NISHISAITAMA PROJECT

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周防佐山駅から防府天満宮へ

前回からの続きです。

宇部新川駅から宇部線に乗って向かった先は周防佐山駅・・・と言って、どこの駅か分かる人は地元の人ぐらいでしょう(宇部線に一度乗ったことのある自分ですら、初めて知ったというか完全に忘れてた)。周防佐山駅宇部線新山口駅から3つほど隣にある普段は地元の老人や高校生が使う程度の小さな無人駅です。



地図を確認すると、周防佐山駅のすぐ南を通る県道25号線を使うと、周防大橋を渡ってまっすぐ防府駅方面へ行く最短ルートであることがわかったため、この駅で降りたのでした。こういう鉄道旅行オンリーでは絶対に下車することのないであろう駅を有効活用できるのも、輪行旅の良いところだと思います。



周防佐山駅から防府駅の25km弱の道のりならば、長距離移動に向かないDovePlusでも楽しめそうなサイクリングコースかもしれません(いつもは50kmぐらい走ってますが)。



右側に見える小さい丘のような山が藤尾山公園で、その裏に周防大橋があります。



全長1km以上もある大きな橋で眺めも最高ですね。海に架かる巨大な橋の割に、しまなみ海道などでよく見られる橋の前後に急な上り下りがあるわけでもないので自転車でも余裕で乗り越えられるかと思います。

無事に周防大橋を渡りきった後は、そのまままっすぐ東へと進んでいきます。時間に余裕があれば海岸線を大きくまわっても良さそうですが、この時点で既に14時をまわっていたこともあり、最短ルートで防府を目指すことにします。こういうときは、もう少しスピードの出る自転車が羨ましくも感じつつも、輪行中のコンパクトさや駅での準備の手間を考えると、どっちをとるかってところになりそうです。



特に特徴も無い山口の農村とも漁村ともいえない住宅地を進んでいくと、防府市に入っていきます。ちなみに途中から交通量の多いメイン道路ではなく、裏道というか旧道を通ってみました。案外裏道の方が地元の車が飛ばしてきたり、運転がアレな老人が暴走したりするので危険だったりしますが(実際に交差点の止まれ標識を無視して突っ込んでいった老人がいた)。



少しだけ遠回りして本日2つめの大きな橋、佐波川の河口に架かる防府新大橋を渡ってみます。

そのまま干拓地っぽいところを抜けると防府市街地へと到達できます。

この時点で15時半。広島へ帰るにはちょうど良い時間帯になってきたこともあり、最後に防府天満宮にお立ち寄りして見ることにしました。防府天満宮は3年ぶり2度目の訪問となります。

ic-yas.hatenablog.com



天気が良いときに再訪したいと思っていたので、タイミングは良かったです。



やはり鮮やかな建物は天気が良いときの方が映えますね。

実はまだ行ってなかった初詣も兼ねて、さっそく今年一年の平穏で安定した生活を祈願してきました。



こちらは拝殿の隣にある春風楼。もう遅い時間と言うこともあって観光客もまばら。



天満宮といえば梅。しかし、ほとんど咲いていませんでした。一分咲きぐらい。



でもまあ、個人的には咲き始めのこの感じも悪くないんじゃないかとは思います。

一通り見学したところで時計を見ると、徳山から乗る予定の新幹線にジャストタイミングで接続している山陽本線の電車が来る時間が迫ってきていることが判明したため、急いでDovePlusにて防府駅まで即移動。こういうバスやタクシーを使うには近いけど、徒歩だと微妙に離れているような移動にこそ、折りたたみ自転車輪行が本来の力を発揮しますね。



小郡駅というか新山口駅が存在しなければ、おそらく新幹線はこの駅を通っていたか、あるいは防府天満宮の裏手当たりに新防府駅みたいな駅ができていたのではないかと言うぐらいには比較的大きめの駅。

そんな防府駅の駅前でDovePlusを輪行袋にしまい込んで、在来線と新幹線を乗り継いで広島へと戻ったのでした。

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