岡山県の笠岡市の沖合には笠岡諸島があり、いくつか島が点在しています。今回はそこにある島の中から北木島と白石島の二つの島へと行ってみました。
これらの島々へ渡るために、まずは笠岡駅まで電車で移動します。
山陽本線は岡山〜広島県内〜岩国ぐらいまではそこそこ本数も多いので、このあたりの在来線の駅へは時刻表など気にせずに気楽にアクセスできますね。
駅を出て道標に沿って歩いて行くと5分ほどで笠岡港へ行けます。各離島へは普通船と高速船があって選ぶことができるので今回は普通で行きました。時間は高速船の倍くらい掛かる代わり、お値段は高速船の半分程度なので時間を取るかお金を取るかってところです。
意外と小さい船。でも、瀬戸内海は基本的には穏やかな海なので、悪天候でもない限りはほとんど揺れません。
1時間程度の乗船で目的の北木島に接岸します。
北木島には島の規模の割にフェリーが接岸できる港が多くあるので、どこに到着するか実は到着する直前までよくわかっていなかったのですが、今回接岸したのは島の東側にある大浦港。グーグルマップで調べてみるといくつかの商店や学校もある規模の集落なので、おそらく島の中心地でしょうか?
いつものごとく、特にこれと行った目的はないので歩きましょう。乗船予定の帰りのフェリーまで3時間あるので、島半周ぐらいできそうです。
島を横断する車が通れる程度の細い道を発見したので、それを使って反対側へと行こうとしたのですが・・・
これ、原付バイクじゃないと通れないのでは。
山を越えて反対側へ進んでいきます。大浦港から40分弱ほど歩くと、反対側の豊浦港へ行けます。
ここからもフェリーに乗ることができ、しかもちょっとの待ち時間で向かいの白石島へと行くフェリーが出ているような時刻表が掲げてあったのでそれに乗っても良いかなとも思ったのですが、まだ北木島に来てから1時間ぐらいしか経過していなかったので、このフェリーは見送って元来た大浦港へと島の北側を通る県道を歩いて戻ることに。
ところで北木島。この島の名産は何かというと石材です。かつて、この島の石を切り出して大阪城築城に使われたり、東京の靖国神社の鳥居にも使われたという由緒正しき石材が北木島にあるとのこと。言われてみると島の至る所に石を切り出したあとのような光景を見ることができます。
しかも調べてみると近くで見ることができるような観光施設が最近できた・・・らしいのです。ところが調べてみると、それらはツアー客専用のため立ち寄ることができないことが判明。残念無念。
石を切り出した跡地に雨水が降り注いで湖になっている場所もあるので、こういうところをもっと綺麗に整備すれば良い観光名所になるような気がします。
一方で海の方に目をやると、海岸線はゴミもほとんど落ちて無く綺麗な砂浜が広がっていたので、海水浴で訪問するには最適でしょう。まあ、下手に観光地化して部外者が押し寄せるぐらいならこのままでも良いのかもしれません。
北木島の漁村の風景や海岸線をのんびり眺めていたら、戻りのフェリーがやってきたので乗り込みましょう。ちなみに切符はフェリー乗り場で出港15分前ぐらいに購入できます(どこで買えるか直前までわからなかったとか言えない)。
こちらは高速船なので急行料金が別途かかります。でもジェットフォイル的な船ではないので、自転車くらいなら普通に詰め込めるようです。
これに乗って次の島、白石島へと向かいましょう・・・!
といったところで続きます。