(前回の続きです)
あちこち探検したり、浜辺でごろ寝したりしていたら4時間が経過してしまったので来た道を戻りましょう。
何かないかと探していたら、ちょうど八島がくびれている場所に石仏群があると知ったのでちょいとお立寄り。
ところが猛烈な雑草に阻まれそこまで到達することかなわず。この辺は昔は牧場だったそうです。
もう少し大きな島だったら開鑿されて人工の海峡になっていたと思われます(対馬とかがまさにそれ)。
このくびれた部分の西側の海岸線、砂浜というには砂の粒が大きく、サイズ的にはテニスボールぐらいの石だけで構成されていました。
これ、いったいどうしてこういう大粒の石ころの浜辺になったのだろうか・・・人工的に作られたとはとうてい思えないので自然にこうなったとは思うんですが、全くもって不明です。
八島港まで戻ってきて時間を確認したらまだフェリー出航まで40分ぐらいあったので、最後に島唯一の集落を散策してみました。
南西諸島の離島のようです。
急な斜面に形成された集落なので、石を積んで平地を確保し、住居を構えてます。
かなり急斜面なので、ここでの生活は大変そう。
高台から集落を眺めてみると、明らかな廃屋が目立っていたので、ある種の限界集落なのかもしれません。
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帰りのフェリーに飛び乗り、室津半島へと戻ります。さすがにフェリーの2便は乗客も多く、なんと行きの4倍! とはいっても8名でしたが。
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無事に室津港へと戻り、車を止めた道の駅・上関海峡へ行き、昼食を頂きましょう。道の駅併設の食堂にはいろんなメニューがありましたが、今回は海鮮丼をチョイス。
この海鮮丼が最高に美味かった! 今まで全国各地で海鮮丼を頂いてきましたが、間違いなくトップ3に入るうまさでした。これはまたこれだけのために食べに来ても良いですね!
せっかくなのでもう少しだけ近隣を巡ってみました。
まず向かったのが、室津半島の先端から対岸の長島という島にかかる上関大橋。
陸続きの島は離島ではないので、自分の離島巡り記録にはカウントされないとはいえ、別にカウントのためだけに旅しているわけではないし、橋があったら渡ってみたくなる性分なので、車を橋のたもとに止めて徒歩で渡ってみました。
橋の上から眺めてみると、奥が長島の街並み、手前が室津半島と室津港、そして最近できた温泉施設が見えます。
温泉施設が目にとまってしまったので、長島ドライブは早々に切り上げ、温泉へ。
上関海峡温泉・鳩子の湯。
いわゆるスーパー銭湯的な温泉施設で、街の規模にしてはかなり立派で綺麗な建物でした。どうやら原発関連の交付金で作られたようです。
原発云々のことはさておき、温泉があれば入ってみたくなるのは当然の流れなので、早速入ってきました。
温泉は内湯、薬湯、サウナ、温泉露天風呂で、建物の大きさの割に湯船はそこまで大きくはなかったものの、温泉自体は山陰の海沿いの温泉に多い茶褐色の濃い湯でなかなか良かったです。上関海峡を行き来する船を眺めながらの露天風呂は実の良いものなので、ここはオススメです! 残念な点を上げるとしたら、内湯が温泉ではないぐらいでしょう。
温泉でさっぱりした後は、再び上関大橋を渡って対岸へ行き、軽く島内をドライブしてみました。
高台から見えた八島。
その後は、適当にあちこち立ち寄りながら広島へと戻ったのでした。