NISHISAITAMA PROJECT

傘 傘傘⊂⊃/ ̄\ ⊂⊃ 傘傘傘傘

遠賀川の自転車道を走って飯塚へ

前回からの続きです。

 

さて、最後の最後に室木線の遺構である新幹線建設現場跡地も見ることができ、満足できたところで、この後はどうしましょうか。

出発前の計画では、ここから新幹線の線路に沿って西へと向かい、東郷駅の近くにある温泉にでも入ってから帰ろうかと考えていたのですが、この35℃に迫る気温の中、山を越えて温泉に入る意欲など完全に失せてしまい、別案として考えていた宮若市、旧宮田町方面へと向かうことにしました。



ここを過ぎれば宮田町の中心地。


宮田町と言えば、こちらも以前は宮田線という鉄道路線があり、室木線の廃線跡巡りをしたならば、セットで宮田線廃線跡巡りもやってみればネタ的に楽しめそうですけど、身の危険を感じるレベルの蒸し暑い天気。

あまりの暑さに、廃線跡巡りをする気力も無くなってしまい、できるだけ楽な道を使って筑豊本線の適当な駅へと向かうことにしました。



犬鳴川といえば、上流にある犬鳴ダムやその周辺がオカルト方面で有名ですね。数々の都市伝説は、ほとんどが作り話のようですけども。



犬鳴川の堤防脇にあった木陰で一休み。暑い時期でも日陰は涼しいのが助かります。

その後も「この辺に磯光駅があったのでは・・・」みたいな場所を見つけつつも、視界が揺らぐほどの暑さに写真を撮ることすらめんどくさくなってしまい、気がつけば筑豊本線の線路を乗り越えてました。



折尾~飯塚は複線で電化され、本線と呼ぶにふさわしい風格のある路線でもあります。

まあ、宮田線を含む無数の支線や引き込み線が現役で、炭鉱で盛り上がっていた頃は、今とは比べものにならないぐらいに賑やかな路線だったとは思いますが・・・



筑豊本線と共に流れる遠賀川を渡ってみます。
というのも、遠賀川には飯塚直方自転車道・直方北九州自転車道などといった、いわゆるサイクリングロードが整備されていることを思い出し、お試しで軽く走ってみることにしました。

www.pref.fukuoka.lg.jp


上流の飯塚方面に行くべきか、下流の折尾方面に行くべきか、しばし考え、追い風に乗っかりたく、飯塚方面へ向かうことに。



先週走った筑後川サイクリングロードに比べて整備が行き届いているようで、なかなか走りやすかったですね。



飯塚市に入りました。



こちらは筑豊本線の鉄橋。
あと10分程度待てば、鉄橋を渡る電車が拝めるようでしたけど、立ち止まると汗が滝のように噴き出してくるので、先に進みます。



しばらく走っていると、サイクリングロードの終点が見えてきました。

この近くには新飯塚駅があり、調べてみれば、待ち時間なしで博多行きの電車に乗れそうだったことより、この辺で撤収することに。というのも、海から離れるにつれて気温が高くなり、これ以上走り続けると本格的に熱中症の危険もありそうだったため、勇気ある撤退です・・・



新飯塚駅に到着。

新しそうな駅名だし駅舎も綺麗な感じですが、開業したのは明治35年だというから、かなり歴史のある駅です(駅舎は2001年に建て替えられたのと、元々は芳雄駅で、新飯塚駅に改名したのは昭和10年とのこと・・・それでも十分古い)。



そして、福北ゆたか線の電車に乗って帰りました。



新飯塚駅から分かれる後藤寺線の線路。後藤寺線は記憶が正しければ2回しか乗ったことないし、久しぶりにまた乗ってみたい路線でもあります。漆生線の廃線跡巡りをやってもいいし、船尾駅のセメント工場を眺めてみるのも楽しそうです。



本日の走行距離は約32km(帰り際、ヤボ用があって吉塚駅から天神経由で自宅まで12kmぐらい追加で走ってる・・・)。気候が良い時期なら、この倍ぐらいは余裕で走れるのですけど、気温35℃に迫る酷暑の中では、これが限界ですね・・・まだ7月上旬だというのにこの暑さ、さすがにちょっと暑すぎでは。

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