NISHISAITAMA PROJECT

傘 傘傘⊂⊃/ ̄\ ⊂⊃ 傘傘傘傘

ロイズタウンに電車で行ってみる

コロナ禍以降、初の移動制限無しのゴールデンウィーク到来とのことで、北海道あたりを大旅行しようかなと思いつつも、いざ調べてみると宿代その他諸々が良い感じに値上げされているという始末。

今まで通りに戻ったと言えばその通りでもあり、世の中が少しずつ以前のようになってきたことに感謝しつつ、今回はスパッと2泊3日というコンパクトな行程で、札幌周辺に滞在することにしました。

広島から飛行機で新千歳空港へと向かい、JRに乗り継いで札幌市内へ。

いつもなら新千歳空港でレンタカーを手配するところ、連休中のレンタカー屋は混み合う上に、新千歳空港のレンタカー屋は空港から離れていて出発前も返却後も時間もかかってしまい使い勝手が悪いので、今回はレンタカーは手配せずに、JRでそのまま札幌まで移動しました。

札幌駅のコインロッカーにいったん荷物を放り投げて、今度は学園都市線というか札沼線に乗り換えてみます。



そういえば、電化された札沼線に乗るのは初めてですね。前回、新十津川駅まで向かったときはまだ全線でディーゼルカーが走る非電化路線でした。

ic-yas.hatenablog.com

そんな新十津川駅までの末端区間は残念ながら2020年に廃止となり、現在は北海道医療大学駅までの短い路線になってしまいました。その地域の代表駅から出ている支線で、末端部分が最近廃止になった反面、都心の始発駅に近いところは1時間に何本もやってくる都市型電車化している雰囲気は、広島で言うところの可部線とよく似た境遇の路線です。

札幌の市街地を札沼線の電車はゆっくりと進んで行き、石狩川を渡って当別町に入るとすぐにロイズタウン駅に到着します。

ロイズタウン駅は2022年3月にできた新駅で、駅の名前の通り、北海道を代表するお菓子メーカーのロイズふと美工場の目の前に設置されています。



札沼線は前述の通り、既に新十津川駅まで乗車済みで終点まで乗る必要も無い(というかそもそも線路がもう無い)ので、この新駅で降りてみました。



無人駅とはいえ、北海道に良くある仮乗降場のような必要最低限の設備すらないような駅ではなく、冷暖房が完備された待合室や駅前ロータリーも造られている立派な駅です。Kitacaももちろん使用可能です。

では、さっそくロイズの工場へと行ってみましょう。

目的のロイズの工場は、駅前の道を歩くこと数分でたどり着けます。無料のシャトルバスもありますが、真冬でもない限りは誰でも余裕で歩ける距離です。



以前、ここに来た時は、お菓子工場の一部を間借りして造った直売所という風合いでしたが、店の前には庭園が新たに造られていたりと、リニューアルされて綺麗なショップに生まれ変わっていました。

ic-yas.hatenablog.com




店の中では、チョコ生産工程の一部を見学できるコーナーがあったり・・・



広々とした休憩スペースもあったりと、ただロイズのお菓子を買うだけではなく、いろいろと楽しめる複合施設に生まれ変わっていました。

www.royce.com

また、ここでないと買えないロイズの限定品もあったり、中にはパンやピザなども販売していたりと、ラインナップもかなり充実しています。

そんな中、今回買ったのはこちら・・・



JR北海道交通系ICカードのロイズタウン限定デザインKitaca。昨年、ロイズタウン駅が開業したのに合わせて限定発売したKitacaが、まだ売っていたので思わず購入。もしかしたら枚数限定販売ではなく、販売箇所を限定しているだけだったのかもしれません。

ロイズタウンに満足したところで札幌市内へと戻りましょう。ただ、今来たロイズタウン駅から乗って帰るのも芸が無いので、腹ごなしもかねて、一駅隣の太美駅まで散歩がてら歩いてみましょうか。



通勤時間帯でもないのに6両編成で走る札沼線の電車。同規模の可部線ですら最大4両編成であることを考えると、札幌は広島よりも大きな街であることが実感できます(そりゃまあそうなんだけど)。

札幌郊外の碁盤目状に広がる直線的な道路をジグザグに歩くこと20分ほどで太美駅に到着。かつての石狩太美駅です。



ロイズタウン駅ができる前までロイズの最寄り駅だったことから、以前はロイズの売店などもあったようですが、現在は静かな無人駅となっています。

・・・

太美駅より札沼線に乗って札幌駅へと戻ります。



札幌に戻ってきました。



札幌と言えばこちらの時計台。いわゆる三大ガッカリ観光地などとも言われてますが、時計台目当てではなく、何かのついでに訪問するぐらいの緩い気持ちで来てみれば、それほど落胆することはないような気がします。

とはいえ、今回のメインイベントは時計台ではなく、その裏にある北海道を代表する回転寿司屋・根室花まるが運営する廻らない寿司屋です。2回目の訪問ですね。



北海道の寿司は美味い! 今回は寿司はほどほどにして、一品料理や酒の肴を中心に居酒屋みたいな感じで利用してみました。廻らない寿司にしてはお値段もお手頃で、気軽に利用できるのでオススメです。

夕食後は酔い覚ましもかねて、軽くすすきのを散策。



日本三大ビールメーカーが一堂に会するすすきのの風景。

もちろん、これを眺めにわざわざ来たのではなく、今回の目的はこちら。



札幌市電が2015年にすすきの電停~西4丁目電停の間に新たに新規路線を開業させたとのことで、その部分を乗り潰すためにやってきたのです。この新規開業区間は日本の路面電車では珍しいサイドリザベーション形式で敷設されていて、簡単に言うと道路の中央ではなく両端の歩道側に軌道があります。

日本の路面電車は道路の中央を走ることが多いため、そんな車窓に見慣れていると、この区間を走る札幌市電からの眺めはなかなか独特で面白く、利用客から見てもサイドリザベーション形式は乗降しやすいしメリットは多そうですね(車道を走る自転車から見ると逆に厄介な存在ではあるのですが)。

そのまま西4丁目を過ぎ、本日の宿のある電停まで乗り通し、この日は無事に終わったのでした。

・・・

ところで余談ですが、本記事、実は一度投稿済みだったのに、記事更新時に更新しきる前にブラウザを閉じてしまい、文章が消えてしまったという裏話があります。一時はそのまま闇に葬り去ろうかとも思いつつも、次の記事を書いてしまった手前、この記事だけ書かないのも記事に繋がりがなくなってしまうため、頑張って新たに書き直しました。前回と微妙に文章構成が違ったりするので、もし以前の記事を見た方がいらっしゃいましたら再度読んで頂ければ幸いです笑

次回に続きます

 

←新しい記事 / 古い記事→