前回からの続きです。
翌日、少し早めに起床できたこともあり、東室蘭駅から室蘭駅方面までちょろっと室蘭本線に乗ってみましょう。この区間は一度乗ってはいるのですが、前回は今は亡き夜行急行はまなすで訪問したついでの早朝に半分寝ぼけてて乗っていて、ほとんど記憶が無かったので改めて乗っておきたかったのです。
平日の朝なので通勤客で(北海道にしては)混んでいます。しかも、このあと通学客が大量に乗ってきて大入り満員となりました。とはいえ、1両編成なので満員でも乗客数はたかがしれているとは思いますけど。
室蘭本線は長万部から東室蘭や苫小牧を経て岩見沢へ抜けるJR北海道の幹線であり、そんな室蘭本線の東室蘭駅から、おまけのように枝分かれしている支線がこの今乗車している区間。本線にくらべて駅間隔が短く、あっという間に終点に到着してしまいそうなので、一駅手前の母恋駅(Bokoi sta.)で降りてみることにしました。
母恋駅。駅名も良いし、駅舎の雰囲気も古き良き北海道の小さい駅舎っていう感じが素敵ですね。
母恋駅から終点の室蘭駅までは2kmに満たない距離しかないので、終点までは歩いてみます。いつもなら、折りたたみ自転車のdoveplusがあって、それにまたがって20kmぐらい先の駅までひとっとびできるんですけど、さすがに今回は持って来ることは不可能だったので、久しぶりの見知らぬ土地のお散歩開始です（関係ないけど、飛行機輪行って一度やってみたいところではあります）。
室蘭と言えば日本製鉄の室蘭製鉄所を中心とした関連企業がある工業都市で、海沿いには工場がたくさんあり、そんな工場の脇をひたすら歩いて室蘭駅へ向かいます。
室蘭港フェリーターミナルです。が、半年前(2022年1月末)に運行休止してしまった模様。自転車的にはフェリーが最も使いやすい交通機関なので、こうしてフェリー航路が廃止されていく現状はちょっと悲しいですね・・・（フェリー廃止情報は鉄道に比べて積極的にニュースなどでも配信されないので気がついたら廃止ってのが多そう）
と、そろそろ宿に戻りましょう。
室蘭駅へ小走りで向かいます。
東室蘭までの切符を買って、乗車します。
まだまだ通勤通学時間帯だったこともあり、それなりに混み合う室蘭本線に乗って宿のある東室蘭駅へと戻って荷物を回収して、レンタカーに乗り込んだらドライブ開始。
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まずは今まで行ったことのないところということで、室蘭からそこそこ近くにある支笏湖に行ってみることにしました。この辺は火山が多いからか、カルデラ湖もあちこちにあって、一つぐらいは近くで眺めておきたかったのです。
室蘭から下道を苫小牧方面へ走り、白老を抜けたあたりで山に向かって一気に駆け上がっていきます。いちいちスケールがデカくて自転車(というか、普段乗ってるdoveplus)だと気が遠くなりそうなぐらいの移動距離ですが、その辺はレンタカーでささっと移動しちゃいましょう。
道なりに走って行くと支笏湖が見えて来ます。ただ、支笏湖湖畔は有料の駐車場ばかりで停車して湖畔に降り立つ事ができず、ぐるっと半周ぐらいしてやっと無料の駐車場を発見。
周りの山々とのコントラストも良いし、それに全国有数の透明度を誇る湖だけあって、湖そのものも美しい。
ダム湖にはない雄大さがあります。ダム湖だと、どうしても急峻な山に囲まれた峡谷の川を堰き止めて作ることが多いので、こういう広々とした感じの湖はなかなかないんですよね。
支笏湖のメインの観光スポットは、ちょうどこの反対側の部分であることを考えると、支笏湖を十分堪能できたとは言いがたいところではありますが・・・まあいいでしょう。今度は温泉などを中心にまた訪問できたら良いかなと思います。
しばし支笏湖を眺めた後は来た道を戻らず、恵庭方面へ行ってみることにしました。
全く土地勘のない山の中を彷徨っていると、「白扇の滝→」という案内が目に留まったので、おたちよりしてみました。
V字に窪んだ少し変わった滝です。北海道の滝らしく、スケールも大きくて見事な滝でした。
そのまま道なりに進んでいくと次第に開けていき、そして登場したのがこちら。
漁川ダム。以前、道央〜道東周辺でダムカード集めをやっていたとき、どうしても訪問できなかったダムがこんなところにあったとは・・・！
ダムカードをもらって再び車に乗り込み、漁川沿いに降っていくと、やっと恵庭の市街地が見えてきました。
と、ちょうどお昼時だったので、この辺で北海道のラーメンでも頂きましょうか・・・と、思って国道を走っていると「ラーメンさんぱち」というラーメン屋を発見。さっそく突撃してラーメンを注文！
久しぶりの北海道の美味いラーメンに満足しました！ どうしても広島あたりのラーメンとなると、細麺が多く、こればかり食べているとたまにこういう食べ応えのある太麺のラーメンが食べたくなるんですよねぇ(まあ、探せば西日本でも北海道や関東のラーメンはあるんですが)。
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恵庭からは道東道沿いの下道を帯広方面へと進んでいきます。
しばらく石勝線の並走して車を走らせていると、石勝線の滝ノ上駅の近くに公園があり、トイレ休憩を兼ねて立ち寄ってみたら、この公園の近くにも大きい滝がある事が判明（そもそも滝の上という駅名が、そのことを如実に表している）。遊歩道を歩いて行くと、夕張川のど真ん中に、その滝がありました。
千鳥ヶ滝。洗濯板のような岩盤の裂け目を勢いよく流れ落ちていく滝は、これまた見事であり、そして他ではなかなか見かけないタイプの滝ですね。ちょっと滝までが遠いのが残念なところではありますが、逆に全景を一望できると思えば悪くないです。
といったところで長くなってきたので、続きは次回。
