松島に満足した俺が到着したのは石巻駅です。
石巻といえば・・・
石ノ森章太郎! だそうです(上の写真のクリアな画像はWikipedia等にあります)。なので、駅にはその手のモニュメントがあったり、ポスターやらイラストやらが満載でした・・・が、なぜか写真を撮ってなかった(いやまあ、仮面ライダーとか俺よくわからないしwww)・・・
さて、今回の旅の目的地は山形なので、通常なら小牛田方面に行く石巻線に乗るべきだけど(というか仙台に戻って仙山線だろ常識的に考えて)、時刻表によれば目の前に止まっていた女川方面の列車がそのまま折り返して、それに乗ることになっていたので、乗りつぶしの意味も込め、とりあえず女川へ移動・・・
いきなりローカル色が強くなったな。
てか、普通なら1時間以上の待ち時間を利用して、途中下車して昼飯を食って、ついでに軽く観光でもするべきですよね。意味のない乗車の多い、乗りつぶしの旅はこういうとき困る>俺
しばらく進むと万石浦と呼ばれる入り江が見えてきます。いいねぇ、松島のように観光地されていない、昔ながらの漁村といった雰囲気が素敵だ。村じゃないけど。
あ、車窓の眺めをニコニコ動画にアップしたので、興味があればどうぞ。
古い車両だからか、窓が汚れているのがマイナスポイントだけど、国鉄時代の気動車の力強いエンジン音はやっぱりいいねぇ。それにその気になれば窓も開けられるし。
で、女川着。
ここはここで、港町ならではの海産物料理やら、いくつか見所ポイントがあるみたいだったけど、それだと想定ルートで山形へ行けなくなってしまうので、涙をのんで来た列車に乗り込み再び石巻方面へ・・・
・・・小牛田着。ここで、山形に向かうために陸羽東線に乗り換え。
陸羽東線、奥の細道湯けむりライン(と、車内アナウンスで言っていた)。
これに乗車し、目指すは新庄駅...って、距離はそれほど長くはないので、あっという間に到着かなと思いきや、途中駅での待ち時間が長すぎて(´△`)ヴァー。寝てたからいいんだけど。
途中の鳴子温泉駅で、いったん乗り換え。
鳴子温泉といえば、東北地方はもとより、日本を代表する温泉のうちの一つ(と書いてあった)で、温泉以外にも鳴子峡など、見るべき名所がたくさんある場所ですが、いかんせん途中下車する時間もなかったのが残念。
ちなみに「奥州三大名湯」のうちの一つですよ?
でも時間がないので、そのまま陸羽東線に乗り続け、山形県の新庄へ....奥州三大名湯かー、まあいいか。
というか当初の予定では、松島観光を控えめにして、その分だけ鳴子峡観光を取り込む予定だったんだけど、見て回ろうと思っていた鳴子峡遊歩道が工事中であるという情報を得てしまったため、途中下車を断念。でも今思えば、おかげで松島をじっくり見て回ることができたので、これはこれで良かったのかも。
鳴子温泉を出発した陸羽東線は、さらに山の中へ・・・と、ここで運転手さんからの粋なプレゼントがっ!
「えー、これから列車は、鳴子峡に沿ってしばらく走りますが、鳴子峡の美しい風景を皆様に見た頂くため、列車の速度を落として走行します」
今までJRの中では一番イメージの堅かったJR東日本だけど、なかなかいいことやってくれるじゃんwww
鉄橋の上から一枚。
最後尾から一枚。大正時代に、よくもまあこんなところに鉄道を通したものだ。
・・・途中で宮城から山形へ入り、さらに山深い土地を走り抜けること1時間ちょっとで終点の新庄に到着。
ここからは山形新幹線で・・・と言いたいところだけど、別に時間もそんなに押しているわけではなかったし、そもそも新幹線が出発した直後だったので、普通列車の奥羽本線というか山形線に乗り換えて山形へ。
そして最終目的地、山形!
あらかじめ予約しておいた近くのビジネスホテルに、途中のコンビニで購入した酒類をもって駆け込み、適当に近くのそば屋へ。そして夕食を取った後、一人酒盛りをやってこの日は就寝。
いやいや、実に良く鉄道に乗った一日であった。だって、5:30~9:00と、11:45~18:30は列車に乗って移動するだけの時間ときたもんだ。でもまあ、車窓からの眺めは、海岸線もあれば山峡もあり、大都市圏もあればのどかな田園風景もありといった感じで、変化に富みまくりだったから、これもまたよいだろう。
続く。