皿倉山ケーブルカーに乗った後、ただ帰るだけのも面白くないよなって思ったので、前々から行ってみたかった山口にある秋芳洞に行ってみました。秋芳洞と言えば日本を代表する鍾乳洞の一つで、小学生ぐらいの時に進研ゼミに紹介されていたのを読んでからずっと興味があったのですよ。
平日の夕方4時過ぎの秋芳洞へと続く道。観光客向けの商店街なので、平日の秋芳洞終了間際の時間帯だと、本当に誰もいない・・・しかも、秋芳洞から出てきていると思われる冷気で肌寒いのも寂しさに輪をかけています。
商店街を抜けると秋芳洞の入口が見えてきます。入場料は1200円と若干お高めですが、気にせず突き進みましょう。
かつては「滝穴」と呼ばれていたらしく、洞窟の入口からものすごい量の白く濁った水が滝のように流れ出てます。
洞窟内は必要最低限の照明しか用意されていないにもかかわらず、思ったよりもかなり広々しているのためか圧迫感は全くないです。閉所恐怖症の人でも大丈夫では。
入って少し歩くと、洞内の川が穏やかになっている場所に水面が反射している場所があります。
これ、USJのホグワーツ城にもある水鏡のような現象じゃないのかな? 真相は不明。
そのすぐ先にあるのが、百枚皿。
実際に見てみるとどうしてこんな物ができたのかって思わせてくれるぐらい風変わりな風景を見ることができます。
この後もしばらく川沿いに進んでいきます。どこまで行っても、とにかく天井が高く水量も多い空間が続くので、日本各地にある他の鍾乳洞とは比べものにならないほど洞窟の中にいるという感じを忘れさせてくれます。
激流と途中で分かれ、別の洞窟へとつながる通路の手前に、巨大な鍾乳石がありました。
黄金柱という高さが15メートルぐらいあるという鍾乳石。これは今まで見たことないぐらいにすごいサイズ。
よく見るといろんなところに鍾乳石があるので、鍾乳石自体がそこまで多くなかった岩手の龍泉洞よりも鍾乳洞っぽさがあります(龍泉洞は地底湖が見事なのでどちらが優れているというのはないですよ)。
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往復2kmに及ぶ地底探検を終えて無事に脱出。というのも、終了時間間際に入洞したため、途中から外に出ることができるエレベータや、反対側の出口などがすべて閉鎖されていて戻るしかなかったのですね。元々そのつもりだったので別に構わないんですけど。
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秋芳洞に来たなら秋吉台のカルスト台地も見てみたいと思ったので行ってきました。
が、既に夕方になりかけている上に曇り空だったのでいかんせん残念な感じ。
この辺は阿蘇の外輪山をゆくミルクロードからのやまなみハイウェイのような感じで良さそうなので、快晴の日に改めて訪問したいですね!
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秋吉台を離脱後、夕食をまだ食べていないことに気づいたのと、以前から広島のいろんな人に「岩国のいろり山賊は行っておけ!」と言われ続けていたということもあったので、徳山と岩国の中間地点にある玖珂IC近くにあるいろり山賊に行ってみました。
真っ暗な峠越えの国道を走り続けると、突然目の前に現れる賑やかな光景!
最初は「ただのファミレスみたいなもんだろ??」的な考えだったのですが、想像を遥かに超えていました。お食事処というよりも、一種のテーマパークのようなものだと思って間違いないです。
さっそく、いろり山賊へ。
入口で食べたいものを注文してお金を払い、その後は適当な座席に座って店員にオーダー票を渡すという、ちょっと変わったシステムになってます。
建物の中のそれこそ「いろり」を囲む席以外に、いわゆるテラス席のような屋外の座席もあったので、今回は提灯の明かりに照らされた屋外席へ。
有名な山賊むすびや山賊焼きなど、一通り注文してみました。もちろんどれも美味い! お店全体のロケーションで楽しめるばかりでなく、ちゃんと食事も楽しめるので、これは広島の皆さんがオススメするだけのことはありますね。ここは山口県岩国市ですけど。
食後、ちょっと近くを探検してみたら、なんと店の敷地内に神社を発見。本物の神社まで敷地内に用意してあるという力の入れよう。
なんでも廃村になった集落に取り残されていた神社をここに移設したとか。
なお、いろり山賊。休日のお昼時や夕食時はメチャクチャ混雑するらしいので、時間をずらしての訪問が良いらしいです。今回も金曜日の夜22時前後の訪問でしたが、それなりに客は多かったので、混雑時は避けた方が良さそうでした。