NISHISAITAMA PROJECT

傘 傘傘⊂⊃/ ̄\ ⊂⊃ 傘傘傘傘

雨も強いので熊本の山の中にでも

翌日、この日は吉都線乗りつぶしをかねて、都城からは、えびの市を経由して鹿児島に向かうことにしました。4年前は日豊本線をそのまま都城から霧島神宮を通って隼人経由で鹿児島中央に行ったのですが、同じルートを通っても面白くないですし。

 

 

黄砂なのか火山灰だかわかりませんが、朝5時半の都城上空は紫色でした。

 

特にこれといった特徴のない吉都線(ガスってて外が全然見えなかったというのがあるんだけど)に乗って吉松へ向かいましょう。乗った列車は、吉松回りの隼人行きなので、乗ってしまえばあとは寝てしまってもかまわないのですが、せっかくなので交換待ちの短い時間を使って、たまには途中下車でも。

 

 

吉都線やこれから乗る肥薩線は歴史ある渋い駅舎が多くて途中下車が楽しいです。それだけで映画のセットみたいだぜ(有名どころだと嘉例川駅とかね)。

 

 

こういう木でできた改札とか、関東近辺じゃ田舎に行ってもそうそう見つけられませんよ。

 

吉松からは以前も乗ったことのある肥薩線だったので、適当に寝ながら終点の隼人へ。

 

 

隼人駅

この駅はJR九州の各車両などのデザインを手がける水戸岡鋭治氏によるもので、ほかの駅とは違ってセンスが光ってます。この人のおかげでJR九州の車両や駅舎は、本当にみていても飽きないんですよ。

 

さて、ここから鹿児島中央駅へ移動するのですが・・・特急しかない! しょうがない、豪華に特急を使うぜ! ・・・って、特急料金300円かよ安すぎwww

 

 

以前はリレーつばめなどの特急として、鹿児島本線を走っていた特急ですが、いまでは鹿児島と宮崎などを結ぶ日豊本線の特急として第二の人生を歩んでいるみたいです。乗り心地は4年前に乗った国鉄時代の特急よりもはるかに良くなっているので、俺としては大歓迎。

 

黄砂と雨で、桜島を拝むことすらできないまま、終点の鹿児島中央駅へ到着。さらに、在来線の鹿児島本線に乗り換えて串木野へ。

 

・・・

 

当初の予定では、この串木野で降りて甑島列島へ行く計画を脳内で組み立てていたのでしたがあいにくの雨。一応、フェリーの時刻や島についての情報はある程度調べていたものの、この雨では行っても楽しめそうにないよなぁ・・・と思ったので、臨機応変に行きましょう。

 

雨が降っても楽しめそうな旅と言えば温泉でしょう。雨に濡れる山間の温泉とか、風情があっていいですよね!

 

で、俺の脳内九州マップを速攻で検索したところ、新八代からさっきも乗った肥薩線(さっきは吉松→隼人)に乗って人吉温泉に行くのが時間的ベストという結果をたたき出してくれたので、川内(せんだい)へ移動・・・さっき吉松から素直に人吉に行けば1時間かからなかっただろ俺。まあ、乗りつぶしもあったし、島に行くつもりだったからしょうがないんだけど。

 

 

ここから肥薩おれんじ鉄道で・・・でと思ったのですが、都城→東京の普通乗車券を持っているため、新幹線に乗った方が千円ほど安いことが判明したので、新幹線に乗って新八代まで行き、新八代からは特急に乗り換えて・・・

 

 

九州横断特急、GWでめちゃ混みだったのですが、運良く座れたのは運が良かった。というか、今回の旅行は座席運にはかなり恵まれていたよなぁ。

 

で、人吉に到着。すっげー人www

 

このまま温泉に浸かってそのまま帰ってもいいけど、どうせだったら・・・ああそうだ、第三セクターくま川鉄道に乗ろうじゃあないですか。

 

 

実際に乗ったのはこれに連結された車両なのですが、どうでもいいですね。

 

