正月休みも終わりにさしかかった1月最初の日曜日のこと、この年末年始はちょいと訳あってプライベートがあんまり楽しくない意味でとても忙しく、最後の日ぐらい遠出したいよなぁ・・・と地図を広げてみていたところ、関東地方ではほぼ乗り尽くされたと思われていた鉄道路線の一部が、ほとんど未乗状態の地域を発見したので、さっそく行ってみました。
その地域というのが、湘南地方。もっとピンポイントで言えば江ノ島周辺です。良い機会ですので行ってみましょう!
江ノ島へのルートは数多にありますが、ここはまだ乗ったことの無いルートを使ってみたかったので、埼玉な人にはなじみの薄い小田急で行きました。
ロマンスカーEXE!
たまたまロマンスカーが発車10分前だったため、余裕ある大人の社会人らしく特急料金支払って快速急行ではなく特急に乗ってみました。ロマンスカーとか小学生以来だぜ・・・長野電鉄で2年ぐらい前に似たようなの乗ってるけどww
普段はレッドアローぐらいしか私鉄特急に縁の無い俺なので、1人テンションあげて、それこそ桃井はるこのLOVE.EXEをイヤホンで聴きながら出発です!
日曜日とはいえ、線路容量が逼迫している朝の小田急線ではなかなか速いスピードで走ってくれないものの、リクライニングで寛ぎながら眺める東京の街並みや神奈川北部の車窓は十分楽しめます。それに有料特急に乗ったときの優越感というものはやはり良い! ってなことを考えていたらあっというまに終点の片瀬江ノ島駅到着です。速い!
なんだこの駅ワロタ。中華人民共和国みたいだ。
そして駅前には江ノ島が!
全然知らなかったのですが、江ノ島には神社があって、この時期は初詣客で混むだとか。観光客がほとんどいない閑散とした江ノ島を期待していたので、これは予想外。なので江ノ島にはお立ち寄りせずに、この近辺で最もエキサイティングな乗り物に乗ることに。それは何かというと
噂によるとアップダウンや揺れがわりとある絶叫マシーンのような乗り物だそうで、これは大変に興味深い。
というわけで、早速乗車。
懸垂型モノレールなので、車窓が他の鉄道とは違ってなかなか面白く、しかもボックスシートだから座り心地も良い。やっぱ、たまに乗るならボックスシートが楽!
そんな絶叫マシーンを楽しんでいたら終点の大船駅にあっさり到着。
ここから先は、JRで小田原駅まで移動し、そしてまだ乗ったことの無い、伊豆箱根鉄道の大雄山線にお乗り換えです。
これは、小田原から大雄山という神奈川西南部に向かう小さな鉄道で、小田原を通過するたびに乗ってみたいと思っていたのです。
で、乗ってみるとこの車両、関東では珍しい転換式クロスシートなんですね。西日本では比較的よく見かけるタイプですが関東ではほとんど無いのでは。
ロングシート地獄を覚悟していたのでこれは助かりました、大雄山線最高! と大雄山方面から小田原に向かってくる反対電車を覗いてみると、他の車両はほとんどロングシート。これが、クロスシートなのはたまたまだったようでした。超ついてたわww
大雄山到着です。
大雄山線に乗る観光客がこの駅に降り立ったならば、そのほとんどが道了寺というお寺へバスで向かうそうですけど、そこは初詣シーズンのお寺。おそらく混み合っているだろうと考え、別案を調べてみると大雄山からは、すぐ近くの小田急線の新松田駅までバスがでているそうじゃあないですか。
鉄道乗りつぶしするにあたって、できるだけ無駄(来たルートを引き返す)はしたくないと思ったし、良い感じにバスに接続してたので、この新松田駅行きのバスに飛び乗って、終点を目指しました。
・・・
ここで「新松田から小田急で帰っても良いけど、どうせだったらもっと遠くに行けるんじゃねーの?」と思いつき、早速脳内マップで示された「松田駅→(JR御殿場線)→御殿場駅→(バス)→河口湖駅→(富士急行)→大月駅」というルートを使ってみることに。さらに調べてみると、もっとも懸念してい御殿場から山を越えて河口湖へと向かうバスもちょうどうまい具合にあるそうで、これはもう行くしかないと心に決め、JR松田駅入口で途中下車。
そして、バスルートと思われる道を徒歩で少し進み、途中のバス停でバスを待つと・・・
バス来た!
定刻より5分以上も遅れてきたために、運休かもしれないと営業所に電話確認しようとした矢先、やっと来てくれました。どうやら団体さんがいたから遅れた模様。
混み合う富士急(山梨?)バスで河口湖を目指しましょう。
途中の須走付近で団体客がおり、座席確保できたので外を見てみると、なんとすでに雪模様。
雪がちらついています。静岡ってもう少し温かいイメージあったけど、この辺は標高高いから普通に雪が降るんだなあ。
峠を越えて山梨県へ。そして、山中湖村の別荘地やリゾートホテル、忍野八海などでその他の客を降ろし、乗客俺含め3名になったところで富士吉田駅もとい富士山駅到着です。
予定では、河口湖駅まで移動してから始発の富士急行線に乗ろうと考えていたのですが、バスが遅れに遅れてしまい、狙っていたホリデー快速に乗れない恐れが出てきたってこともあって急遽途中下車して富士山駅から乗ることにしました。
まあ、バスの乗りつぶしは考えていないし、富士急行線はすでに何回も乗っているのでこれで問題ないのですよ。
ホリデー快速富士山来た! 昔の国鉄時代の特急車両まんまです。
名前は快速でも車両は特急だから、さぞかし速いだろうと思いきや、富士急行線内ではのろのろ運転。そういや、富士急行線ってやたら遅かったな・・・でも、大月から中央線に入ってからは特急ほどでは無いものの、軽快に駅を飛ばしていき、予定よりも早く帰宅したのでした。
今回は思いつきで出掛け、その場の思いつきでルートを変更して結果として関東から飛び出すぐらいの大移動となったわけですが、これほどまでに無駄の無い日帰り鉄道バスの旅ができるとは思いませんでしたww まあ、ロマンスカーに乗ったり、御殿場から山を越えて大月まで出るなど、費用面はけっこうかかりましたが(かかった交通費が総額7070円)、それでも楽しかったからよしとしましょう!