NISHISAITAMA PROJECT

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雨の中のかずら橋! そして今年も乗りますサンライズ

期待以上のホテル祖谷温泉に満足した一行が次に向かったのが、祖谷はもとより、四国を代表する観光名所のうちの一つである「かずら橋」です。

 

かずら橋をざっくり説明すると、木材やツタだけで作った吊り橋で、話しによれば、平家の落ち武者が追っ手から身を守るため、あえて落としやすい橋を架けたとのこと。自分が渡ったあとにすぐ橋を落とせば自分は逃げられるという事らしいですね。

 

そのような橋が四国の山深き渓谷に架かっているとのことだったので、行ってみることにしました。

 

 

 

 

完全に風景に溶け込んでいます。渡ってみましょう。

 

 

吊り橋渡るだけで550円(さらに駐車場代が最低でも300円)とか高くないか!? とか思ったのですが・・・

 

 

思ったよりもワイルドな造りです。しかもこの日は雨も降って足場が悪かったのでスリル満点。この手間がかかりそうな施設を維持するためなら550円でも納得。

 

日本各地に点在する観光地の多くは「スリル満点」と謳いながらも、実際はたいしたことがないのですが、ここは良い具合に危険で良かったです。まあ、仮に足を踏み外しても落ちることなく股間を強打するぐらいで済むとは思いますが、間違いなく手にしている携帯やカメラは助からないでしょう!

 

無事にかずら橋を渡りきったところで、すぐ近くに滝があることが判明。滝があったら基本はお立寄りです。

 

 

琵琶滝。そこまで落差はないものの、適度な滝壺もあって感じの良い滝ですね。今日は雨だったから水量が多かったというのもあったかな?

 

ここは平家の末裔が、故郷の京を思い出しながらここで音楽を奏でたとか。西の方はこういうさりげないところにも深い物語が残されているので、大変興味深いです。

 

そろそろ高松に行かないと帰りのサンライズに乗れないので戻りましょう。

 

 

日本三大酷道の一つに数えられている国道439号、通称ヨ・サ・ク。今回は東・西祖谷山村の集落を抜けるだけだったのでそこまで酷道感はなかったものの、一般的な国道では見ることができない酷さは至る所に点在していました。

 

 

落合の集落で少し寄り道してみました。

今日はずっと天気が悪かったので、展望的にはイマイチでしたが、こういう霧がかかる山村の風景もこれはこれでいいじゃあないですか。天気が悪いからこそ出会える風景ですね。

 

この後はほぼ休みなく高松まで走り抜け、駅前の居酒屋で軽く打ち上げして解散。

 

・・・

 

そして今回の旅のもうひとつのメインイベント。サンライズ瀬戸に乗車の時間がやってきました。

 

サンライズ瀬戸は記憶が正しければ既に3回乗っているのですが、夜行列車は何度乗っても楽しいもので、今回もわくわくしながら乗車してきました。

 

 

乗り込みましょう。

 

 

今回もB寝台シングルです。ソロでも良かったのですが、荷物が多かったので少し広めのB寝台シングルをチョイス。

 

ところで、サンライズ出雲を始発の出雲市から乗る場合は駅前の温泉に入ってから乗車できるので、個室で温泉後のビールを楽しむことができるのですが(詳細は昨年の該当記事を参照願います)、高松は駅前に温泉や銭湯などがないためにこれが楽しめません。しかしサンライズにはシャワー室が用意されているので、高松からの乗車でも、熱々のシャワーを浴びた直後のビールを楽しむことができるのですね! というわけで、乗車と共にシャワーカードを確保しに行きました。

 

 

サンライズというか寝台夜行列車には何度も乗ってますが、シャワー使うのは初めてだったりします。そういえばカシオペアに乗った時、シャワーカードを買おうとしたら目の前で売り切れた苦い思い出が・・・でも、今回は無事にシャワーカードが手に入ったので問題ありません。

 

車掌さんの検札が終わったところを見計らってシャワー室へとダッシュ! 一番風呂ならぬ一番シャワー!

 

 

シャワーカードをカード読み取り機に読み込ませると、6分間のシャワーを浴びる権利が与えられます。

 

 

ちなみにシャワーを浴びている間にストップボタンを押せばシャワーが止まり、その間はカウンターも止まるのですが、そのまま外に出てしまうと二度とシャワーが使えなくなるらしいのでご注意を。

 

また、シャワールームにはボディソープとリンスインシャンプーは用意されていますが、タオルは用意されていないので、タオルは持っていきましょう。

 

・・・

 

走行中の電車の中で浴びるシャワーという、今までに体験したことがない不思議で楽しい6分間を堪能し、次に自分の個室に戻ってシャワー後のビールを堪能する俺。

 

 

居酒屋サンライズ瀬戸、ただいま開店です。ちょうど瀬戸大橋にさしかかったところだったので、足下にはおそらく大海原が・・・見えませんが。

 

高松駅で買い込んだお酒を浴びるように飲んで気がついたら熟睡していました。何度でも書きますが、夜行列車は本当に楽しい! 気軽に乗れる夜行列車がサンライズぐらいしかないのが本当に残念すぎます・・・

 

 

翌朝、定刻通りに東京駅に到着し、今回の四国旅行が無事に終わったのでした。天候に恵まれなかったけれども、逆にそれはそれで良かったと思うし、久しぶりに友人にも会えたし、サンライズにも乗れたので満足!

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