NISHISAITAMA PROJECT

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瀬戸内海クルーズフェリーと伊予鉄乗りつぶし

今回は広島からフェリーで松山に渡り、坂出から瀬戸大橋を渡って東京へ帰るというルートを取ってみました。というのも、現代において本州から四国へと渡るとなると、一般的には瀬戸大橋など3つある高速道路ルートか、鉄道を使っての移動が考えられますが、探してみると意外とフェリー航路も充実しており、特に広島からとなると最寄りがしまなみ海道で大回りになってしまう一方、広島からのフェリーを使うと、時間的にも料金的にも何かと好都合なのです。

 

というわけで、拠点としていた広島繁華街の八丁堀周辺のお宿から広島港へと移動しましょう・・・っと、ここでフェリーについて調べてみると、このフェリーはクルーズフェリーと呼ばれるカーフェリーとスーパージェットと呼ばれる高速船があり、前者は安価だが時間がかかり、後者は価格は倍であるものの、名前の通りあっという間に松山に到達できるとのこと。

 

できるだけ節約したいし、そもそもそんなに急いでいないので、今回は前者のカーフェリーで松山へ行くことにしました。

 

さらに調べてみると、フェリーは広島港~呉港~松山観光港を結んでいて、広島→松山が3600円、呉→松山が2670円なので1000円近く差があり、しかも広島から呉まではJR呉線で500円で移動でき、呉駅と港はほぼ直結しているので(前回呉宿泊時に確認済み)、どう考えても呉から乗った方が安上がりだったのでこれを利用すべきですね。でもここは500円余分に支払ってでも、フェリーの特等席で最初からゆっくり寝ていたほうが良いと判断し、広島港へと向かいました。

 

6:45のフェリーに乗るために、紙屋町あたりから路面電車に乗ろうとしたら・・・宇品方面はまだ走ってなかったので、広電本社前電停まで徒歩移動し、そこから路面電車で広島港(宇品)まで移動です。お金に余裕のある人や時間に余裕のない人はタクシーで行くとよいと思います。広島の中心地からの距離もそんなにないので。

 

 

 

 

ほぼ始発に近い5:52発の広島港行き。

 

予定通りに広島港に到着後、そそくさと10番乗り場に行って乗船手続きして、そのまま乗船。

 

 

土曜日早朝の便だったのでもう少し混んでいるかと思ったら、乗客は車客含め30名弱。当然のように座席は選びたい放題だったので、ガチ寝しようと雑魚寝スペースへ移動する当初の予定を変更し、最前列の座席を確保。

 

 

船旅は横になって寝てるのも良いけども、こういう瀬戸内海のような島がたくさん見える航路に乗るときは最前列の座席で島を眺めているのもなかなか乙なものです。

 

そして呉港に到着後、予想以上に乗客の波が押し寄せ、船内は1人2席使えるぐらいの混雑になり、俺の広島港から乗車する作戦は見事成功したことが示されたのでした(何がだよ)。

 

呉港を出ると、このフェリーのサイズにしてはかなり狭い音戸の瀬戸(おんどのせと)を通過します。音戸の瀬戸は、他のフェリーではなかなか味わえない見応えのある区間なので、これを見るためだけでも最前列に座る価値はあるかと思います。

 

 

ちょっと天気が悪かったのが残念ですけど、雨降らなかっただけでも良しとしましょう。

 

 

無事に音戸の瀬戸を通過し、しばらく進んでいくと天気が徐々に回復していき、松山観光港に到着する頃にはすっかり晴れ間も出るようになりました。

 

 

思い返せば、俺が四国に行くたびに何かと悪いことが起きていたのですが(列車が鹿と衝突、土佐くろしお鉄道運休などなど・・・)、今回ばかりは良いことが起きそうな予感を感じさせてくれる天気!

 

松山観光港に到着です。

 

 

みきゃんに歓迎されてます。

 

松山観光港からは伊予鉄に乗る事にしました。ちょうど、伊予鉄で使えるICい~カードも持ってることですし。まあ、さっさと道後温泉松山市駅へ向かいたい人はリムジンバスを使うと良いでしょう。フェリーと町を結ぶリムジンバスってのは、それはそれで珍しいし面白そうです(ただのバスだろうけど)。

 

松山観光港からぶらぶら歩くこと10分ちょっとで高浜駅到着です。

 

 

前回来た時は夕暮れ時だったので、もう少し明るい時間の駅舎も見ておきたかったのです。

 

 

横河原行きが来てました。

 

今回のプランとしては高浜から松山市まで移動し、郡中線に乗り換えて郡中港まで移動して、伊予市駅まで歩いてJRで帰ってくるようなルートを想定していたのですが、よくよく考えてみれば伊予市駅の接続良くないし、この電車で終点の横河原まで移動してしまった方が良いのでは? と思ったので、郡中港ではなく横河原へと向かうことにしました。こういう予定変更はいつものことです。

 

 

路面電車のような簡易的な架線だと思いきや

 

 

西武新宿線も顔負けの高架区間があったりと、高浜線は変化に富んでいます。海沿いも走ったり、路面電車と2回平面交差したりするので、外を見てても飽きません。ロングシートですけど。

 

 

路面電車と平面交差している大変珍しい踏切を通過中。写真だけ見ると、横断歩道の途中で写真を撮ったようにしか見えないな・・・

 

 

今度は外から見てみよう。

 

平面交差踏切をすぎると松山市駅に滑り込んでいきます。多くの乗客がここで入れ替わり、電車はさらに横河原線へと乗り入れ、終点の横河原駅へ。

 

 

高浜駅からちょうど1時間で到着です。

 

次の電車まで15分あったので1本逃し、ついでに一駅歩いてみることにしました。

 

 

こんなところにもみきゃんが!!

 

 

お隣の愛大医学部南口駅に到着です。10分ぐらいで到達できたので、道順調べておけばもうひとつ隣の駅まで行くことも可能だったかもしれません。流石に真夏に旅行道具持ってやりたくないですけど。

 

 

松山市駅に戻りましょう。

 

 

松山市駅! でかい! JR松山駅が県庁所在地の駅にしてはお世辞にも大きいとは言えない造りだったので「これが愛媛県の実力かよ、たいしたことないな!」と思っていましたが、メインはやはり私鉄駅の方だったのです(私鉄ターミナル駅の方が大きい地方都市は意外と多い)。これは、もしかしたら四国で一番の賑わいようかもしれません。

 

 

では市内電車に乗って道後温泉へと向かいましょう・・・

 

といったところで切りが良いので続きは次回。

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