NISHISAITAMA PROJECT

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対馬観光、ツシマヤマネコと俺

博多発の夜行フェリーは対馬に朝5時前に到着するのですが、希望者には7時近くまでフェリーの中で休憩できるありがたいシステムがあったので、ありがたく使わせて頂きました。でも、たくさん乗っていた乗客がほとんど朝4時半ぐらいの接岸と共に降りてしまったところを見ると、7時まで休憩するようないわゆる日本人観光客はほとんどいないのかな。地元の人は自宅や親戚宅などに移動してしまい、いかにも観光客って人はほとんど見当たらなかったところが、対馬のいまの現状を表しているのかもしれません。

 

というのも、この国境の島、対馬。離島には興味がない人でもある程度イメージできるのではないでしょうか?

 

そうですね、対馬からわずか45kmほどのところに韓国の釜山があり、観光客のほとんどはその韓国人に依存している状況。ただ、韓国人がいろいろ問題を起こしているようで、仏像盗難事件なんかが有名です。

 

実際に島内を見回っても他の観光地よりも明らかにハングル表記の看板は多いし、俺が見かけた団体ツアー客はほぼ韓国人。そういった意味でも、ちょっと日本人には近寄りがたい雰囲気が出ている感じがなきにしもあらずといった印象だったかな。

 

まま、そんなことより上陸です。

 

 

 

レンタカー屋まで移動してレンタカーを借りて観光を始めましょう。

 

まず向かったのが・・・近くにあった雞知ダム。

 

 

対馬まで来てダム巡りかよwwww っていうか、この日は天気がイマイチだったので、絶景が堪能できるスポットなどに行ってもアレだったんですな。

 

たとえば次に向かった上見坂展望台は、浅茅湾のすばらしい景色が見えるはずだったんですが・・・

 

 

これは残念。

しかも、韓国人団体観光客があとからあとからやってきて、ここはソウルかよってな具合に盛り上がるから全然落ち着いて観光できないwww

 

 

韓国人しかいねぇ・・・

 

ここは明治時代から第二次世界大戦にかけて使用されていた軍事施設の跡で、対ロシアや韓国への防衛の島であることが実感できます。見に来ているのは韓国人ばっかだけど・・・彼らは何考えてこの辺を見に来ているんだろう。朝鮮出兵とか?

 

・・・

 

山の高台のあとは海岸線が見たくなるよな! ってな訳で、フェリーが到着した厳原とは真逆の小茂田浜海水浴場へ行ってみました。こちらは元寇の時、初めて日本に上陸した地点だとか。

 

 

元寇と言えば、神風が吹いて2回も日本が大勝利を収めたという話が有名ですが、この対馬に関して言えばそれは神風が吹く前で、こちらでは全滅したとか。そういえばそんな話もあったなぁと思いつつも、実際に来てみるといろいろ考えさせられます。

 

この海岸線の近くにあった、椎根の石屋根。

 

 

強い西風に耐えるために石で作った屋根。歴史的価値はあるらしいけどわりと地味ですね。ただ、この雰囲気が日本国内ではなく中国や韓国っぽい感じで面白いです。

 

石屋根に満足した俺様御一行はそのまま南下し、対馬最南端の豆酘(つつ)崎へ向かいました。対馬は他の地域に比べて開発が遅れているとのことで、集落と集落を結ぶ道路がそれほどよろしくなくて時間がかかる上、島自体が大変大きいためにとにかく移動に時間がかかるww

 

 

あの先端が豆酘崎。最西南端というのが正しい表記らしい。

 

雨こそ降っていないものの、天気はあまり良くなく、対馬の位置的にも日本海側の島なので、海の感じはどことなく北の海っぽい感じがしたのが印象的だったかな。

 

ここでふと、ツシマヤマネコに会いたくなったので、ツシマヤマネコが保護されているという対馬野生生物保護センターを目指すことに・・・って、この施設があるのは対馬の最北端。今いるのは対馬の最南端だから、その距離なんと道のりで110km! レンタカーを借りたときに軽い気持ちで「午前は下対馬、午後は上対馬観光で良いか(ホジホジ」とか考えていたのが大きな失敗だったwww

 

なので、まだ昼前だったけれども、他の観光地は全部すっ飛ばして、北上を開始しました。

 

途中、先ほど訪れた鶏知ダムの近くに小さいダムがあったので軽くお立寄り。

 

 

小浦ダム。いかにも離島のダムってなサイズです。

 

特にダムカードがあるというわけでも無いので、全体をさらっと眺めて出発。上対馬方面へ急ぎましょう。

 

 

対馬と上対馬の間にある橋。明治時代に日本軍が無理矢理ぶち抜いた人工の瀬戸で、この瀬戸は大変潮の流れが速く、まるで川のように流れてるというすごさ。ここで泳いだら間違いなく流されるな・・・!

 

昼食はどこかの食堂で食べようかと思ったけど、ぜんぜん店が見当たらなかったので、代わりに見つけた弁当屋で弁当を調達し、目保呂ダムのダムサイトで昼食。なんで離島まで来てダムで飯食ってるんだ俺は。

 

 

でも、この目保呂ダムは離島にしては大きくて立派なダム。ぜひダムカードを発行して頂きたいところですね。ここまで来るのがクソ大変だけど。

 

最南端から3時間近く車を飛ばしてやっと到着したのが、ほぼ最北端にある対馬野生生物保護センター。

 

ここには、ツシマヤマネコが1匹だけ公開されているとのことで、それをぜひ拝んでおきたいと思ったのです。特に今回は悪天候が予想されていたので、このツシマヤマネコ見学を最大の目的にしていたですよ! まあ、ツシマヤマネコ自体は近場の動物園を探せばいるらしいけれども、対馬で見ることに意味がある・・・!

 

 

ツシマヤマネコ。寝てる。

 

普通のイエネコと違ってしっぽが太くて長く、耳が丸めで、目に特徴があるって事だったのに、あんな恰好で寝られてしまったら全く分からない・・・! でも、なかなかかわいいじゃないですか。

 

・・・

 

対馬の最北端といえば、朝鮮半島までわずか45kmほどしか離れていないところだったりするため、それにちなんだスポットがいくつかあります。なので、韓国展望台という朝鮮半島を肉眼で確認することのできる展望台に行ってみました。

 

 

が、予想していたとおり、視界不良のため見えず・・・残念! 唯一見えている島は韓国ではなく自衛隊の基地です。対馬や九州の防衛お疲れ様です!

 

見えないものを眺めても意味が無いので、さっさと撤収して近場の温泉、上対馬温泉渚の湯に行くことにしました。おそらく最も韓国に近い温泉。そして、注意書きもハングルばっかでここはどこの国だよ!と突っ込みを入れてしまうレベルには韓国に近い。

 

 

温泉自体はわりと普通でしたが、海を見ながら入る露天風呂は最高ですね!

 

その後は、あらかじめ予約しておいた近くの民宿で1泊したのでした。

 

次回は、「九州新幹線肥薩おれんじ鉄道で行く鹿児島」をお伝えします。

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