NISHISAITAMA PROJECT

傘 傘傘⊂⊃/ ̄\ ⊂⊃ 傘傘傘傘

東北・北海道旅行記~その3

今日は一言で言えば「激しく津軽」ですね。

 

次の日、朝4時半に起床し、5時半頃にホテルをチェックアウト。そして向かった先が、五所川原駅です。



6時前なので、誰もいないだろうと思ったら、駅前で・・・



なんか朝市をやってました。しかもう終わりっぽい流れ。ってか、いったい何時からこの人たちは行動しているんだ!?


今日の目的地は、津軽半島最北端の竜飛岬なので、とりあえず北へ向かってみることにしましょう。

地図で確認すると、五所川原から竜飛岬へは、まっすぐ北へ向かっていけばわりとすぐに行けるみたいです。そしていい感じで、五所川原から北へ向かって津軽鉄道という私鉄が走っているんで、これに乗れば相当距離が稼げそうです。

と、いうわけで乗ってみました。



津軽といえば、太宰治のゆかりの地でもあるので、至る所に太宰治に関連したものがゴロゴロしてます。この津軽鉄道を始めとし...



途中の芦花公園じゃなくて、芦野公園には、太宰治の記念館まであるぐらいです。でも、芦花公園じゃないです←しつこい

あと、今回乗った車両は「鈴虫列車」として有名だったりします。



まあ、中には何もいなかったけどな!

気を取り直して、終点へ向けてgo!

...はい、終点。準急だったこともあり、あっという間に到着。



そしてここからバスに乗り換え、小泊というところまで行き...って、ここから先は交通機関がないじゃん! てか、タクシーで移動かよ!

一応、元・小泊村にある小泊タクシーに、小泊から竜飛岬まで、タクシーで移動したときの料金を聞いてみるとどうやら6千円弱らしい...うーむ、JRを使って青森から三厩経由で行けば、300円で行けることが判明って、時間だけは余っている貧乏学生にとって、この金額の差は大きいよな。

と、いうわけで・・・



戻ってきました(笑)
しかも、ちょっと戻りすぎて弘前まで来てしまいました。

弘前といえば弘前城! 電車の待ち時間が1時間ぐらいあるので、せめて外観だけでも拝んできましょう!

と、喜び勇んで弘前駅から弘前に向けて出発したのはよかったんだけど、これがかなり街から離れてるんですよ。おかげで25分歩いて、外堀に到着した時点で時間切れ(戻る時間を考慮すると、この先に進むと予定している電車に乗れない)。てか、外堀に到着しても、弘前城の本体は見えないんだな。まったく、どんだけ広いんだよ!



実は皇居みたいに、城がないとかいうオチだったのかもしれないけど、これはまあまた機会があったら行くことにして、弘前駅に逆戻り。くっそ、弘前の街のでかさに完敗だったぜ。

・・・

ここから先は、奥羽本線に乗って青森駅まで移動です。

途中で撮影した青森らしい一枚を公開。



後ろに見えるのが岩木山、手前にあるのがリンゴ農園。これ以上ないというぐらい青森してますね!

さて、そんなリンゴ農園の中を爆走しつつ青森駅まで移動し、そこから1日5本しか走ってない津軽線に乗り換え三厩へ。



三厩駅

駅前に待機していた、町営バスに乗り換え、さらに北へ。目指すは竜飛岬ー

...バスに揺られること30分、やっとこさ到着。



北の外れということで、もっと石川さゆりが歌う演歌の世界のような、寒々とした場所を期待していたんだけど、



これ以上ないというぐらい穏やかな竜飛岬。これはこれでいいけど、もっと荒れ狂う津軽海峡も見たかったので、ちょっと残念だったような気がしないでもない。

そうそう、竜飛岬といえばこれですね。



全国で唯一の階段国道! 国道なのに階段です!

さらにこの向かいには、



階段村道! ってか、別にそれは普通だと思う! あと、三厩村はもう無いよ!(現在は外ヶ浜町です)

さて、竜飛岬といえば、忘れてならないのが青函トンネル記念館です。というのも、ちょうど竜飛岬の真下を青函トンネルが走っており、かつて青函トンネルを掘削するときの、本州側の中心基地となったのがまさにこの竜飛岬。で、青函トンネルが完成した現在は、そこに青函トンネル記念館なるものが作られております。

帰りのバスまで3時間以上も待たされるっぽいんで、行ってきました。



歓迎されてます。

ここの記念館は、ただトンネルに関する展示物を見て回るだけではなく、当時使われていた(と思う)青函トンネルへ潜るケーブルカーに乗って、実際に地下深くまで潜ることができるアトラクションがあるんです。これは、何が何でも乗るしかないんじゃね? というわけで...



乗ってきました。



たまたま今回は乗客が少なかったけど、普段はツアー客でごった返すみたいです。

そして下りきった場所がちょうど竜飛海底駅の近くで、ここでは当時の工事のときに利用された工具や機材、そして工事の様子やトンネル掘削の工法などが紹介されてます。

...



そんなこんなで、太陽が日本海に沈もうとしている頃、やっと帰りのバスが来ました。ってか、乗客俺一人! 竜飛岬へ公共交通機関を利用してくる人間はいないのか・・・!! (ちなみに来るときは観光客が4名ほどいました。あの人たちはどうやって帰ったんだろう)

・・・

三厩駅に戻り、駅前の地元の人向けの食堂で定食を食べ、津軽線に乗って盛岡に逆戻りー。ってか、駅前食堂の定食、めちゃくちゃうまいんですが! さすが東北、米も魚も野菜も何でもうまいぜ!

で、青森に逆戻り。



ここから先、北海道へ向かうには、主に2つの方法があります。一つは函館行きのフェリーで、もう一つが青函トンネルを抜ける夜行列車です。

実は予定ではフェリーで安く移動するつもりでいたんだけど、次の日の昼までに、北海道の襟裳岬に移動するためには、どっちにしろ函館から特急を利用しないと間に合わないことが判明したので、青森から夜行列車で行くことにしました。ま、学割を使えばそんなに高くないので問題ないですよ。

で、乗ったのが急行はまなす



急行扱いなので特急よりもリーズナブルであります。しかも、寝台ではなくただの自由席だったので、青森から東室蘭まで6千円弱(急行券1260円+乗車券4870円<ただし学割)で移動できましたよ。

・・・

比較的混み合ってる指定席車両や、高級品の寝台車両を尻目に、たった2名しか乗ってない快適で底辺な自由席で青森に別れを告げ、そして就寝。

←新しい記事 / 古い記事→