高松に住む高校時代の友人がそろそろ転勤で他の地域に引っ越すという事だったので、引っ越す前に最後、一緒に香川県の離島にでも行こうぜ! って流れになったので、ちょいと瀬戸大橋を渡って四国へと行ってきました。
しかし、なんと当日の香川県の天気はあいにくの雨。しかも濃霧がつくというおまけ付き。
瀬戸大橋からの眺め。霧が濃すぎて水面が見えないという有様。↑の写真で中央部分に棒みたいなのが見えますが、これ、坂出にある製油所の煙突の頭の部分だったりします。
丸亀駅に到着。ここで友人と合流です。
幸いなことに雨はほとんど降っておらず、時折小雨がぱらつく程度だったので、香川県の離島へ渡っても良いかなとも思ったものの、長年の経験と勘が「こういう日は船が欠航する可能性が高い」と語りかけてきたので、離島へ行くのはやめました。
代わりに友人の車があったので、計画には全くなかった山の方へとドライブすることにしました。
まず向かったのが、うどん県高松の中でもトップクラスに美味いと言われているうどん屋、谷川米穀店です。
なんで米屋がやってるうどん屋が人気あるんだよ! と突っ込みつつも、現地に行ってみると11時半だというのにこの行列。40分ほど待機し、いざうどんとご対面。
これは美味い! 適度にコシがあるうどんに醤油と青唐辛子を振りかけて食べるのですが、実においしいです。うどん小が150円、大が280円という値段もお手頃でいくらでも食べられそうな感じでした! (オススメは冷ですね。3玉食べました)
ちなみにこの店、日曜日は定休日で、しかも売り切れ次第終了なので要注意です。この時も12時すぎたあたりで既に売り切れていたので、それこそ10時半の開店と同時を狙うべきかと思われます。
うどんに満足した我々、次の目的地は四国の山深き渓谷にかかる吊り橋「かずら橋」に行くことにしました。というか、かずら橋にアクセスするための酷道こと、国道438号線&国道439号線が目当てだったりするんですが。
適当に国道438号線を丸亀市内から走り続け、徳島県に入ってからはJR徳島線→土讃線沿いに進み、そして祖谷口駅の近くから祖谷方面へと入っていきます。そしてしばらく進んでいくと、突然目の前に小便小僧が!
断崖絶壁にある小便小僧。オーバーハングしている岩の上に設置されているので、よくわからないけどとにかくすごいという感想でした。いったい何でこんなところにこんな物を設置したんだ・・・
休憩をかねて祖谷の渓谷をマジマジと眺めていたら、小僧の向いている先にホテルらしき建物が見え、さらのそこからケーブルカーらしき乗り物が見えるじゃあありませんか。
そのケーブルカーに興味が出てきたので、友人に聞いてみると、なんでもそのケーブルカーを使って谷底にある露天風呂へとアクセスができるとのこと。これはもう行くしかなくね? と思ったので、そのホテルに行ってみました。訪問したのはホテル祖谷温泉。
日帰り入浴できるかと聞いてみたらOKという返事を得たので、さっそくケーブルカーに乗って温泉へ行ってみました。
案内されるがままにケーブルカー乗り場へ移動すると、ちょうどケーブルカーがやってきました。
遥か先の谷底にあるのが露天風呂。線路の長さは250メートルですが、高低差がなんと170メートルもあるとのこと。ここまで傾斜が急なケーブルカーは見たことがありません。
乗車すると運転手がいるわけではなく、代わりに誰かがこのボタンを押すと発車します。エレベーターの一種みたいな感じといえばそんな感じ。
さあボタンを押して出発進行!
急斜面をゆっくりと降りていきます。250メートルを5分かけて降りていくので、計算上は3km/hってところでしょうか。かなりゆっくり行くのでもどかしさはあるものの、周りの景色は素晴らしく良いので全く気になりません。
ちょうど良い時期に来たのでは?
・・・
谷底に到着。下から見上げてみると、すごい急斜面であることがわかります。
そして肝心の露天風呂は、これが日本三大秘湯にノミネートされているだけあって、とても良い温泉でした! 39℃前後の源泉掛け流しのアルカリ性単純硫黄温泉で、ちょっとぬるめの湯とはいえ、温泉に浸かってしばらくすると全身に細かい泡がついて、これが実に気持ちが良いのです。天然の温泉での炭酸泉っぽい温泉は珍しいので、ケーブルカー抜きにしても良い温泉だと思いました。
しかも、ぬるめのお湯なので「あんまり身体が暖まらないなぁ」と思っていたのに、20分ほど入浴していると身体が温まっていき、入浴後も意外と身体が温まった感覚が続くというのもまた不思議な感じでした。
というところで切りが良いので続きは後ほど。