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高知の路面電車乗りつぶし

窪川から満員の特急に乗り込んで向かった先は高知駅・・・の手前にある伊野駅。ここで降りた理由は、とさでん交通路面電車に乗るためです。

 

高知の路面電車高知市を中心に東西南北4方向へ広がっているのですが、南北の距離はせいぜい3kmであるのに対し、東西の距離は20kmを越える路面電車としては長距離路線ということもあって、高知へは何度も行ったことあるにもかかわらず東西に走る伊野・後免線には未だに乗ったことがなかったのです。

 

 

高知駅周辺では待たずに乗れるほど過密ダイヤになっている一方、伊野線の末端部だと20分に1本程度しか来ないので、下手するとそれなりに待たされます。一応、時刻表は調べておいた方が良いですね(って偉そうなこと書いてますが、今回、ダイヤを全く調べずに突撃したら発車間際で、ギリギリダッシュで乗れたという)

 

さっそく元都電の車両に乗り込んで東へと向かいましょう。

 

 

最後部から後ろを眺めている図。伊野線は併用軌道と専用軌道の中間なような路線となっています(Wikipedia曰く専用軌道)。路面電車では比較的珍しい単線路線なので途中で行き違い交換があって、そこではこれまた珍しいタブレット交換が行われています。

 

 

土讃線の線路をくぐって高知市内へと入っていきます。

 

 

こちらの線路が下ということは、土讃線の方が新しい?

 

そのまま乗り続けると、朝倉駅前付近から併用軌道となって道路上を走り出します・・・が、ここの区間の道路の幅は(路面電車が走行する道路としては)かなり狭く、住宅の軒先を走るようになります。

 

 

伊野→はりまや橋方面はともかく、伊野方面へ進む電車は、道路を逆走する右側通行となるので、ここを自動車で通ると、場合によってはかなり怖そうです。

 

この区間をもう少し眺めてみたくなったので、鏡川橋停留場で下車してみました。

 

 

逆走で突進してくる路面電車を避けるタクシー。対向車にバスやトラックでも来ない限りは避けるだけで良いとは思いますが、それでも他の地方ではなかなかお目にかかれない光景なので、見てるだけでも面白いです。でも、ここを運転したくはないです。

 

下車したついでに鏡川橋停留場の近くのうどん屋、得得旭店で昼食を頂きました。

 

 

さすが四国、チェーン店でもうどんが美味い!

 

では、後免行きに乗りこんで乗りつぶし続行です。

 

はりまや橋をすぎると路線は伊野線から後免線へと変わり、東へと進んでいくと大きな川を渡ります。

 

 

ここを越えると再び専用軌道区間になります。こうしてみると路面電車ではない普通の地方ローカル私鉄みたいにも見えますね。

 

 

専用軌道でも道路との境目が曖昧なので、道路の左側を自転車で走行するときはちょっと怖そうです。

 

 

終着の後免駅に到着です。かつてはさらに東へ路線が続いていたこの路線も、現在はここで終わりです。ただ、鉄道の線路自体は土佐くろしお鉄道の路線が続いているので、さらに東へと進む場合はそちらへと乗り換えれば良いのです(他に路線バスもあり)。

 

この先は数年前に室戸岬経由で徳島へと行ったことがあるので、今回はここで引き返すことにしました。

 

来た電車に乗って戻るのも芸が無いので、線路沿いに歩いてみましょうか。

 

 

清和学園前と一条橋停留場。両方の電停の幅がわずか84メートルしかなく、日本一短い駅間だそうです。たしかに近すぎる。

 

いい加減歩くのも飽きたので適当にやってきた電車に乗って高知駅方面へと戻ります。

 

・・・

 

高知の中心地に戻ったところで少し時間があったこともあり、高知を代表する観光地巡りしてみました。

 

 

はりまや橋。いわゆる三大ガッカリ観光地。

 

 

高知城。こちらはお見事。

 

高知城天守閣下に到達した時点で、帰りの高速バスの時間が迫ってきていたのでここらで引き返し、高速バスに乗り込んで帰ったのでした。

 

高知の路面電車は乗りごたえある長大路線ですが、他の路面電車にはない特徴が数多く見られるので、ただ乗り通すだけでも楽しめるかと思います!

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