NISHISAITAMA PROJECT

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平郡島の東側巡り

諸事情から土日に岩国市内で宿泊することとなったので、せっかくだからと関東から行きづらい瀬戸内海の離島へ行ってみることにしました。いろいろと探してみると、山口県南東部にある平郡島という離島が関東圏から行きにくそうだったので、ここに行ってみることに。

 

平郡島柳井港から船で1時間の沖合にある大きめの島で、フェリーは1日2便。つまり、午前中の船に乗らなければ日帰りできない島なので、山口県広島県以外からだと宿泊を余儀なくされる若干難易度の高めの離島なのです。島に行くならゆっくり宿泊してくればいいのですけど、そういうわけには行かないのが日本の社会人なわけでして(というか出張中の中休みという条件なので休みが取りづらいというのも)。

 

 

 ではさっそく行ってみましょう。岩国から山陽本線柳井港駅へ行きます。

 

 

柳井港駅からフェリーターミナルまでは歩いて2~3分ですが、岩国発の電車と朝のフェリーとの接続が40分以上あってイマイチです。とはいえ、港の横にあるコンビニで食料を調達したり、フェリーターミナルを見学したりする時間を考えると、これぐらい余裕あったほうが良いと言えば良いのかもしれません。

 

ところで平郡島には、平郡西と平郡東の2つの集落があって、この集落は道のりで約14km(細い道だと9km)離れています。

  

 

両方の集落を訪問するなら、どちらかの集落で下船してから集落を繋ぐ県道を歩けばよさそうです。でも、距離が距離ゆえ、もし何かトラブル(引き返せない距離まで歩いた地点で土砂崩れがあって先に進めなくなるとか)が発生すると帰りのフェリーに間に合わない可能性があるので、どちらかの集落にターゲットを絞って訪問することにしました。

 

地図を見ながら思案した結果、平郡東の方が面白そうだったので、そちら行きの切符をチョイス。ちなみに平郡西から平郡東へはフェリーで40分ほどかかるのに、金額は同じなので、1時間で行ける近くの西よりも、1時間40分かかる遠くの東に行った方がお得と言えばお得です(あんまり損得勘定するようなところじゃない)。

 

 

絶好の行楽日和な快晴の日曜日。にもかかわらず純粋な観光客は俺一人で、島民と労働者、あとは数名の釣り人を乗せて出港です。

 

・・・

 

雑魚寝ゾーンで横になっていたら、気がついたら熟睡してました。誰も居ないから静かな上、瀬戸内海の穏やかな航路は眠るのに最適です。

 

 

目を覚ますと平郡西を出発していました。

 

さらに眠ること30分弱で目的の平郡東に到着です。

 

 

下船後、帰りのフェリーの時間と切符の購入場所を確認していたら、フェリー乗り場のおじさんに簡単な観光案内していただきました。助かります! 集落のオススメスポットや少し離れたところの五十谷という砂浜などの情報を得たので、適当に回ってみましょうか。

 

 

突然の猛獣が! と思ったら猫でした。実は探すと猫の多い島らしいです。当日はちょっと暑かったからか、5匹ぐらいしか見かけませんでしたけど。あと、トラ猫が一切いなかったような?

 

 

早田八幡宮。フェリー乗り場のおじさんの話し曰く、この島に移住した人が作った神社・・・だったかな? こういうお話はメモっておいた方が良いですね(詳細ご存じの方がいらっしゃいましたらコメントで補足していただけると助かります)。

 

平郡西へと続く県道を歩いて行くと、もうひとつの鳥居を発見。

 

 

よく見ると海の方を向いています。ならば、これを背にして山を登っていけば本殿があるのかなと思い、集落の中へと進んでみました。

 

 

離島らしい幅の狭い道を進んでいきます。この黒塗りの木造住宅は珍しいですね。

 

道しるべにそって歩いて行くと・・・・

 

 

集落を抜けてしまったんですけど・・・ まあいいでしょう。この小道、手持ちのグーグルマップを見ると、かなり大回りにはなるものの、歩いて行けばさっき紹介された五十谷まで歩いて行けそうですし。

 

 

軽トラ1台分程度の道を歩いて行きます。集落を抜けてもずっと石垣が続いていて、その石垣は山の中にも築かれていたので、この辺もかつては集落があったのか、それとも段々畑が形成されていたのかもしれません。

 

途中で平郡西と五十谷への分岐があったので五十谷方面へ・・・

 

 

もうどう見ても廃道です。人が一人歩けるかどうかという崖っぷちを歩いていたら、今度は突然のイノシシの親子とエンカウント! 咄嗟の出来事だったので写真は撮れませんでしたが、イノシシ母がかなりのお怒りのようで、下手に手を出したら猪突猛進でこちらが何らかの怪我を負ったかもしれないので、写真など撮らずにそっとしておいて正解だったと思いたいです。

 

 

向かいに見える3つの島は、まとめて三島・・・ではなく八島というそうです。有人島で定期航路もあるらしいので是非とも行ってみたい。

 

文字通りの道なき道を進んでいくと、五十谷海浜浴場に到達です。1時間以上歩いたような(フェリー乗り場から直接歩けば30分ほど)

 

 

これは素晴らしい砂浜! 瀬戸内海の島々で、ここまで見事な砂浜に出会えたのは初めてかもしれません。

 

 

反対側へ目を向けると、小さい島が3つ並んでいます。その先端には鳥居が見えるので祠か何かがありそうですが、道がないので歩いては行けそうにないです。干潮時に行けるところかな?

 

 

この誰も居ない空間を独り占めしている感じが最高ですね。ビールが飲みたくなります(?)

 

帰りのフェリーの時間が迫ってきていたので戻りましょう。

 

 

牛さんと海。沖縄みたいな光景です・・・今度は焼き肉屋で会おうな!

 

・・・

 

30分ほど道なりに歩くと集落に戻れます。

 

 

最短ルートを通ってみたらこんなに狭い道。でも軽トラがおいてあるところを見ると、ここを通る車があるのか・・・!

 

そして無事にフェリーに乗船・・・何のアナウンスもなく定刻より5分前に出港したので、ギリギリの時間を狙って行くと乗りそびれることがあるかもしれません!

※1日2便しかないので乗り遅れたら終わりです

 

 

平郡島、良い島だった。また行きたい!

 

1時間半後、無事に柳井港へと戻り、そのまま帰ったのでした・・・と言いたいところなのですが、まだちょっとだけおまけみたいな感じで続きます。続きは後日。

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