NISHISAITAMA PROJECT

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宇品島と金輪島

またまた広島出張があったので、まだ行った事のない近場の離島に行ってみる事にしました。その離島はどこかというと、広島市南区に所属する金輪島という、広島市から最も近い離島です。半年前に訪問した似島のすぐ隣にある小さい島です。

 

広島駅から路面電車というか、5号線に乗って広島港方面へ向かい、終点の一つ前の元宇品口電停で降ります。

 

 

 

 

ここからちょっと歩いたところにある広島市営桟橋から金輪島へと渡れるのですが・・・下調べせずに行ってみたら、なんと3分前に金輪島行きのフェリーが出たばっかという事実が判明! いや、ちゃんと調べろよ俺・・・

 

とはいえ、だいたい1〜2時間おきぐらいに金輪島行きのフェリーが出航している事が判明したので、あせらずあわてず2時間後のフェリーで渡航する事にしました。

 

で、2時間ほど時間をつぶす事になったので、手持ちのスマホで地図を確認したら、宇品島という橋で渡れる島があることがわかったので、そちらへ渡ってみる事にしました。

 

 

この「あかつき橋」を渡れば宇品島へ渡れます。あっというま。

 

ほとんど広島市内と陸続きなので、離島感は全くないのですが、元々は離島だった事もあって、山の斜面や海岸線など、どことなく島っぽい雰囲気はあるといえばあります。それに、中心地はちょっとした小高い山があって公園になっているようですので、そちらへ行ってみましょうか。

 

適当に山の上に登れそうな道を探してレッツハイキング。

 

 

ちょっと登っただけでも、良い眺めですね。

 

道標に沿って歩いて行くと、反対側には展望台があるとのこと。ところが展望台へ行ってみると、大きな分譲マンションに視界を遮られていて、眺め的にはいまいちな感じ。

 

 

でもまあ、仮にマンションがなかったとしても、高さがそんなに無いので、眺め的にはそこまで期待するほどではなさそうな感じです。この方向の展望を求めるなら、足下の広島港から似島渡航して安芸小富士への登山をオススメします!(詳細は下の記事)

 

ic-yas.hatenablog.com

さて、下山して広島港のフェリーターミナルの食堂で腹ごしらえをしたらちょうど良い時間になったので、先ほどの広島市営桟橋へ戻りましょう。

 

桟橋へと行ってみると、金輪島行きの船が停泊していました。

 

 

意外と小さい! 金輪島の隣の似島へ行くフェリーは車も載せられるサイズのフェリーだったので、金輪島行きも同じようなフェリーだろうと思っていたらこのサイズ。実際に乗ってみるとこれが揺れる揺れる。まあ、乗船時間は10分程度なので、よほどの事がない限りは船酔いする事はなさそうですけど。

 

ちなみに、料金は船の中で支払うスタイルです。金輪島まで片道220円。安い!

 

・・・

 

あっという間に金輪島到着です。

 

 

本土から最も近いところだと500メートルぐらいしか離れていないのに船でしか渡れない島なので、宇品島に比べ、かなり離島らしさがあります。

 

とりあえず、島内を散策してみましょう。

 

フェリーを下りると、「新来島どっく」の大きな工場が見えてきます。実はこの金輪島、島の半分以上がこの工場の私有地となっていて、部外者が自由に行動できる場所はそれほど多くなかったりします(島全体が企業の私有地で一般人上陸禁止という島もあるぐらいなので、渡れるだけでもありがたいのですが)

 

土曜日もバリバリ稼働中の工場の敷地に沿って歩いて行くとトンネルが見えてきました。せっかくなのでくぐってみましょう。

 

 

200メートルぐらいはありそうなトンネルを抜けるとそこは雪国・・・ではなく、島の反対側に出ます。こちらは工場はなく、小さい集落が広がっていて、ちょっと歩くと・・・

 

 

似島にもあった、原爆に関する慰霊碑がこの金輪島にもありました。碑に書いてある文章を読むと、この島にも原爆投下後、大けがを負った被爆者が500人ほど送られ、そして死んでいったそうです。

 

戦跡といえば、島内には防空壕なども探せばたくさん見つかります。

 

 

ところで、トンネルの出口のすぐ横に小さい水たまりがあったので、何気なく覗いてみたら・・・

 

 

サンショウウオがたくさんいる! 

 

フェンスがあって直接手に取る事が出来なかったので、詳細までは分かりませんでしたが、サンショウウオがこんなにたくさんいるのはちょっと驚きでしたね。

 

その後は島内の歩けそうな道をくまなく歩き、フェリー乗り場近くの高台の木陰で一休み。

 

 

先ほども紹介したとおり、島の半分が工場の私有地では入れないので、2時間もあれば島内をくまなくまわる事が出来ます。

 

その後は戻りのフェリーに乗って広島市内へと戻ったのでした。

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