11月下旬の3連休。秋も深まってきて涼しくなってきたところで天気も良いと、最高の温泉日和のように見えたので、近場の温泉にでも行ってみることにしました。というか、普通に寝坊してしまい、遠出できなかったというのもあります・・・
今回向かった先は、福岡県筑後市にある船小屋温泉です。県内とは言え福岡市内の筑前と筑後では「国」が違うし、あんまり近場ではないかもしれません笑
自宅最寄りの西鉄の駅に移動し、そこから西鉄電車に乗って南下していき、降り立ったのは西鉄中島駅。

西鉄も久留米から先は、まだ数えるぐらいしか乗ったことが無く、この辺は未開の地が多いですね。
利用客もそこそこいて、がっちりした立派な駅にも見えますが、普通(各停)しか止まらない小さい無人駅だったりします。
日差しが心地よく、ほぼ無風状態というベストコンディションでもあり、有明海でも眺めてみようかなとか思って地図を見てみたら、西鉄中島駅から海までは距離があることが判明。素直に本来の目的地の船小屋温泉を目指していきます。
西鉄中島駅のすぐ裏手には、矢部川が流れています。いや、流れてはいないか・・・
川というよりも、干潟とか汽水湖とかそんな雰囲気ですね。
では、矢部川沿いの土手を上流に向けて走って行きます。この道路はサイクリングロードなどではない、一般的な河川管理道路でもあるのですが、車はそんなに来ないし、バイパスや大通りとの交点は立体交差や信号などが設置されていて、ストレスなくサイクリングを楽しむことができると思います。なかなか良い道ですね!
この手の川沿いの道は、交通量の多い国道やバイパスとを越えるのに一苦労することもよくあるんですけど、こういう感じでくぐり抜けることができるあたりはポイント高め。
しばらく進んでいくと、矢部川の土手に交わる謎の土手というか築堤が見えてきました。
近づいてみましょう。
国鉄時代の鉄道を知っている勘のいい人なら気づいたかもしれませんが、こちらの築堤は、かつてこの界隈を走っていた国鉄佐賀線の廃線跡だったりします。当時はここに矢部川の鉄橋があったらしいのですが、鉄橋に関連する痕跡は全く残っていませんね・・・
こちらの国鉄佐賀線の廃線跡は、近いうちに始点から終点まで巡ってみたいところ。
そんな国鉄佐賀線の廃線跡を越えると、今度は現役の鉄道路線が見えてきました。
九州を代表する鉄道路線である九州新幹線と鹿児島本線の線路ですね。ただまあ、在来線に至っては西鉄天神大牟田線に完全に負けていて、あんまりやる気が感じられないのがいかんせん残念ポイントではありますが・・・
せっかくなので、線路際にある駅にも立ち寄ってみましょう。
筑後船小屋駅!
新幹線開業時に新設された筑後船小屋駅を中心とした周辺は大きな公園として整備されており、そんな公園の敷地内を1.5kmほど矢部川の上流に向けて進んでいくと、今回の目的地の船小屋温泉が見えてきます。なお、公園内は自転車走行禁止ゾーンが点在しているため、チャリの場合は迂回した方が良いかもしれません(おそらく、地面が赤くなっている箇所は進入禁止)。
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公園の脇の一般道をdoveplusで走って行くと、立ち寄り湯でもある「川の駅船小屋 恋ぼたる温泉館」にたどり着けます。

向かいには無料の足湯もあり、ここで泉質も確認可能です。
茶褐色の強い温泉で、よく見ると温泉の成分が結晶化していますね。なんでも、マグネシウム・ナトリウム・カルシウム炭酸水素塩泉で源泉掛け流しという、いろいろ豪華で贅沢な温泉のようです。これは期待できそう。

早速入ってみたところ、室内はそこまで広くなくサウナもないのですが、内湯も露天風呂もいい感じに広くて快適でした。成分の一つである炭酸泉は、身体に負担をかけること無く長時間ゆっくりと浸かっているだけで、全身が温まってくるのが良いですね。まあ、最近のスパ銭によくある身体全身に気泡がつくような人工高濃度炭酸泉ではないので見た目の炭酸感はあんまり無いですが、炭酸泉で身体が温まっていく実感はできると思います。
あとは、温泉の香りが独特で、これは好みに分かれるかもしれません(臭いわけでは無い)。入っているうちに慣れてきますが笑
露天風呂を中心に全体的に温度が低めな点は夏場でも楽しめそうなので、今度は真夏にでも改めて訪問してみましょう。
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温泉に1時間以上入っていたら満足してしまったため、今日はこの辺で帰ることに。実は、もう少し先に船小屋温泉の温泉街があり、いくつか見所もあったようなのですが、完全に見落としていました・・・まあ、チャリを買い換えたら改めて「やりたいこと」もあるんで、その時にでも確認しましょう。
で、その「やりたいこと」とは何かといえばこれ。
矢部線の廃線跡を転用した道路。
というのも船小屋温泉の北、2kmぐらいのところに国鉄矢部線の廃線跡があり、こちらも廃線跡巡りをやってみたいと前々から考えていたのです。廃線跡を通って終点の黒木駅まで行き、帰りは矢部川の土手を走って船小屋温泉まで戻ってくると、〆で温泉にも入れてよさげなので、近いうちに実行したいなぁ・・・
筑後船小屋駅の隣、羽犬塚駅から輪行で帰ります。羽犬塚駅が、先ほど登場した矢部線の起点でもありました。
羽犬塚駅はかつては特急停車駅で、今でも鹿児島本線の始発もあるし、古くからの街もあるんで、新幹線の駅を作るなら船小屋駅より羽犬塚駅だったのでは・・・とも思わなくも無いんですが、真相は謎のまま(筑後船小屋は温泉街があり、ホークス関連の施設が多いからってのはありそうだけど、政治の力が働いただけのような気がしないでも無い)。
そして、定刻通りに出発した、始発の鹿児島本線の快速に乗って帰りました。帰り際、博多駅より先で人身事故があり、危うくダイヤの乱れに巻き込まれる前に最寄り駅に到達できたのは幸いでした・・・!