大沼からは海岸線まわりの函館本線に乗り換えて森駅へ。
森では、先ほど大沼駅で降りた長万部行きに再び乗り込んでさらに北上。一度降りた列車に再び乗るとか、もう我ながら無駄の多い旅行だよな。それがいいんだけど。
あ、森駅といえばこれ。
全国的にもかなり有名な駅弁の一つ。500円という価格もお手頃でよい。
海を眺めながら、北海道限定だと思われるお茶を飲み、そして森のいかめしを食うと。あ、朝から駅弁を2つも食べるとか、ちょっと食い過ぎですかそうですか。
・・・
函館を出発して3時間ちょっとでやっと長万部に到着。札幌遠いぜ・・・
長万部と言えば東京理科大学というイメージが強かったんですが・・・ありましたね。
1年ぐらいだったら長万部でもいいかなとか思ったり。
ここから先、札幌へ行くには2つのルートがあります。桃鉄でも長万部で分岐しているのでイメージしやすいかもしれないけど(?)、ここから海沿いに室蘭や苫小牧を経由して札幌に行くルートと、ニセコや倶知安、小樽を経由する山ルートがあって、特急や貨物列車などは海沿いに行きます。本数もそちらの方が多い(と思う)ので、そちらまわりで行くのが常識的な考えなんだけど、実はそのルートはすでに2回通っているので、鉄道乗りつぶし野郎の俺は、ここで山ルートを選択。
・・・
さすが特急も貨物も通らないだけあって、いい感じに何もない!
これ、名前が「函館本線」だから生き残っているけど、違う名前だったらすでに廃線になっていたんじゃないのか? 特に長万部~倶知安の間なんて、予想以上のローカル線だったし。
うーむ、北海道新幹線が開通したら廃線になるかもな。
あ、途中にあった変な駅を一つ紹介。
山の中の駅なのに昆布。なんで?
倶知安の近くでは、富士山のような山が登場。でかすぎだろwwww
羊蹄山です。
そして、長万部からさらに3時間で小樽に到着。この時点で函館からすでに7時間経過・・・
あ、うまく写真撮れてないな。小樽駅です。俺が4歳ぐらいの時に来たことあるらしいんだけど、全く覚えてません。
まあ、観光地っぽいところに来たので、軽く観光しつつ飯でも食いましょうか。
・・・
駅の近くで選挙の演説していたオッサンに思いっきりお辞儀され、「俺に小樽市の未来を熱く語れてもしょうがないよ!」と心の中で思いつつ、まっすぐ港の方へ向かって一直線。
これが赤レンガ街だっけ・・・あれは函館か。ともかく、港の倉庫群がいい味出してます。
けっこう飯を食うところもあるけど、どれも観光地相手の店ばかりだなぁ。別に俺も立派な一人の観光客だからそれでもいいけど、俺としてはやはり、地元の人にまざって安くてうまい飯を腹一杯食いたいので、ちょっと小樽はパス。事前に調べておけば良かった。
・・・
小樽を早々に切り上げ、向かうは札幌。函館から小樽までは廃線間際のローカル線の旅でしたが、ここからはいきなり近代化されまくった快速電車で移動ですよ!
これは快適で、しかも速かった。まるで関西地方の新快速のような感じ。これぐらいやらないと、安価な高速バスには太刀打ちできないんだろうし、この区間(小樽~札幌~新千歳空港)はJR北海道の唯一の稼ぎ頭だろうから力を入れているのだろう。
・・・
そして30分後、ついに札幌到着。遠かった!
一応、駅近くのビジネスホテルの予約は事前にとっておいたんだけど、当初の予定では、もう少し小樽に滞在するつもりだったので、チェックイン時間までかなりあるんだよね・・・
というわけで、ちょいと寄り道を。
なんか偉くごつい顔つきをした列車に乗り換え。これは学園都市線という愛称で親しまれているらしい札沼線の気動車です。これだけ見ると特急みたいだ。
会社&学校帰りの人々で混雑していた札沼線に乗って、向かった先は新琴似。
俺の記憶が正しければ、この駅の近くに地下鉄南北線の駅があったはず・・・おおっ、あったあった。俺の記憶万歳。間違っていたらどうするつもりだったんだ>俺
乗ってみましょう。もちろん札幌の地下鉄など、人生初。
「札幌の地下鉄はレールがないんだよ」と聞いていたので、どんなんだろうと除いてみたら、確かにレールがない。ゆりかもめや舎人ライナーのような新交通システムっぽいんだけど、給電用のサードレールがわきにあるのがどことなくレトロな地下鉄。
こうしてみると、普通の地下鉄。6両編成ぐらいあったような気がするし。
これに乗って、さっきも来たさっぽろ駅・・・の一つ次の大通駅まで移動。
富良野とか旭川とか、もう何度行ったか覚えていないぐらい行ったけど、札幌の街に降り立つのは人生初。いや、2回目かもしれないけど、物心ついてから降り立ったのは初。いやー、感無量だね・・・・何が?
・・・といったところで続きます。
ただローカル線に乗っていただけなのに、予想以上に長い文章になってしまった。
あ、次回は「飲みまくり食いまくりの札幌の夜」をお伝えしましょうか。あと時計台。