この、くま川鉄道。当初俺は激流の球磨川に沿って切り立った渓谷の中をゆっくり突き進むような鉄道だと思っていたのですが、そんな路線では全然無くて、人吉から終点の湯前まで、人吉盆地の農村地帯を走り抜ける路線でした。これは俺のイメージだけど、雰囲気的には秋田の由利高原鉄道鳥取若桜鉄道が近いかも。

 

なので、観光という面から見ると、沿線の魅力的にはちょいと厳しいかなぁ・・・実際に、第三セクターの鉄道の中では経営は悪い方に分類されるらしく、今後の動向が気になる路線ではあるのですが。

 

まあ、それはともかく乗ってみましょう。

 

人吉駅で唯一残っていた駅弁、鮎寿司を食べながら周辺を目指しましょう。

 

 

まんま鮎かよwww 頭からしっぽまで付いているしwww 全部いただきました。美味しかったです。

 

で、終点の湯前駅に到着。

 

 

名前は「湯前」ですが、目の前に温泉があるわけでも銭湯があるわけでも、まして温泉が噴き出しているわけでもなく、湯前町の中心にある普通の駅。

 

もしかしたら温泉でもあるんじゃねーのみたいなつもりでやってきたのですが、終点の湯前駅周辺には観光地らしい観光地がないときた。大雨なので駅で待機してようかと思ったけど、帰りの列車が出るのは1時間以上・・・よし、周辺散策と行きますか。

 

・・・

 

適当にぶらつくこと30分弱、神社があるという情報を得たので早速そこへ・・・

 

 

里宮神社。いつも思うけど、西日本の神社ってどこへ行っても立派な建物が多くて本当にすごい。

 

なんでも話によれば、ここは湯前城趾だそうな。雨が降ってて何も見えないけれども、確かに眺めはよさそうだ。なるほど。

 

・・・っと、時間が来たので湯前駅に戻って、くま川鉄道で人吉へ戻りましょう。

 

 

調べてみると、駅からちょっと離れたところに雰囲気の良いオススメの共同浴場があるらしい・・・が、時間もないしそれ以前に雨がすごい! 行きはいいけど帰りもこれだと嫌だなぁ・・・と思ったので、駅周辺の宿でお風呂だけでもOKというところを探してみますか。

 

の前に・・・

 

 

国宝・青井阿蘇神社。別にブルーじゃあないんですが<罰が当たるぞww

 

軽くお参りをした後、駅の近くにあったホテルの温泉に入ることにしました。

 

 

朝陽館。こういう天気なので、駅から近いだけでもポイントが高いのですが、入浴料も安かった(300円ぐらいだった)し、肝心の温泉もよかったですよ! 不満点を一つあげるとしたら時計がなかったから落ち着いて入れなかったぐらいか・・・

 

温泉に浸かって汗を流し、駅でビールを買って帰りましょう。帰りは各駅停車の旅ですよ・・・おおっと、普通列車と思いきや、観光列車が普通列車として運用されているのですか、これはありがたい。

 

 

「いさぶろう・しんぺい」見た目は普通のローカル線を走る気動車なのですが・・・

 

 

車内が豪華。これも確か水戸岡鋭治氏による物だったと思う。こういう仕事ってすごいなぁ・・・

 

 

こんな感じでカウンターも用意されていたりと、遊び心あふれる車内なのですよ。

 

・・・

 

帰りは球磨川の流れを酒の肴に鉄道旅行。最高ですね!

 

 

そうこうしているうちに終点の八代に到着。新八代から3/12に開通したばかりの九州新幹線に乗り換えてあっという間に小倉へ到着。新幹線速いよ、速すぎだよ! 熊本から1時間で小倉だよwwww

 

 

無事、小倉に到着したのでした。

 

小倉では、高校時代の友人のka_corpのお宅にお邪魔し、無事に一日が終わったのでした。

 

次回は「せっかくだから福岡の離島へ行こうぜ!」をお伝えしましょう。

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