2月の連休前の金曜日、久しぶりに有給休暇なるものを取得して休みを取って、小倉にある藍島という離島へ行ってみました。3年前に、藍島の手前にある馬島には渡航したのですが、当時は時間的な都合もあり、藍島を目前にして立ち寄れなかったので、行く機会をうかがっていたのです。
自宅最寄りの新幹線が停車する広島駅から小倉駅までは、最速のぞみ等を使えば、わずか45分程度。自宅から小倉のフェリー乗り場までもドアtoドアで2時間かからないというから、以前東京に住んでいた頃では考えられないほど小倉が近くなりました。
残念ながら天気がイマイチでしたが、贅沢は言ってられません。雨が降らなかっただけでも良しとしましょう。
小倉駅のコインロッカーに荷物を預け、新幹線口から歩いて5分程度のところにあるフェリー乗り場へと移動します。途中にはフェリー乗り場への案内板や動く歩道などもあるので、日本国内に数多ある離島の中では、かなりアクセスしやすい部類に入るかと思われます。ただ、藍島や馬島へ渡航するフェリーは1日3~4便しかないので、時刻表は前もって確認しておきましょう!
藍島行きの往復乗船券を購入して、フェリーへと乗り込みます。
この日は海上もそこそこ荒れていたので船も揺れました。船酔いするほどではないとはいえ、弱い人にはちょっと厳しいかもしれません。
島に上陸すると、さっそく案内板には猫に関する記述がちらほら。
そして、少し歩けば猫に出会えます。
キジトラ白。
隣の馬島とは違い、どの猫も積極的に近づいてくるので、猫と遊ぶために興味を引かせる道具などを準備する必要なしです。まさしく、リアルねこあつめ。
無防備な猫も多く、たいていの場合、おさわりOKです。
そういや、隣の馬島に多くいた茶トラ系が、こちらでは全く見かけなかったような?
・・・
しばし猫と戯れた後は、島内散策です。
島の反対側へとつながる、この島唯一のトンネルをくぐってみましょう。
藍島はこのあたりが中心となっているようで、小学校や市民センターなどもありました。もちろん猫もいます。
今度は島の最北端へと行ってみます。島の最北端までフェリー乗り場から余裕で歩ける距離で、道もしっかりしているので心配不要です。
こんな感じの道を歩いて行くと、最北端にある千畳敷にたどり着けます。フェリー乗り場から1.5km程度で案外すぐ行けます。
左遠方に見える2つの島は石油備蓄基地で一部で有名な白島(←女島、男島→)、右手前に見える島が貝島です。貝島には小屋もあって、潮が引けば歩けそうにも見えますが、地形図を見るとそうでもないので眺めるだけにしておきます。なんでも古墳があるとかないとか。
この場所は天気が良ければ眺めも良さそうなので、いずれまたチャンスがあれば訪問したいところ・・・
ちょうどお昼時だったので、小倉駅で買っておいた駅弁を頂きますか。かなり前に折尾駅で購入した「かしわめしおりお」よりもちょっと豪華になった小倉駅のかしわめし。美味い!
帰りは寄瀬浦と案内に書かれていた小さい集落を通ってフェリー乗り場へと戻りました。
集落じゃなくても猫はいます。人の住んでいないところの猫はどうやって生きているのだろうか・・・体格が良いので、どこかで人にえさを貰っている行動範囲の広い猫なのかもしれません。
そして、その後は帰りのフェリーに飛び乗り、小倉へと戻ったのでした。
最後に、今回のフェリー乗船から猫と戯れるまでの動画を置いておきますので、興味があればご覧ください。
今回は天気が悪く、肌寒い2月の平日の訪問となりましたが、次回はもう少し気候の良い時期に行ってみたいですね。でも、ここ最近は藍島もテレビやネットで猫の島として取り上げられることも多く、アクセスの良さから爆発的に観光客が増える可能性もあるので、様子を見ながらの再訪問を検討したいと思います。