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八島を散策

8月の一番暑い時期に、山口県の離島と半島へ行ってきました。

広島市内を朝3時頃に出発して向かった先が、山口県の東側にある室津半島です。ここは上関町という鄙びた漁港のある街ですが、かつては同じ山口県の下関と対をなして発展していたところだったそうです。

そんな専門外の歴史話はさておき、今回の目的地はそんな上関町の沖合にある離島、八島です。昨年、向かいにある大きな離島の平郡島に行ったときに、そこから見えた八島がとても良く見えてていつかは行ってみたいと思っていたのです。

 

ic-yas.hatenablog.com

 

 




八島へ渡るフェリーが寄港する室津港には道の駅上関海峡があるので、そちらの駐車場を失敬して車を止めておきます。



ここからは八島の他、祝島にも行くことができます。祝島はこの辺の離島の中では比較的観光地化されている島なので、ほとんどの観光客はそちらへ向かうかもしれません。でも、そんな一般的な観光スポット情報など気にせず、八島行きの切符を買って八島へ向かいます。



「2等」と書かれていますが、「1等」はありません。たぶん。



八島行きフェリー、今まで乗った離島航路のフェリーでは最も小さいフェリーの一つだったように思えます。これだけみたら、まるで漁船のような感じ。



今回の始発の八島行きフェリーの乗客数は、8月の土曜日であるにもかかわらず、自分入れて2名でした。貨物輸送もあるとは言え、さすがに大赤字では・・・?

室津港を出て30分で八島に到着です。



帰りの2便が出るまで6時間ぐらいあるので、島内をくまなく回ってみましょう。まず向かったのが島の最北端です。



八島の集落があるのは港もある南側のごく一部分のみです。それ以外は無人地帯で畑や牧場などもなく、まして公園や遊歩道なども一切ないので行けるかどうかも怪しかったとはいえ、かろうじて舗装道路が続いていたので、島の北端にある神社まで行くことができました。



舗装道路上には落ち葉や枯れ枝が散乱し、上から降ってくる虫も多いので要注意です。ところどころ路肩崩壊があったり、路面に穴が開いているところもあり、一般的な乗用車だと走行するのが危なそうな感じです。



八島港から50分ほど歩くと舗装道路が途切れ、八島神社の鳥居が見えてきます。この辺は、かつては平家の落人部落としての集落があったらしいです。現在は神社と雑草が生い茂る原っぱが広がるだけの荒れ地となっていて、人々の営みがあったようには思えません。



しかし、すでに誰も住んでいない地域であるにもかかわらず、普通の市街地にあっても全然おかしくない立派な神社だけが健在でした。おそらく地元の人が定期的に管理しているのでしょう。

参拝を済ませた後はもうやることないので、浜辺で4時間ほど時間をつぶしてました。



護岸がきちんと整備されているので、昔は漁港の一つだったように見えます。



誰もいない海岸。天気も良くて最高でしたね。ちょっと日差しが強かったのですが、それもまたよし。



この辺は瀬戸内海にしては珍しく広々とした砂浜もあるので、もう少しアクセスが良ければ人気の海水浴場になっていたかも。海も綺麗だし。



地理用語で言う、いわゆるトンボロですが、この砂州を挟んで右と左で光景が全然違うのが面白いです。こちらは広島から流れてくる潮がぶつかるところだからなのか、ゴミが若干多かったのが残念。

ただ、ゴミをよく見てみるとhttps://twitter.com/iwasaki_p/status/1030621140979339264広島市内の瀬野川流域から流されてきたと思われるゴミもあったので、もしかしたら7月の西日本豪雨で大量に発生したゴミが流れ着いただけなのかもしれません。


っと、切りが良いので続きは次回。

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