前回からの続きです。
荒尾市電の廃線跡巡りを終えたところで、本日の走行距離は10km程度。調子が悪いdoveplusとはいえ、まだまだ全然行けそうなぐらいには元気もやる気もあるので、帰りは別ルートで大牟田駅まで帰ってみることにしました。
荒尾市電の終点だった緑ヶ丘駅から数百メートルほどのところには、グリーンランドという遊園地があります。
九州の人にはおなじみの遊園地らしく、話には何度か伺ってはいたのですが、実際に来てみるとジェットコースターもいくつかあるし、普通に大人でも楽しめそうな感じ。
一時期、関東近辺の絶叫系ジェットコースターにシングルライダーしていたこともあったぐらいで、入場料不要で乗り物に乗るときのみ支払うタイプのジェットコースターだったら乗っても良かったかもしれません。
中には入らずに、先へと進みます。
グリーンランドやそれに併設されているゴルフ場の敷地の縁を反時計回りに進んでいくと、「万田坑→」という案内板が目にとまったので、行ってみることにしました。
どうやら、三池炭鉱の坑口の一つである万田坑を見学できるらしい・・・入ってみましょう。
チャリを駐輪場にくくりつけ、入坑券を購入して有料ゾーンへと入ってみます。
ちなみに、万田坑ステーション内にある展示室に限り、無料で見ることが可能です。時間の無いときはここだけチェックするのも一つの手。
この先は有料。
入り口でガイドの人が、順路や見所などを一通り解説してくれるので、ここで前提知識を身につけておくことができます。
はじめにお話を聞いておくと、ただ眺めているだけでもいろいろと見えてくるものが出てくるので、なにげに、最初の説明ガイドは助かりました。
トロッコ軌道のデルタ線が特徴的なこちらの建物は「職場」。
ここで機械などのメンテをやっていたようで、当時使用されていた工具などがそのまま展示されています。
見ての通り、隙間風が入るような建屋でもあるためか、全体的にさび付いてしまっているんですけど、これはこれで趣もあって悪く無いです。
白くて大きな鉄筋の塊が万田坑のシンボルとも言える第二竪坑櫓で、手前のレンガ造りの建物はいわゆるポンプ室。
ポンプ室の中には扇風機のようなものがあるらしく、それで坑内の空気を吐き出していたとか(風を送るのではなく、坑内から外に向かって風を出していたらしい)。
ポンプ室の裏側の建物の中を進んでいくと・・・
小さい浴場があります。
浴槽が2つあるのは、先に片方の浴槽で汚れをがっつり落としてから、もう一つの方に改めて浸かるためだったとか、そんな説明書きがありました。というか、小さい旅館の大浴場レベルなので、炭鉱で働く労働者の人数を考えれば、ゆっくりなんて浸かれないような気がしますが。
第二竪坑櫓の真下までやってきました。現役時代は、ここから地中奥底までリフトで下っていったのでしょう。
これは制御室かな。当時のオペレーションを生で見てみたいところ・・・
トロッコ軌道の上にあった謎の乗り物。これは一体何に使ったんだろう・・・こういうとき、ガイド付きで案内して貰えるといろいろ質問できて良いんでしょうね(1時間おきにガイド付きツアーも開催しているらしい)。
続いてやってきたのが、炭鉱電車の展示。
「電車がある」というから、一般的な通勤電車でも飾ってあるのかと思いきや、置かれていたのは機関車でした。ただ、かなり綺麗に整備されていて、しかも日によっては数十メートルとはいえ、実際に動いているシーンを見ることができるらしいです。
もちろん「電車」ゆえに、当然ながら電気で動くわけですが、今は架線が無いのでバッテリーで動作させているようです。
片方の車両には中にも入ることができます。
だだっ広い選炭場の跡地を抜けていった先には、かつては第一竪坑櫓がありました。
今はもうないのですが、これは万田坑が廃坑になった際に同じ三井グループの炭鉱である北海道の三井芦別炭鉱に持って行ったとのことで、現在はその土台だけが残されていました。
そういや、荒尾市電の廃線跡巡りをやっていたときは天気が良かったのに、急に天気が悪くなってしまったけども、これはこれで雰囲気あって良いですね笑
最後に入ったのが第二竪坑巻揚機室。
ここも当時の状態で残っていて、それもつい最近まで稼働していたのでは無いかと思われるぐらいには、かなり良い状態で整備されていました。
これにて見学終了。無料展示室を含めて、1時間ぐらいで見て回ることが可能なので、ふらっとたちって見学するにはちょうど良い量でしたね。
・・・
さて、引き続き大牟田駅まで移動しましょう・・・と思ったのですが、少し長くなってきたので続きは次回へ。