実家でリモートワークをしていた平日の水曜日のこと。
せっかく1年ぶりの関東なのに、平日を仕事でつぶしてしまうのは勿体ない・・・! と思ったので急遽、午後半休を取得し、新横浜駅周辺にここ数年の間に新規開業した3つの路線をまとめて乗り潰してみることにしました。
その路線とは以下の3路線です。
・東急新横浜線
・相鉄新横浜線
・相鉄・JR直通線(これが正式名称らしい)
まずは実家のある飯能駅から、西武池袋線→東京メトロ副都心線→東急東横線を一気に快速急行Fライナーで乗り通し、武蔵小杉駅へ。
武蔵小杉駅で東急新横浜線に乗り入れる電車に乗り換えて少し行くと、日吉駅から新線区間となります・・・が、日吉駅を出た直後に地下に入るので、車窓的には特に面白味も無く、気がつけば新横浜駅に到着。
埼玉県の西の方にある飯能から、乗り換え1回でここまで来ることができるとは、これはすごいことなのでは・・・と思ったものの、今までもJR八高線と横浜線で普通に行くことができたので、よくよく考えてみれば飯能市民からすれば特に便利になったわけではないですね。
しかしながら、東急東横線沿線から東急の電車だけで新横浜駅に直結するようになったのは、間違いなく便利になったはずです(以前は、菊名で降りて1駅だけ横浜線に乗る必要があった)。
新横浜駅で東急と相鉄で事業者が変わるということは、ここで途中下車しても電車賃的には変わりないことに気づき、意味も無く降りてみます。
ここ最近できた新駅だけあって、デザイン的にも近未来感のある駅構内でした。
ちなみに、もともと新横浜駅には横浜市営地下鉄の路線があるためか、それより下層に線路が敷かれてある関係上、かなり深いところにホームがあります。なので、新幹線に乗り換えるにはそれなりに時間が掛かりそうなで注意が必要です。
再びホームに戻ると、相鉄線の海老名行きが来ていたので、それに飛び乗り、引き続き新線区間を走って行きます。
・・・
羽沢横国大駅を過ぎて、相鉄本線の西谷駅まで来ました。ここに来たのも何かの縁、降りてみましょう。
相鉄線は支線含めて10年以上前に完乗済みなので、この先は無理に乗る必要もありません。
軽く駅前を散歩してみました。左に見える高架は東海道新幹線です。
この辺は丘陵地帯に住宅地が広がっていて、坂も多くてチャリ的にはちょっと大変そうな感じ。小樽や神戸、呉、長崎などと同様に急な坂が多めで、やはり日本を代表する港がある雰囲気は感じられます(坂が多い街は海も深く、大型の船が接岸しやすいんだとか)。
このまま新幹線の線路沿いに歩いて羽沢横国大駅まで歩こうかとGoogleマップで調べてみたら意外と遠かったので、素直に西谷駅に戻って最後の路線の「相鉄・JR直通線」に乗ってJRの路線も乗り潰します。doveplusがあれば、このまま横浜の住宅街を颯爽とポタリングできたのに・・・!
相鉄の新しい車両は、どちらかというと関西圏の私鉄のカラーリングっぽいような。
なお、相鉄・JR直通線は他の2路線とは異なり、既存の東海道本線の貨物線を活用した路線であり、線路自体はかなり昔から存在していました。しかも、この貨物線を走る定期列車も1日数本ながらあるので、乗ろうと思えば乗れなくもなかったのですが、神奈川県の南西部の住人以外だと乗りにくい電車でもあり、ここに普通に電車が走るようになったのはありがたいですね(横浜羽沢駅と戸塚駅の間は相変わらず乗ることは難しいんですが)。
羽沢横国大駅を通過し、ほぼトンネルの東海道本線の貨物線を快走していくと、鶴見駅付近で本家の東海道本線(横須賀線?品鶴線?)に合流し、湘南新宿ラインとほぼ同じ経路で武蔵小杉駅へと向かって行きます。
とまあ、こんな感じで乗り潰し、その後は適当にぶらぶらと久しぶりの都内を散歩しつつ、最後にやってきたのは東京駅。
東京駅の丸の内口にあるKITTE丸の内の6階から、東京駅を眺めている図。
KITTE丸の内は東京在住だった開業当初からちょこちょこ買い物などで利用していたのですが、こんなところがあるとは知らなかった・・・人も少ないし、それでいて綺麗に管理されていて、なかなか良いところですね。
丸の内で残業しまくっているエリートサラリーマンが作り出す夜景をしばし堪能したあとは、KITTEの4階へ。
KITTEは語源の「切手」からもわかる通り、日本郵政グループが手がける商業施設でもあるので、郵便局に絡んだ展示もあります。その一つがこの、復元された旧東京中央郵便局の郵便局長室。室内はレトロな感じであり、さらに窓から見えるレンガ造りの東京駅がまた素敵。
その後、適当に実家の飯能へと戻ったのでした。