9月最後の週末、土曜日は某証券会社のセミナーに参加し、さらには帰宅後の復習も兼ねるとほぼ丸一日つぶれ、日曜日は前日の疲れ+日々の労働の疲労の影響で大寝坊をかまして遠出を諦めざる得ない結果に・・・
ただ、午後からでも近場だったら行けるだろうとのことで、東広島市の西側の方を軽くチャリで散策してきました。
山陽本線に乗り込み、広島駅から30分。国内の鉄道路線の中では日本屈指の難所とも名高い「セノハチ」を越えてやってきたのは、セノハチの「ハチ」にあたる八本松駅。
八本松駅は山陽本線の駅では最も標高の高いところにあるようなので、気楽な下り坂メインの輪行チャリ旅をやりたい場合はここで降りると良いかもしれません。
doveplusを取り出して、いざ出発。
どこへ行こうかとしばし地図を眺め、最初の目的地に決めたのは、西条バイパス(国道2号線バイパス)の脇に最近できた道の駅。さっそく南東方向へと進んでいきます。
山陽本線沿線ならどこにでもあるような、普通の住宅街を抜けると、刈又池というため池を発見。
東広島市は、広島市内ではほとんど見かけないため池が点在しているのが特徴的。
さらに進むと、道の駅が見えてきました。
道の駅西条 のん太の酒蔵。
ドライバー向け施設の代表格でもある道の駅のメインテーマが酒蔵とは攻めた設定ですけども、東広島市の中心でもある西条といえば、酒の都と書いて酒都・西条とも言われるぐらいの日本酒の名産地でもあるので、このネーミングは当然の成り行きと言ったところでしょうか。
当然ながら試飲コーナーは(おそらく)ありません。
道の駅というより、大きめのサービスエリアのような規模で、中の売店は意外とこぢんまりしてますが、日本酒の品揃えは良いし、食堂なども充実しているので、ドライブ中なら、わざわざ寄り道して来る価値はあるかと思います。
どうせだったら家で食わずに、ここで昼食にすれば良かったかもしれない・・・
実質的な自動車専用道となっている西条バイパスから直接出入りすることもできるので、高速道路のサービスエリア的な感じで利用している人も多そうです。
ちなみにバイパス自体は、チャリは進入禁止だと思われるのでご注意を(侵入禁止的な標識がないし、もしかしたら入っても良いのかもしれないけど、歩道もないし、ほぼ高速道路なのでかなり危険だと思う)。
西条バイパスを越えてさらに南下していきます。
農村風景になってきました。さらに進んでいくと・・・
広島大学・・・!
まあ、今までレンタカーや路線バスで何度か近くに来たことはあるから、だいたいは知ってはいたのですけど、関東で言うところの筑波大学のような感じで、土地が余りまくってる郊外の畑のど真ん中にでっかく造ったということが、このルートで来ると嫌でも感じ取れるでしょう。
研究に没頭するための環境としてはよさげでも、広島市内からですら通うのが大変そうな大学ではありますねぇ・・・
もう夕暮れに近かったため、大学構内には侵入せず、そのまま西条駅の方へ向かってみます。
完全に自動車道と歩行者・自転車道が分離された道。チャリ的にはかなり快適に走れますね。
再び西条バイパスを越え、西条の市街地へと入っていくと、一昔前のニュータウンのような街並みになっていきます。相変わらず坂はありますが、広島の西風新都や神戸の山の上の方にあるニュータウンなんかに比べれば大したことないし、住むには良さそうな場所ではあります。
さらに進んでいくと西条駅が見えてくるので、ついでに酒蔵通りの方に寄り道して・・・
賀茂鶴さんへお邪魔します。
もう閉店間際だから空いているだろうと思いきや、欧米系の外国人ツアー客でごった返していました。
外人の集団に交じって1本購入です。この酒は酒蔵限定に近い酒でもあるので、わざわざ買いに来る価値はあります。
酒も買ったし、あとはもう帰るだけですが、ついでなので、この辺ではまだ一度も利用したことない駅から帰ってみることにしましょう。
その駅とは、西条駅の一つ広島寄りの駅の寺家駅です。西条駅から3kmほど離れているるとはいえ、チャリなら誤差の範囲ですし、ついでに帰りの電車賃も80円節約できるので一石二鳥です(?)。
可部線のあき亀山駅開業と同日に開業した寺家駅。新しい駅であっても、JR西日本お得意の極限までコストダウンを図った駅という感じはそんなに無く、特段気になるところはない、利用しやすい駅だと思います。
その後は、直後に来た山陽本線に乗り込み、広島市内へと帰ったのでした。
今回は無計画に八本松の方から広島大学に向けて、思いつきで適当に徘徊してみましたが、結果としてはなかなか楽しかったですね。普段あまり行かないところと言うか、そもそもチャリで行ったことのない場所だったというのもありますけど、チャンスがあれば、再訪してみたいところです。