな。
売りは200万カンデラという、日本一の明るさを持つ灯台と、東シナ海に沈んでいく夕日らしい・・・でも、その時間帯までここに残っていると、実習に戻れなくなりそうだったので断念。機会があったら、大晦日の夕焼けにでも来てみたい。そんな条件で来ることなどまずなさそうだけど。

また、灯台とは反対側の眺めもなかなかよく、



複雑に入り組んだ入り江と、緑のコラボレーションが美しすぎです。天気もよいし、ほんと今日は旅行日和。

・・・と、風景をゆっくり楽しんでいたら、レンタカー返却の時間が迫ってきてしまったので、仕方なく福江港へ猛ダッシュで戻り。

・・・

最後にレンタカーを返すために、港近くのガソリンスタンドでガソリンを満タンにしたところ、1リットル159円(九州本土では135円ぐらいだった気がする)。燃費のよい軽でも140km走って約1000円ですよ。高すぎて泣けるwwww

離島はこういうところが高いのが難点だよな。



帰りのフェリーまで2時間ほど時間があるので、今度は福江市街地を軽く観光でも・・・



福江城址に立つ、五島観光歴史資料館。こちらは「五島列島」に関する話題を幅広く展示しているので、福江島に来たらまず立ち寄っておきたいところ。俺は最後に来てしまったけどな( ゜д゜)

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近所の食堂で、名物の五島うどんを啜りながら適当に時間をつぶしていると、長崎行きフェリー出航の時間となりました。



また来るぜ!

今度は、1週間ぐらい休みを取って、福江島のみならず、五島列島をあちこちまわってみるとおもしろそう。

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夜8時過ぎ、長崎港に到着。

1日ぶりに見る大都会(注:長崎市街)を見ていると、今までまるで夢を見ていたかのような気分になるな・・・っと、そんな感傷的な気分に浸る前に、まずは夕食ですね夕食<結局食べて飲むのが俺の旅スタイル

長崎といえば、長崎チャンポン皿うどんといったところかな。適当に裏路地をほっつき歩き、見つけた食堂で皿うどんとビールを頼み、あまりの旨さに大満足した俺でした。いやいやいや、長崎県いいねぇ。

食後、ほろ酔い状態で街中を歩いていたら、ごろ寝ができる漫画喫茶を港の近くで発見したので、そこに一泊。



次回は「来年廃止となる島原鉄道末端部分と、小型船で横断する有明海の旅」をお伝えします。

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