翌日。やっぱりここは高知に来たからには・・・何か無いかなと探してみたら、ああ、あるじゃないですか。路面電車が。
と、よくわからない理由で、朝っぱらから意味もなく、路面電車に乗ってみました。
調べてみると、高知市内を縦断する3km程度の短い路線と、横断する12km近くもある長い路線があるそうで、今回は時間もないので短い方だけに乗って見ることに。
10分ちょっとで終点の桟橋五丁目電停に到着。
あれ、噂によればこの電停。誰がどう見ても路面電車の乗り場とは到底思えないほどの場所と聞いていたのに・・・と調べてみたら、半年ぐらい前にリニューアルされたそうだ。なるほど。
特にやることもなかったので、近くをちょっとだけ散策して帰りの路面電車で駅へ・・・と思ったら、うお、途中のはりまや橋で曲がりやがったｗｗｗｗ慌てて乗り換え申請を出して途中下車し、後から来た高知駅行きに乗車。いやいや、びっくりしたさ。まあ、乗り換えの方法もわかったから、楽しかったぞ。
特急しまんと。これに乗って窪川という駅まで行きましょう。
ほとんど、水田の広がる絵に描いたような田舎風景のところだったけど、時たまこんな感じの海沿いを走ったり・・・で、到着。
乗り換え時間が40分という、いちばん中途半端なパターンだったので、駅前を軽く散歩。
日曜日の午前中だからと言うこともないんだけど、悪く言えば寂れた、よく言えばとっても静かな街でした。のどかで良いじゃないですか。
おっと、宇和島行きの予土線の発車時間が迫っている・・・
正確には、隣の若井という駅までは「土佐くろしお鉄道」なんですが、そんなことはどうでもいいですね。
この予土線。予想を遙かに上回る、とんでもない山奥を走り抜ける路線でした。
これ、中央に見える茶色い部分が、ループ線の下の部分だったりします。てか、山しか無いぞｗｗｗ
でも、いわゆるJR東の山田線や岩泉線、JR西の三江線のような、山の中をのんびり進むような路線ではないんですね。というのも日本鉄道建設公団が作った高規格路線なので、どちらかと言えば三陸鉄道の北・南リアス線のような、山があったらトンネル、谷があったら橋で渡って、とにかく最短ルートで街と街を結ぶ！ みたいな路線で、軽快にかっ飛ばしていきます。
そのおかげで、車窓の左右どちらにも四万十川の上流の素晴らしい絶景を眺めることができるのは良いね。トンネル多いけど。
途中、半家という駅に到着。読めますか？
半家-HAGE-
江川崎駅からは、歴史も古い路線になるので、いわゆるローカル線な感じになります。
うお、グレードがかなり下がったなｗｗｗｗ
そして・・・
宇和島駅。徳島の時よりも天気が良かったので、よりいっそう南国らしさが出ていますね。
駅前の観光案内や近郊地図を見てみると・・・うおっ、離島航路で日振島などの島に行けるのかっ！ 行きたいけど・・・それ行ったらもう今日中には帰れないよなぁ。残念だけど諦めて市内観光にしよう。
鬱蒼と生い茂るジャングルのような山を登っていくと・・・
宇和島城。小さいですが、いいじゃないですか(あとあと知ったんですが、現存天守だそうです。当時はまったくありがたみがわからなかった)
200円支払い、一番上へ。
・・・ってかこの城、何にもないなｗｗｗｗ
もう少し入場料を安くしても良いかもしれない(←当時は現存する天守閣という事実を知らなかった罰当たり)。
でも、眺めが良かったので損した感じは全くなかったかな。
よし、戻るか。
郷土資料館っぽい建物があったので（こちらは入場料無料）、軽く立ち寄り、中のお爺さんと軽くだべり・・・
なぜか大漁旗が掲げられているさわやかな感じのアーケードをくぐり・・・あ、途中で飯を
なんの魚かわからないけど、魚がメチャクチャ美味かった！
．．．が、この店特有なのか、この地方特有なのか、この白い味噌汁は俺の口には合わなかったな。残念だ。
まあ、魚と右上の煮物が旨かったので全然問題なし！ はるばる来たかいがあったぜ！
と、怒濤のように宇和島観光を終え、俺の仕事が待つ高松方面に戻ることに・・・
特急宇和海に乗って松山へ。
このミカン畑の風景が、愛媛県らしいね！ さすが、水道の蛇口をひねればポンジュース(?)
松山で特急を乗り換え・・・
「特急いしづち」だったかな。見た目通りのけっこう速い特急でした。
怒濤の四国旅行で疲れが溜まっていたのか、途中は半分ぐらい寝ていたけど、それでもビューポイントはしっかりチェック。この瀬戸内海の感じが素晴らしい。
そして・・・
坂出に到着。一周終わりー。
あ、ついでに前回坂出に来たときも食べた駅のうどんを今回も食す俺。会社のいろんな人が「坂出駅のうどんは絶品！」と、四字熟語で言うところの異口同音で、みんながお勧めするこのうどん。俺からも超おすすめ。亀城庵（注：現在店舗は閉店してしまいました残念！）
野菜かき揚げうどん。かき揚げでけぇｗｗｗｗ
うどんも一級品。これでもかというぐらいコシの強い讃岐うどんはクセになる味です。
・・・
とまあ、こんな感じの四国一周旅行でしたが、いかがでしたでしょうか。あ、お前電車しか乗ってないじゃん？ ごもっとも・・・というか、あんまり鉄道路線の近辺に観光地が無かったのと、今回はJR四国の乗りつぶしをかねての行程だったから、これはしょうがなかったかな・・・
今度四国に行ったときは、もう少し腰を据えてゆっくり落ち着いて伊予の温泉に浸かり、讃岐のうどんを啜り、土佐のカツオを貪り食い、阿波の渦潮に飲み込まれてこようかと思ってます！
