NISHISAITAMA PROJECT

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宮崎県延岡市の離島と滝巡り

9月の2週目に夏休みを取得する事ができたので、今回も遠出してみました。

 

この夏休みは、前々からやってみたかった東北一周ドライブをやるつもりだったのですが、9月上旬に東北〜北海道を襲った台風10号によって、数年ぶりに行ってみようと思っていた岩泉の龍泉洞周辺が壊滅的な被害を受けてしまった点に加え、夏休みの翌週に広島出張が入ってしまったので、予定を大幅に変更して九州へ行く事にしました。

 

それに、この週は全国的に1週間雨の予報だったにもかかわらず、南九州だけずっと晴れ予報だったというのもあったので、どう考えても行くべき場所は九州だったのです!

 

 

 

羽田からソラシドエアの飛行機で宮崎空港まで飛んだところから今回の旅行が始まります。

 

 

まずはレンタカーを借りて、向かった先が宮崎県北部の延岡市。ここにある宮崎県最大の離島、島浦島が今回最初の目的地です。

 

まあ、特にこれといった目的はないのですけども、離島巡りを趣味としている人間として、こういう気軽に訪問できないような場所にある島は、それだけで実に興味深いのです。

 

 

延岡市の市街地から車で30分ほど海岸線を走ると日豊汽船の船着き場に到着します。人里離れた漁村の最奥にあり、ほとんど観光地化されてない感じが逆に素敵です。

 

 

島浦島への船はカーフェリーと高速船があり、これらが1時間おきぐらいに出港しているので、意外と島へは渡航しやすいと思います(本土側はどちらも同じ港から出港しますが、島側ではそれぞれ行き先が少し違うのでご注意を)。

 

午後13:30の高速船に乗って島浦島へと渡りましょう!

 

 

宮崎県北部から大分県南部にかけて続く険しいリアス式海岸を横目に見ながら島浦島へと突き進んでいきます。この海岸線の眺めは素晴らしいので、進行方向左側に座ってみれば、遊覧船に乗ったような気分も味わえて、それだけでも十分楽しめるかと思います。それに高速船でも往復1000円しないのも嬉しい料金設定ですね。

 

さて、本土を出港して10分で島浦島に到着です。

 

本土側と同様、全くと言って良いほど観光地化されていない島です。とりあえず帰りに乗る予定の高速船が2時間後なので、適当にほっつき歩きましょうか。意外と大きめの島だったので、レンタサイクルサービスがあれば良かったですね・・・(調べてないだけで、島内のどこかにもしかしたらあるのかもしれません)

 

 

島の反対側へと行けるトンネルを発見したので突き進んでみました。トンネルの先にはが、中学校とカーフェリーの船着き場がある程度だったので、適当な頃合いを見て引き返す俺。

 

 

先ほどとは逆の小学校がある方向へぶらぶら・・・

 

 

南国宮崎県とは思えないほど、まるで日本海側を思い起こさせるような港が続いてました。集落に近いところに砂浜も見当たらなかったので、この手の島によくある海水浴場も、もしかしたら無いのかもしれません。

 

ただ逆に面白かったのが、今まで俺が訪問したこの手の小さい離島にしては、実に活気があったのです。こういう(失礼ながら)限界集落っぽい離島はよく言えばゆったりとした時間が流れているというか、言い換えると死んだような静かな漁村が多かったのに、ここはどこへ行っても誰かが何かしら魚を捌いたり、干物をせっせと作っていたり、漁船をメンテナンスしていたり・・・すれ違いざまに挨拶してくれる人も多く、雰囲気はなかなか良いところでしたね!

 

あとは、上陸した直後はほとんど見かけなかった猫、今思い返してみれば7匹ぐらい出会う事ができたので、季節や時間帯が合致すれば、たくさんの猫に出会える島なのかもしれません。

 

 

↑こいつは第一発見猫。

 

 

猫はつり目の方がかわいい。

 

 

離島と言えば茶トラ。こいつはとにかくビッグサイズでいかにも離島の猫でした。

 

帰りましょう。

 

・・・

 

まだちょっと時間があったので、ついでに同じ延岡市内にある行縢山(むかばきやま)へ行ってみる事にしました。

 

さすがに午後4時をまわっていたので、山頂のずっと手前にある「行縢の滝」まで行ってみる事に。なんでも、日本の滝100選に選ばれてるそうですよ?

 

まずは最寄りの須美江ICから東九州道の延長線上にある延岡道路に乗って延岡市街地まで戻り、延岡JCT付近でした道に降りたら、高千穂鉄道廃線沿いに旧行縢駅方面に移動して、あとは行縢神社方面へと進んでいきます。そして、神社の手前からちょっと入ったところの林道の終点に車を止めて、そこから登山開始です。

 

 

つい先月も似たような突発登山をやったような気がしないでもないですが、道標によると林道終点から滝までは徒歩30分程度だそうなので、全力疾走すれば10分ぐらいで到着できそうですね!(だから走るなって・・・)

 

 

急な坂を駆け上がっていくと突然の吊り橋。「滝見橋」と書かれていたので、どーせ遠くに小さい滝でも見れるんだろ? ってな感じで滝を探してみたら・・・

 

 

あれが行縢の滝か!! 行縢山の雄岳と雌岳の間から滝が流れ出しているのが遠目で確認できます。あんな山の上から立派な滝が流れ出ているとは、予想外の驚きです。これはもう何が何でも間近で見るしかありません。

 

さらに駆け足で山道を登っていくと行縢の滝の真下に到着です。ここまで駐車場から15分程度で到着できたので、それほど大変では無いとは言え足場がかなり悪い登山道ですので、もし行こうと思っている方がいましたら、ゆっくりじっくり確実に歩いて訪問する事を強くオススメします。

 

 

これは見事! 大きな一枚岩の上を霧のような柔らかい水が流れ落ちていく滝で、豪快さこそはありません。でも逆にそれが、大変美しい滝だと思いました。これは頑張ってでもここまで来る価値大ありです。

 

その後は登り以上に猛スピードで下山し、この日の観光が終わったのでした。

 

次回は、阿蘇で柴犬散歩、筋湯温泉サモエド散歩をお伝えします。

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