まだ真冬の半年前のこと、18きっぷでどこか温泉にでも行こうかなと地図を眺めていたら、数年前に群馬県の川原湯温泉と草津温泉に行ったとき、川原湯温泉にて思いっきり体調を崩してしまってその後の草津温泉を満足に堪能できなかったことを思い出したので、改めて行ってみることにしました。ついでに吾妻線も八ツ場ダム建設に伴い路線付け替えもあり、乗りつぶし的にも再訪問しておきたかったというのもあったりなかったり。
東京都内から湘南新宿ラインや高崎線・吾妻線を乗り継いでやってきたのは長野原草津口駅。この直前では、例の八ツ場ダムの線路付け替えで新しくなった経路で川原湯温泉駅を通過しましたが、新線の方はほとんどトンネルということもあって面白味は激減してしまったのは残念。
まあ、路線が廃止になったわけではなく、新線ではトンネルの中をまっすぐ進んでいくので、所要時間が短く、そして土砂崩れなどの災害にも遭いにくくなったことを考えれば、これはこれでいいのかもしれません。
それはさておき、長野原草津口から先へはJRバスで向かいます。
バスに乗り換えて30分ほどで終点の草津温泉駅に到着します。一応バスターミナルなのですが、草津温泉駅と呼ぶらしいです（実際、昔はここまで軽便鉄道があったそうで、その頃は鉄道駅だったとのこと）。
前回訪れた時と同様、今回も真冬でした。
しかも今回は正月休みの翌週という、たいていの人が旅行をしないと思われる週末だったので人足もまばら。おかげで、広々とした温泉を独占できる・・・！ と、うきうきしながら、草津温泉を代表する巨大露天風呂へ行ってみると・・・
なんということだ。
もしかして人が少なかったのは、正月休みの翌週だからではなく、この露天風呂が休止中だったからなのか？？？
露天風呂の横にあるビジターセンターは開いていたので、凍てつく急な階段を命がけで登り、ビジターセンターに訪問してみました。
ここでは草津温泉や利根川の紹介など、基本的に温泉や河川ダムを趣味で回っている俺からするとなかなか興味深い展示が意外と多くて楽しめただけではなく、なんと草津温泉の各施設で使える割引券が！！ さっそくこちらをいただいてきました。無料のビジターセンターでこんな割引券がいただけるとは有り難い限り。
で、さっそく割引券の案内を見ると、どうやら草津温泉にはここ以外にも比較的大きい日帰りの入浴施設があることがわかったので、そちらへ行ってみることにしました。
草津温泉といえば湯畑。そういや草津温泉ってほかの温泉に比べると、比較的若いカップルが多いような。というか、老人の集団ツアー客が少ないような。山がちな場所で、全体的に道が狭くて車での移動も大変だから足腰の悪い老人にはきついのかもしれません。
そして、やってきたのは大滝乃湯(写真撮ったけど画像ファイルが壊れてた・・・)。
駐車場にはたくさんの車が止まっていたのでちょっと躊躇するも、この手の温泉は経験上、たとえ駐車場が満車近くても、大浴場が芋洗いになることはそんなにないことが多いとわかっていたので、大量の駐車車両には気にせず受付へ（どこの温泉施設も本当にヤバい時は入場規制が出る）。そして入浴！
・・・
ここは大浴場と露天風呂のほか、小さめの湯船でさまざまな温泉が楽しめる部屋があって、これがなかなか楽しかったですね。ちょっとわかりにくいところにあって、危うく見逃すところでしたが。
大浴場や露天風呂も西の河原露天風呂には遠く及ばないものの、それなりに広くて満足でした！
温泉のあとはビール＆食事は、なんとなく肉系が食いたくなったので、湯畑のすぐ近くにあるお食事処へ。
多少高くても観光地だからいいかなと軽い気持ちで入ったのですが、そんなにいうほど高くなく、そしてなかなか美味かったのでここを選んで大正解でした。また来よう。
その後は宿泊したい気持ちを抑え（１８きっぷ最終日だった）、路線バス＆電車で東京へと戻ったのでした。
草津温泉はいつも冬に行っていたので、次回は新緑の季節など、別の時期に行ってみたいですね。
